先住民族関連ニュース

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アイヌ文化の粋230点 京都で企画展、伝統舞踊も披露

2009-11-24 | 日記
(北海道新聞11/24 06:46)
 アイヌ民族の文化を紹介する関西では初の大がかりな企画展「アイヌの美-カムイと創造する世界」が23日から、京都市中京区の京都文化博物館で始まった。初日は同館で「アイヌ文化フェスティバル」も開かれ、道内の団体が伝統の踊りなどを披露した。
 この企画展は先に函館と帯広でも開催。道外では唯一の巡回開催で、ロシアの2カ所の博物館と美術館が所蔵する工芸品など約230点を展示している。
 独特の文様が美しい樹皮の衣服や木彫りを施した刀、装飾品などは20世紀初頭に、ロシア人がサハリン(樺太)と日高管内平取町で収集した品。幕末の函館で活躍した絵師平沢屏山(びょうざん)がアイヌ民族の人たちを描いた珍しい絵画12点も公開され、北海道の歴史の一端を来場者に伝えている。
 展示は来年1月11日まで(月曜休館)。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/201679.html

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アイヌ文化の粋230点 京都で企画展、伝統舞踊も披露

2009-11-24 | 日記
(北海道新聞11/24 06:46)
 アイヌ民族の文化を紹介する関西では初の大がかりな企画展「アイヌの美-カムイと創造する世界」が23日から、京都市中京区の京都文化博物館で始まった。初日は同館で「アイヌ文化フェスティバル」も開かれ、道内の団体が伝統の踊りなどを披露した。
 この企画展は先に函館と帯広でも開催。道外では唯一の巡回開催で、ロシアの2カ所の博物館と美術館が所蔵する工芸品など約230点を展示している。
 独特の文様が美しい樹皮の衣服や木彫りを施した刀、装飾品などは20世紀初頭に、ロシア人がサハリン(樺太)と日高管内平取町で収集した品。幕末の函館で活躍した絵師平沢屏山(びょうざん)がアイヌ民族の人たちを描いた珍しい絵画12点も公開され、北海道の歴史の一端を来場者に伝えている。
 展示は来年1月11日まで(月曜休館)。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/201679.html

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森と生きるフォーラム:衰退する森、現状と対策--29日・早大国際会議場 /東京

2009-11-24 | 日記
(毎日新聞 2009年11月23日 地方版)
 衰退する日本の森の現状と対策を考える「第2回森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」が29日午前10時、新宿区西早稲田の早稲田大学国際会議場「井深大記念ホール」で開かれる。NPO法人「森びとプロジェクト委員会」が主催する。
 最近、紅葉を迎える前から、森が赤く色づいているとの報告が各地で相次いだ。広葉樹のミズナラやコナラが集団で枯死する「ナラ枯れ」で、貴重な生態系を守る上でも原因の解明と対策が急がれている。
 フォーラムでは、小川真・大阪工業大教授や宮下正次・同委員会理事らが現状を報告する。また、日本における木の文化について、浦川治造・東京アイヌ協会名誉会長と宮大工修業中のフランス人、ロア・ウイリアムさんが解説する。
 無料だが、事前登録が必要。問い合わせ、申し込みは同委員会(03・5692・4900)。
〔都内版〕
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20091123ddlk13040124000c.html

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金口木舌

2009-11-24 | 日記
(琉球新報 2009年11月23日)
 今から106年前の1903年、生きた人間を標本のように展示する見せ物小屋が、大阪の博覧会会場周辺に出現した。アイヌや台湾の先住民らと共に琉球人の女性が陳列・展示された
▼人類館事件と呼ばれるこの出来事を題材にした朗読劇「人類館」(作・知念正真(せいしん))が先週末、国立劇場おきなわで上演された。一人三役をこなす俳優津嘉山正種(つかやままさね)さんの迫真の演技に引き込まれた
▼人類館事件は、「琉球処分」に反対した琉球士族らが琉球王国の存続を求めた救国運動を担い、志半ばで命を落とした後に発生した。「処分」によって琉球を領土に取り込んだ明治政府は、琉球独自の風俗習慣、文化を否定し、日本への同化を強要した
▼琉球をさげすむ風潮は当時の日本の論調にも表れている。演劇・花柳界新聞「かなよみ」は、日本に従わない琉球を飼い主の手を噛(か)む「愚犬」と表現。王国指導者を東京の焼き芋屋で働かせれば「少しく日本の風儀を染(そめ)、東京子の潔(いさぎよ)き魂(たまし)ひを飲込(のみこみ)て漸々(ぜんぜん)開花の気味に渉(わた)らん」(1879年4月17日付、琉球新報新聞博物館所蔵)と書いた
▼さて朗読劇「人類館」は方言札、沖縄戦、米国による異民族支配などを盛り込み、沖縄の近現代史を貫く差別の構造を風刺する。登場人物の滑稽(こっけい)さが笑いを誘う
▼この芝居は最後に振り出しに戻ってしまう。歴史は繰り返されるのだろうか。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-153204-storytopic-12.html

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札幌市さけ科学館 12月6日に「サケ皮で靴づくり」

2009-11-22 | 日記
(BNN+北海道365 09年11月22日(日) 10時26分)
剥いだ皮を裁断し、縫合して作成。
 札幌市豊平川さけ科学館は、12月6日に「サケ皮で靴づくり」を実施する。かつてアイヌ民族が使っていたサケ皮製の靴を作る体験学習。靴作りに使うのは丈夫な雄のシロザケ。
 参加者は1日目の12月6日、素材となるサケを包丁で切って手で皮を剥ぐ。皮に残った身はへらで念入りに削ぎ落とし、乾燥させる。2日目の12月20日は乾燥させた皮を裁断し、縫い合わせて靴を組み立て、麻で靴紐を結び完成。
 科学館は、「縫合は糸や針を使うが、裁縫をやったことがない人でも職員がついて指導するので全く心配ない。根気が必要な作業工程もあるが、靴が完成した時の達成感を味わってほしい」と話す。
 実習は両日とも午前9時30分~正午と午後1時30分~午後4時までの2回。参加対象は、小学4年生以上(小学生は保護者同伴)で両日参加できる人。各回の定員は10人(参加者多数の場合は抽選)。希望者は往復はがき(11月28日必着)申し込み。詳細は下記HPを参照。(文・久保)
札幌市豊平川さけ科学館12月のイベント
http://www.sapporo-park.or.jp/sake/data/doyou.0912.pdf


http://www.hokkaido-365.com/news/2009/11/post-580.html

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今週の本棚・本と人:『ニサッタ、ニサッタ』 著者・乃南アサさん

2009-11-22 | 日記
(毎日新聞 2009年11月22日 東京朝刊)
 ◇乃南(のなみ)アサさん
 (講談社・1785円)
 ◇心優しいダメ男の遍歴
 いいヤツなんだけど、ちょっと頼りない青年を主人公にした長編小説。現代の厳しい社会状況を背景に、物語が大きくうねる。直木賞作家の代表作の一つになったのではないか。
 「なかなかテーマが見つかりませんでした。キーワードが出てこないし、題材を思いつかない。でも、今の時代の断片を書きたいという思いはあったのです。何て、ものが見えにくい時代なんだろう、このモヤモヤした、逃げ場がない感じを書けないか、と考えました」
 主人公は、北海道の出身。東京の大学を卒業して東証二部上場企業に入ったが、上司が気に入らず2カ月で退社。再就職した会社は倒産。派遣会社に紹介された職場も続かず、住む家まで失う。ネットカフェから住み込みの職場へと遍歴が続く。
 「けっこうあせっているんだけれど、プライドも高い。一言でいえば、幼稚というか(笑い)。でも、屈折しているわけではないと思うのですね」
 心優しくて、他人への誠意もあるし、正義感だって持ち合わせている。ただ、エネルギー不足で、甘えていて、へなちょこな主人公なのだ。
 「そういう人に頑張れとは言えません。でも、とりあえず死なないで、生きていようよというメッセージを出したかった」
 ある事件がきっかけで、主人公は故郷に帰る。そこでも自分の甘さが理由で、新たな失敗をしてしまう。彼の周囲にも、苦難や不幸に耐えながら、懸命に生きている人たちがいる。表題の「ニサッタ」はアイヌ語で「明日」の意味。いつか生きていてよかったと思える明日が来るように、という熱い思いが響いてくる。
 「明るい時代なら、屈折した悪意を描いてもよかった。でも、今は、そういう人が当たり前にいる時代。風通しのいいもので、読者にも、死なないで、と伝えたかったのです」<文・重里徹也/写真・荒牧万佐行>
http://mainichi.jp/enta/book/news/20091122ddm015070038000c.html

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オホーツクの神威岬、名勝追加指定へ

2009-11-22 | 日記
(読売新聞2009年11月21日 )
 文化審議会が20日答申した新たな史跡名勝天然記念物のうち、道内からは名勝として、枝幸と浜頓別両町の境にある神威岬が選ばれた。すでに石狩市の黄金山と名寄市の九度山が指定されている名勝「ピリカノカ」(アイヌ語で「美しい形」の意)への追加指定で、共同申請していた両町教育委員会は「古里の宝として、親しんでもらいたい」などと歓迎している。
 神威岬はアイヌの伝承に彩られた聖地であった歴史や、初夏には高山植物が咲く景勝地であることなどが評価された。
 枝幸町の目梨泊小と浜頓別町の斜内小は2年前から、共同で岬の清掃を行ってきた。
 織田昭・目梨泊小校長は「自然を守る活動も充実させなければ」と話す。
 両町では観光資源としても期待をかける。浜頓別町は「すばらしい景観をPRしていきたい」と話している。
 枝幸町も「新たな名所として、観光振興に生かしていきたい」と期待している。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20091121-OYT8T00050.htm?from=yolsp

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オホーツクの神威岬、名勝に アイヌ文化由来「ピリカノカ」

2009-11-22 | 日記
(北海道新聞11/21 10:11)
 文化審議会(西原鈴子会長)は20日、7月に名勝指定されたアイヌ文化由来の景勝地の総称「ピリカノカ」に、宗谷管内枝幸町と浜頓別町との町境にある神威岬(カムイエトゥ)を追加するよう川端達夫文部科学相に答申した。本年度中に正式決定する見通し。
 ピリカノカはアイヌ語で「美しい・形」を意味し、7月に名寄市の九度山(クトゥンヌプリ)と石狩市の黄金山(ピンネタイオルシペ)が指定された。
 3カ所目となる両町の神威岬は「神の岬・突端」を意味する神聖な場所。幕末の探検家、松浦武四郎の「西蝦夷(えぞ)日誌」に同行したアイヌ民族が神威岬で神事を行ったと記されている。山から海にかけて急激に落ち込む地形が特徴だ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/201267.html

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道アイヌ協会:不適切会計が続発 釧路支部に立ち入り調査 /北海道

2009-11-21 | 日記
(毎日新聞 2009年11月20日 地方版)
 ◇支援拡充前に改革を
 北海道アイヌ協会(加藤忠理事長)や同協会支部が実施する国や道の委託事業をめぐり、不適切な会計処理などが相次いで発覚している。19日は、助成金を過大請求している疑いがあるなどとして道が、道アイヌ協会釧路支部に緊急の立ち入り調査を実施した。今年7月にまとまった政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の報告書を受け、アイヌへの生活支援策などが拡充される見通しだが、道議会内には「全国に支援策が拡充されれば、(現体制では)混乱する恐れがある」などと指摘する声も出ている。
 これまでに不適切な会計処理や不透明な事業運営などが道議会で指摘されたのは道アイヌ協会のほか、札幌▽釧路▽羅臼の同協会支部と釧路市のアイヌ文化団体。国や道、財団法人「アイヌ文化振興・研究推進機構」(札幌市)からの委託事業で不適切な会計処理などが指摘されているほか、羅臼支部では不自然な会員数の増減があるなどとして、生活支援策の受益者となるアイヌの個人認定のあり方が問題になった。
 道アイヌ協会をめぐっては「民俗文化財保存・伝承活動事業」で、無料の会場で講座を開催したにもかかわらず、会場経費を計上するなど不適切な会計処理の疑いが指摘されている。このほか、道の修学資金等貸付制度は07年度までに貸し付けを受けた986人24億9000万円のうち21億円が返還免除になっている。免除規定が幅広く貸し付けの大半が返還されない状況に、道は返還を前提とする制度に変更する方針を示している。
 これらの問題を道議会で追及している自民党・道民会議の小野寺秀氏(帯広市)は「(現在の委託事業は)一部のアイヌだけが得をする仕組みになっている。多くのアイヌの人たちのためになる政策に戻す必要がある」と指摘。また、同日立ち入り調査を受けた道アイヌ協会釧路支部は「ノーコメント」と話した。【鈴木勝一、山田泰雄】
==============
 ◇道議会で指摘された主な問題点◇
 <道>
 ▽修学資金等貸付制度
 貸付金24億9000万円のうち21億円が返還免除
 <道アイヌ協会>
 ▽民俗文化財保存・伝承活動事業
 無料会場の経費計上など不適切な会計処理の疑い
 <同札幌支部>
 ▽職業訓練
 材料費の水増しなど不適切な会計処理。支部が道に約47万円を返還へ
 <同釧路支部>
 ▽慰霊祭など3事業
 慰霊祭の踊り手の人数を水増しした疑い
 <同羅臼支部>
 ▽会員数の不自然な増減
 96年に2人の会員数が97年に279人に。02年は74人に減少
 <釧路市のアイヌ文化団体>
 ▽海外訪問の助成事業
 旅費約160万円を過大請求。すでにアイヌ文化振興・研究推進機構に返還
 ※かっこ内は事業実施主体
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20091120ddlk01040239000c.html

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アイヌ協会 釧路支部 道が立ち入り調査

2009-11-21 | 日記
(朝日新聞 2009年11月20日)
■市も事実確認へ
 アイヌ民族関連の委託事業で不正な会計処理の可能性が指摘された問題で、道は19日、北海道アイヌ協会釧路支部に立ち入り調査を実施した。調査は20日までの予定。また、同協会に補助金を出している釧路市も今後、事実関係の確認などをする方針だ。
 道などによると、道は同支部に対して「アイヌ民俗文化財保存・伝承活動事業」で委託金などを支出してきた。しかし、同支部で過大請求や不自然な会計処理が行われていた可能性もあるとしている。
 さらに、釧路市教育委員会によると、道から委託されたアイヌ語講座に対し、同市の補助金を求める申請が行われていた疑いも指摘されている。同市教委は「道からの委託事業に市の補助金を請求するのは問題がある」とし、事実関係の確認を急いでいる。
 この日は午後1時過ぎ、道庁の職員8人が同支部を訪れた。道総務部行政改革局の担当者らは「公益法人の検査のため」とし、関係者から事情を聴くとともに資料の確認などをするという。
 同支部は「コメントしない」としている。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000911200007

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道が立ち入り調査 アイヌ協会釧路支部の不明朗会計

2009-11-21 | 日記
(北海道新聞 11/20 07:11)
 【釧路】道は19日、助成金の不明朗な会計処理が道議会で指摘された道アイヌ協会釧路支部(秋辺得平支部長)に、緊急の立ち入り調査を行った。
 釧路市の春採生活館にある同支部事務局には、道の環境生活部や経済部、道教委などの担当者8人が訪れ、関係書類を確認し、秋辺支部長ら役員から話を聞いた。
 調査は4時間半にわたり、慰霊祭で謝礼金の支払われる踊り手の数が実際より多く報告されていたとされる問題など、不明朗会計が指摘される同支部の事業について調べた。調査は20日も行われる。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/200969.html

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【白老】片平丁小っ子迎え友情確認 姉妹校交流

2009-11-20 | 日記
(苫小牧民報2009年 11/19)
 姉妹校、宮城県仙台市の片平丁小学校(米山健治校長)の児童4人が18日、白老小学校(中澤学校長)を訪問し、児童と交流を深めた。
 白老町と仙台市が姉妹都市になった1981年より早く、78年に姉妹校の縁を結んだ。1年置きに互いの学校を訪問し、手紙や絵の交換もしている。
 やって来たのは、片平丁小6年生の水野玲衣さん、桶川裕矢君と、5年生の吉田早織さん、福井碧君。米山校長ら4人が引率した。17~19日の日程で白老に滞在した。
 18日は白老小体育館で歓迎集会が開かれた。中澤校長、江副寧華児童会会長(6年)が歓迎の言葉を述べ、各学年が白老にまつわるクイズや器楽演奏などの発表でもてなした。片平丁小の児童は、スクリーンを使って母校の様子を紹介し、「友達をたくさんつくり」「アイヌ民族のことや、白老と仙台のかかわりを調べたい」など滞在中の目標を発表した。
 片平丁小の児童らは17日に仙台藩白老元陣屋資料館を訪れ、幕末の蝦夷地警護を行った仙台藩士たちの功績を学習。18日は白老小の児童宅にホームステイし、遠く離れた北海道の文化や生活に親しんだ。
http://www.tomamin.co.jp/2009s/s09111904.html

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アイヌ協会釧路支部 きょう緊急調査 不明朗会計で道

2009-11-19 | 日記
(北海道新聞11/19 08:47)
 北海道アイヌ協会釧路支部(秋辺得平支部長)が受けた助成金に不明朗な会計処理が指摘されている問題で、道は19日、同支部を立ち入り調査する。
 道は2年に1度、同協会を定期検査している。しかし、道議会決算特別委で釧路支部による助成金の過大請求や不自然な会計処理が指摘されたため、異例の緊急調査を行う。
 助成対象となる同支部の慰霊祭で、謝礼金が支払われる踊り手の数が実際より多く報告された可能性があるとの指摘もあり、道は参加者名簿などの提示を求め、一人一人から事実関係を確認する方針。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/200790.html

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アイヌ協会釧路支部に委託事業で二重補助 道教委と釧路市教委 

2009-11-19 | 日記
(北海道新聞11/19 07:15)
 【釧路】道教委が北海道アイヌ協会に委託している「アイヌ民俗文化財保存・伝承活動事業」のうち、同協会釧路支部が実施したアイヌ語講座に、釧路市教委も別途補助金を支出していたことが18日分かった。道教委は「委託事業に他の公的補助が入ることはあり得ない」として調査する方針。
 釧路支部は2008年度、アイヌ語講座を16回実施し、協会を通じて道教委から委託費として105万円を受けていた。これとは別に、釧路市教委からも同じアイヌ語講座に20万円の補助金を受給していた。
 釧路市教委によると、アイヌ語講座への補助は20年ほど前から。ところが00年度から道教委の委託事業が始まり、この際、道教委、市教委とも調査が不十分なまま、それぞれ公金を支出していたとみられる。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/200779.html

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時代を駆ける:倉本聰/3 NHKとけんか、北海道へ

2009-11-18 | 日記
(毎日新聞 2009年11月18日 東京朝刊)
 ◇SOH KURAMOTO
 <ニッポン放送を経て63年に独立。東京での仕事は順調だったが、74年、NHKの大河ドラマ「勝海舟」の脚本を途中降板する>
 テレビや映画のシナリオと、舞台をしている時とを比べると、数段に舞台の方が楽しい。テレビや映画は脚本を渡したら、現場への口出しは基本的にできませんから。それをしようとしたのでNHKとトラブったんです。
 <勝海舟が放送中の74年6月、週刊誌「ヤングレディ」の新聞広告に「倉本聰氏、『勝海舟』を内部から爆弾発言」の見出しが躍る>
 NHKは当時、組合が強かった。脚本を勝手に直したりするディレクターともめていた。上の連中は僕を支持してくれましたが、すると管理職が外部の人間の肩を持った、となる。その前に主演の渡哲也さんが病気で降板し、松方弘樹さんへの交代劇もありました。
 ヤングレディの記事はNHKが宣伝のために持ってきた話で、記事は3回くらいチェックしました。自分で未明に車を運転し、最後の校正刷りも見に行きました。NHKを攻撃する文章に変わっていたので、赤線を入れて直させたが、広告の見出しまでは気がつかなかった。僕はNHKに行き、川口幹夫制作局長(後のNHK会長)に軽率をわびました。川口さんは分かってくれたが、みんなにもあいさつを、ということになった。そしたら20~30人いて、“つるし上げ”が始まりました。
 僕をかばったのは2人だけ。NHKの西口を出てから記憶がなく、気がついたら千歳空港(北海道千歳市)にいた。頭の中が怒りで真っ白になっていました。
 <札幌に3年間住んだ>
 本当によく飲み、どんどん知り合いができた。やくざ、風俗の社長、銀行の支店長、利害関係がない人と付き合って、いろいろ吸収できた。ある時、ススキノの女は大みそかから正月の三が日に自殺者がすごく多いと言われて「へー」と思った。ススキノは単身赴任者「サッチョン族」のまち。そこで愛人関係ができるが、正月は家に戻るので、ホステスは孤独になる。それで自殺者が多い。この話は「駅」という映画に出しました。板前さんとも深く付き合い、テレビドラマの「前略おふくろ様」が書けた。東京で付き合ってたのは利害関係がある業界人ばかり。よくものが書けたものです。
 <そのまま北海道に定住すると決めた>
 場所には条件がありました。四季が激しいところ、それから自然林があり、沢があるところ。1年半ぐらい道内を歩き回りました。札幌の居酒屋で話してたら、隣にいた人が、富良野っていう土地があると言う。翌朝、今僕が住んでいる森を案内してもらい、いっぺんで気に入った。77年夏から生活を始めました。妻(女優の平木久子さん)も抵抗なくついてきた。トイレがあふれかけ、僕だけ野糞(のぐそ)しましたが、マイナス30度だとそれが瞬間冷凍し、シューッと粉を吹く。それを放るとキツネが持って行く。感動的でした。
 <富良野での暮らしは32年になる>
 「当たり前の暮らしとは何か」をずっと考えてました。英語ならナチュラル、自然の掟(おきて)に従うことと思い至った。アイヌの萱野茂先生(元参院議員、二風谷(にぶたに)アイヌ資料館創設者、06年死去)は「アイヌはその年の自然の“利子”の一部で、食うことも住むことも、着ることも全部やってきた。今の人間は自然という“元本”に手をつけている。“元本”に手をつけたら“利子”がどんどん減ることを、これだけ経済観念が発達した日本人がなぜ分からないのか」と言っています。そうしたことが皮膚感覚として分かり、発信できるようになった。北海道に来なかったらと思うとぞっとしますよ。だからNHKには今、本当に感謝しています。
==============
 聞き手・鴨志田公男/「時代を駆ける」次回は23日掲載です。
==============
 ■人物略歴
 ◇くらもと・そう
 本名・山谷馨。脚本家・演出家。東京都出身。東大文学部美学科卒。「北の国から」などテレビドラマを世に送り出す傍ら俳優・脚本家を養成する富良野塾と環境教育などの富良野自然塾を主宰。74歳。
http://mainichi.jp/select/opinion/kakeru/news/20091118ddm004070152000c.html

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