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お土産に最適なノルウェー雑貨を選ぶときに注意―ヘラジカとトナカイの違い

2014-04-08 | 先住民族関連
日刊アメーバニュース‎ -2014年04月07日 16時05分
提供:マイナビウーマン
北欧といえば、代表的な動物に「トナカイ」がいます。サンタクロースのペットをイメージする人も多いのではないでしょうか。北欧の北部では、先住民族のサーミ人が実際にトナカイを飼育しています。
下の写真を見てみてください。
両方ともトナカイに見えますが、実は、左側が「ヘラジカ」、右側が「トナカイ」です。
「え、同じに見えるけど、何が違うの?」と思われるかもしれませんね。しかし、鹿グッズの7~8割は「ヘラジカ」がモチーフなのです。
■ヘラジカとトナカイの違いとは?
ノルウェーのお土産屋さんでは、トナカイもヘラジカも、かわいいマスコットや文房具などのモチーフとして販売されており、人気のギフトです。ただ、日本人旅行者にとっては、この2種類の違いはちょっとわかりにくいでしょう。「トナカイ」だと思って、「ヘラジカ」を購入している人は意外と多いのです。
下の写真を見てみると、違いがもうちょっとわかるかもしれません。
「角」をよく見てください。巨大な角はオスの特徴で、左側のトナカイは上の方向に向かって縦に角が伸びており、右側のヘラジカは角が左右に向かって横に伸びています。
お土産屋さんではたいてい、角を見ることでしか二者を見分けることができません。旅行者にとっては見分けにくいので、気軽にお店の人に尋ねてみてください。ちなみにトナカイは英語で「reindeer/レインディア」、ヘラジカは英語で「moose/ムース」です。
■用途によってデザインが異なる!?
実は、トナカイ商品は本物の角や毛皮が室内インテリアの飾りとして販売されていることが多く、ヘラジカはぬいぐるみや文房具になっていることが多いです。つまり、かわいいトナカイのぬいぐるみというのは珍しいのです。
スウェーデンのFarg&Form社が発売するヘラジカブランド「MOZ」は、ヘラジカをかわいく商品化しています。カラフルな色合いも特徴的で、エプロン、鍋敷き、ブランケットなどの生活用品は、ノルウェーにあるお土産屋さんでも観光客に好評です。
スウェーデン人のTommy Karlssonさんがデザインした、デンマークブランド「Lene Lundberg」は、北欧雑貨好きの心をぎゅっとつかむようなアクセサリーを発信しています。まるで絵本から抜け出してきたかのような、カラフルで愛らしい動物のゆらゆらピアスの中から、紫色のトナカイを見つけました。
■食用としても重宝されている
ノルウェーでは、オーロラが観測できる北部トロムソや北極圏でトナカイに出会うことができます。野生のヘラジカにはめったに自然の中で出会うことはありませんが、「ヘラジカ横断注意!」の道路標識を見かけることもありますし、また首都オスロでは地下鉄が止まって「ヘラジカが線路に侵入したため、緊急停車をします」とアナウンスが入ることも。
ちなみに、ノルウェーではトナカイやヘラジカは食肉です。肉の煮込み料理やハンバーグをレストランでは食べることができるので、旅行予定のある人はぜひ思い出に注文してみてはいかがでしょうか。
●商品撮影店舗 店名:Audhild Viken 住所:Fridtjof nansens plass 2B (オスロ市庁舎前)
(文・写真/鐙麻樹)
http://news.ameba.jp/20140407-377/
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