先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

野鳥木彫りアクセサリーずらり300種 帯広・田中さん、市内で作品展

2024-09-27 | アイヌ民族関連

伊藤駿 有料記事

北海道新聞2024年9月26日 19:18(9月26日 19:30更新)

精巧な野鳥の木彫りアクセサリーが展示販売されているラブバードテルアキ展(中川明紀撮影)

 野鳥の木彫りアクセサリーを制作する帯広市在住の工芸作家、田中輝顕さん(83)の作品展「ラブバードテルアキ展」が北海道ホテル(西7南19)で開かれている。シマエナガやアカモズ、ヤマセミなど野鳥約300種の精巧なアクセサリーが並ぶ。

 「ラブバード」はホオノキを削り出し、水彩絵の具で彩色した数センチのアクセサリーで、田中さんが命名した。オオワシの背にアイヌ文様を描いた「オオワシサマ」のほか、・・・・・

・・・・・・入場無料。10月31日まで。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1067683/


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サケ豊漁、神へ祈り 白老アイヌ協会が儀式

2024-09-27 | アイヌ民族関連

武内敦貴 有料記事

北海道新聞2024年9月26日 18:37

「ペッカムイノミ」で、おわんに入った酒をヌサに振りかけて神にささげる参加者 【白老】白老アイヌ協会は24日、サケの豊漁を祈る伝統儀式「ペッカムイノミ」を、町内のウヨロ川と白老川の合流地点で行い、12人が神々に祈りをささげた。

 儀式はサケの遡上(そじょう)時期に合わせて行っており、今年で5回目。同協会の新井田幹夫さん(72)が祭司を務め、民族共生象徴空間(ウポポイ)の若手職員10人も参加した。

 儀式ではアイヌ民族の5神をまつるヌサ(祭壇)を河川敷に設置。イナウ(木幣)やサケなどを供え、民族衣装を着た参加者がおわんに入った酒をヌサに振りかけてささげ、祈りの言葉を唱えて豊漁を願った。

 ・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1067623/


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アイヌ民族と和人を題材 映画「シサム」上映会開催

2024-09-27 | アイヌ民族関連

谷織恵 会員限定記事

北海道新聞2024年9月26日 12:00

上映後、舞台あいさつをする中尾監督(右端)と寛一郎さん(中央)ら出演者

「末永く大切な映画に」

【中央区】アイヌ民族と和人の歴史や絆を描いた映画「シサム」の全国公開を記念して14日、札幌市内のTOHOシネマズすすきので中尾浩之監督や主演の寛一郎さんら6人が上映後に登壇し、舞台あいさつをしました。映画の見どころや、昨年夏に釧路管内白糠町でロケをした時のエピソードに、満員の観客は熱心に耳を傾けていました。

 舞台は江戸時代前期。深い傷を負った寛一郎さん演じる若き松前藩士が、藩と衝突するアイヌ民族に助けられ、両者の間で苦悩する姿を描く物語です。自然の中での過酷なロケでしたが、中尾監督は「松前兵が海から攻めてくる場面では、奇跡的に深い霧が上がってきて。この土地だからこそ撮れたシーンで、ガッツポーズをしました」と感慨深げに語りました。

 ・・・・・・

 映画はユナイテッド・シネマ札幌、TOHOシネマズすすきの、サツゲキで公開中です。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1067379/


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フィリピン・バナナ産地ツアー事後レポート・日本の消費者が、自然と調和しながら育つバナナと、生産者の暮らしを体験

2024-09-27 | 先住民族関連

特定非営利活動法人APLA2024年9月26日 

NPO法人APLA(新宿区大久保)が呼びかけ団体となり、8/25~9/1まで、約1週間となるバランゴンバナナの産地ツアーが実施されました(旅行企画実施:エアワールド株式会社)。今回のツアーには、日本から11名が参加。参加者11名のうち8名が大学生・大学院生で、バナナの生産から流通・小売りまでサプライチェーンを研究している学生もいれば、アジアの子どもの貧困や教育に関心のある学生、また熱帯の植物に興味のある学生など、興味関心が様々でした。生協の組合員家庭の出身で幼いころからバランゴンバナナを食べている方もいれば、APLAの商品を定期的に購入してくださっているお客さんもいました。今回のツアー目的地は、フィリピン南部、ミンダナオ島のレイクセブ町です。日本からは飛行機と陸路で丸二日かかる遠方の産地で、今回、ツアーを企画するのは初めての試み。
レイクセブ町は、ティボリ族やオボ族といった先住民族が多く暮らす地域。標高が高いため涼しくて過ごしやすく、セブ湖畔の美しい風景もあわさって、観光地としても有名になっています。

バランゴンバナナの全産地。レイクセブは最も南部にある地域。(図提供:オルター・トレード・ジャパン株式会社)
APLAバナナ産地ツアー日程概要8/25 19時ダバオ空港集合。ダバオ宿泊。
8/26 ツピ町のバランゴンバナナ生産者団体を訪問。その後レイクセブ町へ。
8/27 午前は町内の公設市場を見学。午後はレイクセブ町の生産者団体によるオリエンテーションや規格外バランゴンバナナを使ったお菓子作り交流会など。
8/28 レイクセブ町の隣町にあるプランテーションバナナ農園を見学。
8/29 山間部のバランゴンバナナ産地へ。バナナの収穫体験、生産者、子どもたちと交流。こちらの村で一泊。
8/30 パッキングセンターを見学。
8/31 生産者団体と振り返りミーティング
9/1 ジェネラル・サントスの空港にて解散

1・2日目:日本から丸二日かけて移動。夜にやっとレイクセブの町へ
マニラ空港から国内線に乗り継ぎ、集合場所のダバオ空港へ。ここで1日目は宿泊します。2日目、早朝にダバオを出発し、専用車で、目的地のレイクセブ町の手前にあるツピ町へ。こちらもバランゴンバナナ産地で、生産者団体と短い時間ですが、交流の時間を持ちました。たくさんの質問が出たり交流が盛り上がったので、時間をオーバーしてしまいましたが、夜19時ごろに、レイクセブ町に到着しました。
3日目:レイクセブ町のバランゴンバナナ生産者団体を訪問。座学と料理交流会
3日目となる8月27日には、今回ツアーを受け入れてくださった、バランゴンバナナ生産者団体のUAVOPIのセミナーハウスへ。そこで、レイクセブ町におけるバランゴンバナナの民衆交易(People to People Trade)の歴史や意義、現在の課題などについてのオリエンテーションがあり、若手のバランゴン生産者の皆さんと交流を持ちました。午後には、日本に届く前にはじかれてしまう現地でのリジェクトバナナ(規格外バナナ)を使って、生産者とツアー参加者が一緒になって、アイスクリームやバナナチップスを一緒に作る時間を持ちました。

左からバナナアイス、バナナのアイスケーキ、バナナチップス。フィリピン流(?)の味付けは、日本で食べるお菓子よりもかなり甘いものでした。
APLAでは、3年前から規格外バランゴンバナナの有効活用を進める「ぽこぽこバナナプロジェクト」という活動も進めています。これは、日本に届いてから選別されてしまう規格外バランゴンバナナを活用するプロジェクトです。バナナ生産者とともに、リジェクトバナナの活用を考えられたことは、プロジェクトの事務局を務めるAPLAとしても、とても良い刺激になりました。
4日目:隣町でプランテーション農園を見学、バランゴンバナナとの違いを参加者で話し合う
4日目となる8月28日は、レイクセブ町の隣に位置するティボリ町を訪問。ティボリ町は、バナナプランテーション(主に輸出用に単一作物を大規模で作る農園)が広がる地域で、以前から農薬の空中散布の問題なども指摘されている場所です。私たちは、バランゴンバナナの生産者団体の皆さんの案内で、プランテーションの圃場を見学することができました。

バランゴンバナナの圃場は、草もたくさん生えており土もふかふかですが、プランテーションバナナ農園は草などが一切生えておらず、土はカチカチに固くなっていました。バナナの茎も、一部淡いピンク色になっており、案内してくれた関係者によると、不自然な色に染まっているのは農薬によるものだろうとのこと。葉には白い細かな物質が付着していました。見学を終えたツアー参加者からは、「日本で販売されているバナナの多くがこういった農園から届いたものであるという事実があまりに知られておらず、大きな課題」という声が挙がっていました。
5日目:町の中心部から車で1時間半、山間地域の集落へ。バナナの収穫を体験。
5・6日目となる8月29日、30日には、町から山の方へと向かい、山間地にある産地を訪問しました。レイクレブ町の中心部から車で1時間半ほど山道を走って到着した集落には、想像をはるかに超えた、豊かな世界が広がっていました。
印象に強く残ったのは、バナナが育つ環境が、「バイオダイバシティ(生物多様性)」に溢れていたことです。現在APLAは、バランゴンバナナを主人公にした絵本を制作しており、主人公たちが育った場所をこうした山間地の産地に設定しています。これまで絵本は、APLAや、姉妹団体のバランゴンバナナの輸入販売を行う会社、オルター・トレード・ジャパンのバナナ担当者が撮影した写真を参考にしながら制作を進めてきましたが、目の前に広がるのはまさに、そこで描こうとしている世界でした。
例えば、とうもろこし、キャッサバ、イモ、ココナッツなどさまざまな作物とバランゴンバナナが一緒に育っていたり、ある生産者は養蜂も行っていたりしました。

作物だけでなく、圃場ではたくさんの種類の動物たちにも会いました。カラバオ(水牛)、山羊、馬、豚、鶏、そして犬、猫。そして虫もたくさん。私は朝、大きいクモと目があい(目があったかのように思いました)飛び起きました。まさに、植物も動物も、生物多様性に溢れていました。

圃場では収穫の様子を見せていただき、生産者に直接指導してもらいながら、ツアー参加者が実際に収穫を体験しました。バランゴンバナナは背が高いので、幹(茎)にナタで切り込みを入れて倒して収穫するのですが、実際にやってみると、切り込みを入れる位置が高く、幹がかたいので、ナタを使うことに慣れていない参加者の皆さんは切り込みを入れること自体なかなかできません。そして、収穫したバナナがとても重いことにも驚きの声が挙がっていました。1つのかたまり(バンチといいます)で約30kgあり、私たちでは持ち上げるのにも苦労します。しかし、生産者によると、圃場によっては何時間も担いで集荷場に持って行くこともあるそうです。絵本にも収穫のシーンや集荷場に運ぶシーンを描いていますが、こういった過程を丁寧に描くよう努めています。

村に戻り、夕食まで子どもたちとも交流しました。初めは距離が感じられましたが、日本から持ってきた紙風船やけん玉などで遊び始めるとすぐに打ち解けました。夜になり、集落は真っ暗に。電気の通っていない集落のため、明かりは生産者団体が用意してくれたソーラーライトだけです。宿泊先は、集落のヘルスケアセンター(公民館のような場所)をお借りしました。夕食をいただいた後は、早めの就寝となりました。

6日目:集落を出発し、町のパッキングセンターへ
次の日はニワトリの鳴き声で起床。昼までは、散歩をしたり、記念のバナーにメッセージを書き込んだり、学校に行く前の子どもたちと一緒に楽しく遊んだり、ツアー参加者が思い思いの時間を過ごしました。参加者の皆さんからは、「バランゴンバナナを栽培するようになってから、お米が買えるようになったと聞いて、バランゴンバナナを買うことが生産者の暮らしに少しでも役に立っていることがわかり、『バランゴンバナナを買うことが生産者の暮らしの応援になる』ということを肌で感じた」「養蜂を始めたというお話を聞き、今ある環境の中でいろいろなことにチャレンジしているのがすごい」「バナーに日本語でもメッセージを書いたのだけど、その日本語がどんな意味なのか聞いてくれたり、またその言葉をまねして、言ってくれたりしたのがうれしかった」など、たくさんの感想があがりました。たった1泊の滞在、お互いの言葉もあまりわからないなかでも、心の距離はこんなにも縮められるものなんだと感動する濃密な時間でした。

へ戻り、「パッキングセンター」を見学しました。各集落から運ばれてきたバナナを、水で丁寧に洗い、軸の部分を綺麗にカットし、基準に沿って選別。13.5キロずつ箱に収めていきます。品質管理が重要とのことで、脇にはリジェクトバナナ(規格外バナナ)が山積みになっており、改めて、こうして選別されたバナナが日本にやってきていることを学びました。その後、ツアー参加者も、バナナの洗浄作業や箱詰めなどを体験。パッカー(パッキングセンターで作業する方たちのこと)の方にインタビューしました。この日は、夜までに1200箱のパッキングを終える必要があるということで、私たちに話をしてくださっている最中も、変わらないスピードで作業を進めていて、参加者からは驚きの声が挙がっていました。

7日目:生産者団体UAVOPIの皆さんと振り返りミーティング
7日目の8月31日には、生産者団体のUAVOPIの方々と振り返りのミーティングを行いました。ツアー参加者の皆さん一人ひとりが今回ミンダナオを訪問して感じたことなどを発表し、UAVOPIの方々からもメッセージをいただきました。APLAからは、現在制作中の試作版の絵本の紹介も行いました。

ツアー参加者からの声:
翌日の9月1日朝、ジェンサントスの空港でツアーは解散しました。以下、7日目の振り返りの際にいただいた参加者の声をご紹介します。
- バランゴンバナナは日本で食べていたし、どのようなバナナかは知っていたけど、実際に栽培の様子や生産者の努力や工夫などをみて、より深く知ることができた、民衆交易を実感できた。
- 産地に来るチャンスはなかなかないと思う。今回来ることができて本当によかった。来たいと思っても来られない人もいる。今回来たことを活かすために、日本に帰ってからいろいろな人に伝えたい。
- プランテーションバナナ農園に訪問できたのはよかった。日本で販売されているバナナの多くはこういったところで栽培されたバナナだと思う。知らない人が多いので、伝えていきたい。
- 大学生という立場でできることは限られているけど、バランゴンバナナを買ったり、周囲に伝えたりすることはできる。帰ってからも大学生としてできることが考え続けたい。
- 子どもたちから多くのエネルギーをもらった。短い時間だったけど、忘れられない時間となった。いつかまた来来ることができたらと思っている。
- 生産者とコミュニケーションを取り続ける大切さを知った。取り続けることで、信頼が生まれ、大きな問題が起こっても乗り越えていけるんだと思う。
短い時間でしたが、参加者にとって実りの多い経験となったようです。詳細は未定ですが、こういったツアーは次年度も企画する予定です。

バランゴンバナナの姉弟らんとごんが、フィリピンの山の奥から日本まで、たくさんの過程を経て旅をする。やっと日本に着いたふたりだったが、らんのからだには、いつのまにかキズがついていて…。
バナナのらんとごん出版プロジェクト、目標金額は250万円、9/30まで目標金額:250万円 実施期間:8/7~9/30
さまざまな理由で「規格外」となり、廃棄されてしまう=フードロスとなっているバランゴンバナナを有効活用していく「ぽこぽこバナナプロジェクト」。今年の大きな活動として、フードロスの存在を小さな子どもにも楽しく伝える絵本『バナナのらんとごん』の制作を進めており、出版費用の資金調達のクラファンを実施しています。
https://camp-fire.jp/projects/764990/

日本に届いてから、キズなどの理由で規格外となり、通常ならフードロスになってしまうバナナを、たくさんの人の手で活用しようという参加型のプロジェクトです。
開始:2021年9月~
有効活用された規格外のバランゴンバナナ:
14,570kg(2021年9月1日~2023年12月31日集計)
URL:https://poco2banana.info
SNS:@poco2banana
・組織概要
組織名:特定非営利活動法人APLA(英語名称:Alternative People’s Linkage in Asia)
設立:2008年10月
代表理事:箕曲 在弘
本社:〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15 サンライズ新宿3F
URL:https://www.apla.jp/
らくだ舎出帆室
千葉貴子・千葉智史
事務所:〒649-5452 和歌山県那智勝浦町小阪764
店舗「らくだ舎」:〒649-5451 和歌山県那智勝浦町口色川742-2
URL:https://rakudasha.com
・本件に関する問い合わせ
ぽこぽこバナナプロジェクト事務局(特定非営利活動法人APLA内) 担当:福島
e-mail:poco2banana@gmail.com
tel:03-5273-8160
fax:03-5273-8667
〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15サンライズ新宿3F

https://wakayama.keizai.biz/release/332379/


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通称 “カムエク” 日本二百名山最難関の山【登山レポート】

2024-09-27 | アイヌ民族関連

BRAVO MOUNTAIN 9/26(木) 12:12

カムイエクウチカウシ山への核心部、八の沢カールへの急登(撮影:藤川健)

 日高山脈襟裳十勝国立公園にあるカムイエクウチカウシ山は、日本二百名山のなかでも最難関と言われている難しい山である。アイヌ語で「ヒグマが転げ落ちるほど急な山」という意味を持つ山名、カムイエクウチカウシ山の登山ルートの様子を伝えたい。

◆【画像】経験、知識、体力に判断力。全てを兼ねそろえた上級者限定のルート「日本二百名山最難関の山、カムイエクウチカウシ山」(すべての写真を見る)

■日高山脈の憧れの山、カムイエクウチカウシ山

 北海道の背骨とも言われる日高山脈。南北におよそ140km続く山脈の、ほぼ真ん中に位置するのがカムイエクウチカウシ山(1,979m)だ。整備された登山道はないが、所々登山道のような踏み跡はある。建設中止となった日高横断道路を歩き、沢装備で札内川(さつないがわ)を登り、急登を登り切って山頂へと至るルートは、まさに日高の山の醍醐味と言える。

 通常は2泊3日の行程でテント泊山行。登りも滝の高巻きなど、クライミング要素も含むため、山の上級者でなければ立ち入ることはできない。また昔からヒグマによる人身事故も起きている、注意が必要な山だ。困難は多いが、それでも頂きを目指す価値のある魅力的な山でもある。

■天候に大きく左右される予定と登山ルートの状況

 カムイエクウチカウシ山が困難な理由は、ルートの険しさだけではない。沢を登って行くため、天候に大きく左右されるのだ。札内川の増水には特に注意が必要で、大雨時の増水がもっとも怖い。大きな山域で山々も急峻、多くの沢が集まる札内川は普段は穏やかだが、増水すると水量は一気に増え、徒渉は不可能になる。予定した日程の中に雨予報があると下山不可能となる危険があり、その判断も難しい。

■道間違い、転倒、滑落、危険の多い八の沢!

 一般的な行程では、1日目に札内川を進んで支流の八の沢出合付近でテント泊。2日目に八の沢を詰めて山頂往復して、同じ場所にテント泊。3日目に下山する。

 八の沢からは徐々に登りの傾斜が増してくる。三股と呼ばれる滝のある地点からはさらに急登となり、落石、滑落の危険も高い。八の沢の源頭を越えると平坦な八の沢カールにたどり着く。ここまで来れば山頂は目前だが、崖のようなカール壁が立ちはだかる。しかし、左側の比較的傾斜の緩いところに踏み跡があるので、あとはこの踏み跡を辿っていけば山頂へとたどり着く。

■登りより、下りが要注意!

 登山は登りの辛さを気にしがちだが、大きな危険は下りにある。疲労で集中力が途切れがちになり、ペースが遅いと日没時間などに焦りがでてしまう。通常の整備された登山道であれば、所要時間は登りよりも下りの方が短くなる。しかし、沢登りのような整備されていないルートでは登りも下りも時間は変わらない。場合によっては、登りより下りに時間がかかる。天候が良いときなどは山頂でゆっくりしたくなるが、そう長居する余裕はないだろう。

 携帯の電波が届くのは、八の沢カールよりも上部だけ。それもキャリアによって強度は異なる。天気予報などを確認して、十分な余裕をもって下山にとりかかりたい。少しでも天気に不安要素があれば、すみやかに引き返す。無理な登頂は禁物だ。日高の沢では助けを呼ぼうにも電話は通じない。また、万が一の場合に備えてビバーク装備や余分な食料も必携装備だ。

 ゆっくりでも歩き続けていれば、そのうち山頂へたどりつく、という山ではないのがカムイエクウチカウシ山。経験、知識、体力に判断力。全てを兼ねそろえた、山の上級者が登る、憧れの山だ。

藤川 健(ふじかわ けん)

プロスキーヤー・ガイド

北海道在住。 自然の中に身をおく事を信条に、一年を通して山の中で活動している。エンデュランス系の山行が得意。山岳スキー競技日本選手権6連覇、アジアチャンピオンなどの経歴もある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eddb80f971b64c666681e1f9dd1b803462a23c82


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給食にアイヌ伝統料理 千歳で初提供 「文化に親しんで」

2024-09-26 | アイヌ民族関連

柳沼雅貴 有料記事

北海道新聞2024年9月25日 21:08(9月25日 22:23更新)

チェプオハウなどアイヌ伝統料理を味わった児童たち

 【千歳】市学校給食センターが25日、市内の小学校18校の給食で、アイヌ伝統料理を初めて提供した。児童と教員らは「チェプオハウ」(サケの汁物)と「ユクカツ」(鹿肉のカツ)、「チポエプ」(カボチャの混ぜ煮)、いなきびご飯の4品を味わい、アイヌ文化の一端に触れた。

 市内の給食の献立を考える末広小の山根明子・栄養教諭(45)が企画。20日は、市内の中学校9校で同じメニューを提供した。アイヌ伝統料理を初めて食べる児童も多いことから「いかに本物に近づけるか。味付けにこだわった」(山根教諭)。

 料理は千歳アイヌ協会の上野亜由美さんに監修を依頼。チェプオハウは昆布で取っただしでサケやジャガイモ、ゴボウ、ニンジン、白菜などを煮て、塩で味付け。サケは、本来の皮付きと、食べやすい皮なしの2種類を準備した。だしを取った昆布も刻んで加えた。

 ユクカツ・・・・・・

 ☆チェプオハウのプとユクカツのクは小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1067188/


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様似でアウトドア体験を 国立公園指定受けツアー開発 マウンテンバイクで観光、アイヌ文化体験も

2024-09-26 | アイヌ民族関連

加藤敦 有料記事

北海道新聞2024年9月25日 19:38

町内を巡るツアーの事業化に向けて行われた、E-MTBの試験走行(様似町提供)

 【様似】町は、日高山脈襟裳十勝国立公園の指定を観光振興に結びつけるため、「国立公園生誕祭」としてアウトドア好きの層に向けた祭典や、電動アシスト付きマウンテンバイク(E-MTB)を使って町内を巡るツアーの開発を行う。同国立公園内でも比較的行きやすいアポイ岳を前面に押し出し、インバウンド(訪日客)を中心に呼び込みたい考えだ。

■10月キャンプ場で「生誕祭」

 インバウンド消費の拡大を目指す観光庁の委託事業として、補助金4千万円を使って取り組む。ツアー事業化に向け、6月にE―MTBの試験走行も行った。

 10月26、27日に「国立公園生誕祭」と位置づけてアポイ山麓ファミリーパークキャンプ場で「ヒダカ トレイルデイズ」を開く。キャンプやハイキングなどの各種アウトドアブランドが出店。初日は東京のアウトドアショップの経営者らによるトークショーもある。

 E-MTBの試乗や地元食材の販売も行われ、その場でバーベキューを楽しむこともできる。2日目には、町内外の自然愛好家らでつくるアポイ岳ファンクラブの会員とともに登山道を整備するツアーも予定されている。2日間通しの入場料千円で、中学生以下と町民無料。特設サイトから申し込む。

・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1067147/


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アイヌ工芸品の魅力、大阪で発信 北海道が期間限定ショップ

2024-09-26 | アイヌ民族関連

福田講平 会員限定記事

北海道新聞2024年9月25日 17:31(9月25日 22:42更新)

アイヌ工芸家の関根真紀さん(右)の説明を聞く来場者=25日、高島屋大阪店

 北海道が25日から、アイヌ工芸品の期間限定ショップ「with AINU CRAFTS from HOKKAIDO」を、大阪市中央区の高島屋大阪店で開いている。アイヌ工芸品の関西での認知度向上や販路拡大を目指す狙いで、大阪で開催するのは初めて。

・・・・・・

10月1日まで。午前10時~午後8時。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1066993/


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<ウポポイ オルシペ>98 特別展示「驚異と怪異」 世界から多彩な資料300件

2024-09-26 | アイヌ民族関連

有料記事

北海道新聞2024年9月25日 10:46

龍舞の金龍(中国)=国立民族学博物館蔵

 特別展示「驚異と怪異―想像界の生きものたち」の会場に入ると、10メートルほどある大きな金色の龍が、天井から出迎えてくれます。本展示は、世界各地の人びとの想像の中に息づく生きものたちを通じて、人の想像力と創造力の源泉とその行方を探る内容です。

 会場には、龍や人魚をはじめ大小さまざまな「生きものたち」の資料であふれています。インドネシアに伝わる鷲(わし)の王ジャタユや、魔女ランダの迫力ある衣装、八戸藩の藩主が収集した「人面石」や「人魚の頭皮」などの標本、「ヲー」「ひょ~っ」など不思議な音が流れてくる部屋など、300件を超す資料に出合えます。

 展示会場は大きく2部に分かれています。第1部「想像界の生物相」では、水、天、地の「生態圏」を通して想像界の生きものたちの多様性を見られます。

 第2部は「・・・・・・・

 同特別展示は11月17日まで。入場料と別に大人300円などの観覧料が必要。〈文・笹木一義=国立アイヌ民族博物館研究学芸部室長補佐、是澤櫻子=同研究員〉

 ☆「キサラリ」のラは小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1066812/


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<聞く語る>三菱重工爆破事件を追う映画を監督 キム・ミレさん

2024-09-26 | アイヌ民族関連

今川勝照 会員限定記事

北海道新聞2024年9月25日 10:44(9月25日 16:47更新)

 50年前の1974年夏、「東アジア反日武装戦線」と名乗るグループが大企業を標的に爆弾闘争を始めた。東アジア諸国を植民地化した日本の加害責任を問題提起したが、多数の市民を巻き添えにし、メンバーは翌年、一斉に逮捕された。3年前、韓国の映画監督キム・ミレさん(59)が事件を追うドキュメンタリー「狼(おおかみ)をさがして」を公開した。メンバーの1人が少年期を過ごした釧路も舞台となり、今も各地の小集会で上映される。事件から50年となる8月、釧路に再訪したキムさんに映画に込めた思いを聞いた。

■制作を通し、自分たちの加害性についても考えさせられた

 ――「東アジア反日武装戦線」は、1974年8月30日の三菱重工爆破事件で8人もの人命を奪い、無差別テロと厳しく批判されました。なぜ興味を持ったのですか。

 「私の父は韓国の建設現場で働く日雇い労働者でした。日本の実態も知りたいと思い、2002年、日雇い労働者が集まる大阪の釜ケ崎に行き、労働問題をテーマにした『土方』というドキュメンタリーを撮影しました。そこで出会った人に『戦線』のことを教えてもらったのが最初でした。彼らは戦線について『1970年代に日本社会を変えようと集まった若者がいた』と話していました」

 ――「戦線」の中心メンバーで釧路出身の大道寺将司元死刑囚(2017年に68歳で病死)も釧路の高校を卒業後、釜ケ崎で暮らした時期がありました。

 「手記を数多く読みました。彼らは事件を起こす前、釜ケ崎に集まるような日雇い労働者を見て、社会をどうすべきかと、大いに悩み抜いたと思いました。私が釜ケ崎に行った当時の韓国は民主化が進んで社会運動が力を持ち、政治社会が少しずつよくなっていました。一方で市民らに新たな問題意識が出てきたころでもあり、社会運動という観点からアプローチした作品が作れないかと思い、『狼~』の取材を始めました」

 ――「戦線」は、日本は東アジア諸国を植民地化した加害責任をうやむやにし戦後も経済侵略を続けていると訴えました。

 「『狼~』にも冒頭で釜ケ崎の場面が出てきますが、釜ケ崎は日本の植民地時代の痕跡が残り、在日韓国・朝鮮人の2世、3世が数多く住んでいる場所です。彼らは差別の中で仕事もなく、1日1日食べるのも精いっぱいで非常に貧しい生活を送っていました。『戦線』は日本企業が戦時の強制労働や植民地支配で利益を得て、その中で数多くの韓国人や中国人が無残に死んでいったことを訴えました。私もそういう歴史には怒りを感じます。一方で『戦線』が活動した1970年代の韓国はまだ日本などに経済的に頼るしかありませんでした。そういう時期に『戦線』があのような問題提起をしたことにも興味を持ちました」

 ――「狼~」を制作中に大道寺元死刑囚は病死しました。映画には直接登場しませんが、故郷の釧路の場面は出てきます。

 「大道寺元死刑囚には存命時に1度、面会を試みました。認められませんでしたが、親族が面会するのを控室で待つ間、40年余り刑務所の壁を見つめて過ごした彼がもう戻ることはない故郷とはどんなところだろうと思いました。彼は小中学校時代から通学路に住んでいたアイヌ民族の生活を目の当たりにして育ったので、アイヌ民族への差別や貧困の問題を無視できなかったのでしょう。アイヌ民族の問題は、釜ケ崎の日雇い労働者や東アジア諸国に対する日本の植民地化の問題を意識するようになった彼の原点だと思います。直接そういう思いに触れたく、釧路に行きました」

 ――ただ、どんな主張を持っていても、8人もの命を奪った彼らの行為は正当化できるものではありません。

 「彼らは日本社会の中で日本の加害性という問題を提起しながら、事件の結果、自分たちも加害者になってしまいました。だから大道寺元死刑囚らが獄中で書いた手記などは、社会変革に目覚めて行動したという物語ではなく、三菱重工爆破事件の失敗について長い間、加害者として悩み苦しんだという物語でした。その悩みは、現在を生きる私にとって、自分たち自身の加害性についても考えさせるものでした」

 ――自分たちの加害性とはどういうことでしょうか。

 「『狼~』を編集している当時、韓国の大企業のベトナム工場で現地の労働者が労務管理について抵抗している映像がネットで拡散していました。大道寺元死刑囚は事件前に書いた文章で、日本企業は海外に進出し、現地の労働者を低賃金で働かせて搾取してきたと問題提起しましたが、これは今の韓国にも共通する問題です。韓国は経済成長を遂げた今、海外に進出した大企業が現地の労働者を低賃金で働かせ、抑圧している現実があります。映画を制作する中でまさにこうした問題に気づかされたのです」

 ――映画には刑期を終えて2017年に出所した「戦線」のメンバーも登場しますね。

 「彼女は出所したばかりで日本社会に適応できていない時期で、まだ多くのことを話せる状況ではありませんでした。また出所直後の彼女が何か話せば、日本社会から厳しい非難を浴びせられる可能性もあり、私はインタビューをとても慎重に進めました」

 ――映画には支援者も登場します。

 「『戦線』のメンバーは日本で殺人者、暴力魔と厳しく批判されてきました。そういう状況で40年余りにわたってメンバーを支えてきた人たちのことも深く考えさせられました。支援すること自体、社会から非難されかねず、とても難しいことですから。支援者たちも人命を奪った爆弾闘争を支持していたわけではなく、当然、批判的な立場です。それでも支えたのは、日本の戦争責任を問うという提起自体には共感していたからでしょう。でも、そういう支援者たちも日本社会で発言することは自由ではないと感じました」

 ――そういう印象は映画制作に何か影響しましたか。

 「出所したメンバーや支援者らの直接的な言葉で内容を表現することは控えめにしました。その分、風景やイメージで彼らの気持ちを表現するように努めました。やはり8人が犠牲となったことは重大なことです。だから言いたいことを全て言うのではなく、自制的に表現することが大事で、それが犠牲者に対する礼儀だと考えました」

 ――日本では戦争責任、加害責任を指摘すると、「自虐史観だ」と反発する人もいます。

 「韓国社会でも最近、保守的な歴史観を持つ人が力を持とうとしています。そういう考えを持つ人たちはどの社会でも存在しますが、社会全体がどういう方向に力を持つかということで、その社会の価値は決まるのではないでしょうか。韓国社会は学生運動や民主化運動の過程でさまざまな不幸な事件も起きました。それにもかかわらず学生運動や民主化運動を記録していくことがいまだに大きな意味を持っています。日本社会で戦争責任について話すことの力が弱まり、そうでない声が強まっているとしたら、それは日本社会の問題だと思います。どちらが力を持ち、どちらに価値を与えるのか、それにより日本社会の性格や価値も決まってくると思います」

 <略歴>1964年生まれ。韓国外国語大卒(ドイツ語専攻)。2000年ごろから韓国と日本の労働運動や人権問題をテーマにドキュメンタリーの制作を始める。釜ケ崎など日本の日雇い労働者を描いた「土方」(05年)、東アジア反日武装戦線を追った「狼をさがして」(21年)は韓国の映画祭の受賞作になった。

爆破されビルの窓枠などが散乱する三菱重工ビル前の通り=1974年8月、東京・丸の内

 <ことば>東アジア反日武装戦線 ・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1066807/


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【ウポポイ】北海道白老町|「アイヌアートショー2024」10月13日・14日に開催

2024-09-26 | アイヌ民族関連

工芸、アートから食まで。参加アーティストたちとの交流を通じてアイヌ文化の現在を体感

公益財団法人アイヌ民族文化財団 2024年9月25日 13時00分

「アイヌアートショー2024」メインビジュアル

 公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市、理事長:常本照樹)が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)は10月13日・14日の2日間、各地で活動する工芸家やアーティストによる表現と交流の場となる「アイヌアートショー2024」を開催します。

 例年好評をいただき3年目となる今年は体験学習館をメイン会場として、「アーティスト・工芸家による展示販売」をはじめ参加アーティストや工芸家と直接話してその多彩な表現の魅力に触れることができる交流型プログラムを多数実施します。

【アイヌアートショー2024 特設ページ】

https://ainu-upopoy.jp/specialevent/artshow-2024/

▼開催の背景

アイヌ文化の復興と創造等の拠点であるウポポイでは、アイヌ文化の継承や新たな表現活動を行う方々を応援しています。各地で精力的に活動するアーティストや工芸家と来場者、関係者が直接交流し、その魅力を共感し合う場を作るため、2022年から開催し今年で3年目となります。 

▼イベントの特徴

その1:アーティストや工芸家と直接交流

15組のアーティスト・工芸家による展示販売ブースでは作り手と直接会話して作品の魅力に触れることができます。同会場では、作り手が語るトークイベントや工芸作家に教わるクラフトワークショップも開催。

その2:演劇や食文化、五感を通した体験

アイヌ影絵の観覧や食文化体験ができます。視覚・聴覚・味覚といった五感でアイヌ文化の創造の時間に出会えます。

その3:魅力にゆったり浸れる開催日と会場に変更

3回目となる今年はメイン会場を広々とした体験学習館に移し、また、単独イベントとして開催。混雑なくイベントを存分に楽しんでいただけます。

※過去2回は無料開放日となる11月3日(文化の日)に開催。

▼開催概要

タイトル:「アイヌアートショー2024」

開催日:2024年10月13日(日)・14日(月・祝)

営業時間:9:00~18:00

場所:ウポポイ園内(北海道白老郡白老町若草町2丁目3)

▼プログラム

アイヌ文化を継承・表現する作り手による多彩なプログラムを実施します。

アーティスト・工芸家による展示販売

各地で活躍するアーティストや工芸家による工芸品などの展示・販売を行います。出展者と直に話しながら手仕事の魅力にふれてください。

開催日:2024年10月13日(日)・14日(月・祝)

時間:10:00-17:00

会場:体験学習館

アーティストトーク

アート・工芸に携わる方々をお招きして創作活動について伺います。

開催日時:

2024年10月13日(日)

 ①12:00-12:30 ②15:00-15:30

2024年10月14日(月・祝)

 ③12:00-12:30 ④13:30-14:00

会場:体験学習館

定員:各回25名

クラフトワークショップ

工芸作家に直接教わる、樹皮繊維のカエカ(糸より)とものづくり。

開催日:2024年10月13日(日)

時間:①13:00-13:30 ②16:00-16:30

会場:体験学習館

定員:各回10名

アイヌ影絵

アイヌの伝統歌「ウポポ」を通じて文化を発信する「アペトゥンペ」と 影絵ユニット「ほしふね」がともにつくりあげる新しい影絵の世界。

開催日:

2024年10月13日(日)14:00-15:30

2024年10月14日(月・祝)10:30-12:00

会場:体験学習館 別館3

定員:各回80名

食文化体験

お話を聞きながら実食できるプログラムです

堀悦子さんが受け継ぐキナンボ(マンボウ)料理

開催日:2024年10月13日(日)

時間:11:00-12:00

会場:体験学習館

定員:30名

エント茶とエントプリン

開催日:2024年10月14日(月・祝)

時間:13:00-13:30

会場:体験学習館

定員:50名

シケㇾペ茶とシケㇾペチョコ

開催日:2024年10月14日(月・祝)

時間:15:00-15:30

会場:体験学習館

定員:50名

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000122187.html


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「ウポポイ」が来月から午後2時以降の入場料を半額に

2024-09-26 | アイヌ民族関連

NHK09月25日 18時51分

胆振の白老町にあるアイヌ文化の発信拠点、「ウポポイ」は来場者の増加につなげようと、来月から午後2時以降の入場料を半額にすることになりました。
オープンから4年となった「ウポポイ」は、年間来場者数100万人という目標を掲げていますが、昨年度の来場者はおよそ33万3000人にとどまっています。
こうした中、ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団は、来月1日から来年3月末までの期間、午後2時以降に入場する場合は料金を半額にすることを決めました。
これによって一般の大人の場合、通常1200円のところ600円で入場できるようになります。
今回の取り組みは、ことし国土交通省がまとめた来場者を増やすための戦略に夕方以降の入場料の割引などが盛り込まれたことを受けて初めて実施するもので、効果などを検証したうえで来年度以降も継続していくか検討することにしています。
アイヌ民族文化財団は「満足いただけるウポポイを目指して、これからもさまざまな取り組みを行うことで多くの方に足を運んでもらいたい」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240925/7000070057.html


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サケ漁の安全を願い アイヌ協会 「ペッカムイノミ」  白老

2024-09-26 | アイヌ民族関連

苫小牧民報2024.09.25

白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は24日、白老町のウヨロ川と白老川河口の河川敷で、サケの豊漁とサケ漁の安全を願う伝統儀式「ペッカムイノミ」を執り行った。「河口をつかさどる神」などを祭る祭壇を河川敷に設け、会員ら約15人が祈りをささげた。

祭壇に祈りをささげる参加者

 儀式は明治以降の同化政策で途絶えたが、アシリチェプノミ(初サケの祈り)が1982年に札幌市で100年ぶりに復活し、白老では89年から毎年ペッカムイノミが行われている。同協会の主催では2008年と20、22、23年に実施し、今年で5回目。

 台風が近づく予報があったため、実施日を2日から同日に延期した。同協会伝承事業統括理事の新井田幹夫さん(72)が祭司を務め、会員のほか、同財団の若手職員も加わり、サケを供えたヌサ(祭壇)に祈りの言葉やトノト(酒)をささげた。

 山丸理事長(75)は「若い人の力を借りながらアイヌ文化を未来に継承することは私たちの役目。(伝統儀式を通して)無事に漁を終え、1匹でも多くのサケが遡上(そじょう)してくれたら」と話した。

https://hokkaido-nl.jp/article/35513


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ゴールデンカムイに登場するアイヌ料理「チタタプとオハウ」を、身近な食材で再現してみた

2024-09-26 | アイヌ民族関連

KITCHEN みんなのレシピ 2024/09/25

明治末期の北海道を舞台にした、野田サトル原作の人気漫画「ゴールデンカムイ」。

私自身、漫画・アニメ・実写映画と全てチェックし、その勢いのまま北海道のウポポイ(民族共生象徴空間)を訪れたくらい大好きな作品です。

10月からはWOWOWにて、実写版の続編となる連続ドラマがスタートするということもあり、自分のなかでブームが再燃!

そこで今回は、作品内に登場するアイヌ料理を身近な食材を使って再現してみることにしました。

鶏肉のチタタプと鮭のオハウ

「ゴールデンカムイ」のなかでも印象的なのが、チタタプ(「プ」は小文字が正式名称)とオハウ。

「チタタプ」はアイヌ語で「我々が刻むもの」という意味があり、その名のとおり、動物や魚を細かく刻んでペースト状にしたもの。「オハウ」はアイヌ語で「汁物」を意味し、スープや鍋などを指します。

鮭のオハウ 材料

・鮭の切り身

・昆布

・にんじん

・玉ねぎ

・じゃがいも

・ごぼう

・白菜

・しめじ

・舞茸

・ニンニク

・塩

鶏肉のチタタプ 材料

・ささみ

・もも肉

・せせり

・ナンコツ

・ハツ

・砂肝

・生姜

・九条ネギ

今回作るのは、アイヌの人々にとって特別な食材である鮭を使ったオハウと、鶏肉のチタタプです。

チタタプは、食材を余すことなく使うアイヌの人々の知恵が詰まっている料理なので、なるべく色々な部位を使えるものを……と探した結果、鶏肉に行きつきました。

それでは早速作っていきましょう。レッツ・チタタプ!

チタタプって意外と大変…!

まずはオハウの下準備として、昆布を水に浸しておきます。

火にかける前に30分ほど水に入れておくと旨味が出やすくなるので、その間にチタタプ作りをしていきましょう。

ハツや砂肝は最小限の下処理をして、あとはまな板の上でどんどん細かくしていきます。

「ゴールデンカムイ」に倣って、「チタタプチタタプ」と口に出しながら叩き続けること10分。

少しずつ細かくなってきました!

さらに叩き続けること10分。合計20分ほどしたところで粘り気が出てきました。

途中、ぼーっとして無言になるたびに、アシリパさん(「リ」は小文字が正式名称)の「チタタプって言えぇ!!」というシーンを思い出し、また「チタタプチタタプ」と声に出しながら叩き続けていました。

食べやすいように、細かく刻んだ生姜と九条ネギを混ぜ合わせたらチタタプの準備は完了です。

正直、硬い部位もあって細かく刻むのは予想以上に大変……。

ですが、手から伝わってくる食材の硬さや手間が伴うことによって「食べること=命をいただくこと」に対してしっかりと向き合える時間に。

それは「ゴールデンカムイ」という作品のなかでもキーとなる要素なので、読んだり観たりして感じていたことを実際に体験できて、とてもいい経験になりました。

じっくり煮込んで旨味を引き出す

続いてはオハウ作り。こちらは煮込むだけなので比較的かんたんです。

まずは昆布の入った水を火にかけて、ゆっくりと旨味を出していきます。その間に他の具材は一口大にカットしておきましょう。

沸騰直前で昆布を取り出したら、根菜類、鮭、チタタプを投入。

灰汁を取りながらしっかりと火を通していきます。

最後に残りの具材を加えてひと煮立ち。塩で味を整えたら完成です!

再現料理ってこんなにいいものなのか!

お椀によそうと、さまざまな食材の旨味が溶け出した、食欲をそそる香りがふわっと立ち上ります。

気になる味はというと、めちゃめちゃ美味しい……! 

ゴールデンカムイ風に言うと「ヒンナヒンナ(食事に感謝する言葉)」で、思わず笑っちゃうくらい美味しいです。

普段鍋を作るときはお手軽に鍋の素を使っているんですが、素材と塩だけでこんなにも旨味が出るものなのかとびっくりしました。

時間をかけて作ったチタタプもとっても好みの味。

色々な食感が混じっていて、それがまたいいアクセントになっていました。

思いつきで挑戦した再現料理ではありましたが、作品の理解にもつながって、美味しいごはんも食べられて、いいこと尽くしだったなあと大満足。

10月からWOWOWで始まる実写版の続編「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」が、より一層楽しみになりました!

ファンにはたまらないグッズがたくさん!

そんな『ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』ですが、配信開始に先んじて現在WOWOW公式のオンラインショップにてオリジナルグッズが公開されています!

今回のアイヌ料理にチャレンジする際にも役立ちそうな「エゾオオカミ・レタㇻのミトン」や「ぬいぐるみ」、人気キャラクターの「アクリルスタンド」、「物語のキーアイテムである人肌刺青の図柄をプリントしたTシャツ」などなど、ファン垂涎のモノばかり。

https://www.roomie.jp/2024/09/1315593/


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特別展「アイヌの美しき手仕事」

2024-09-26 | アイヌ民族関連

EventBank プレス2024/09/25 10:00

特別展「アイヌの美しき手仕事」

アイヌの美しき手仕事、その感銘を共有

日本民藝館で2020年に開催された展覧会を再構成し、日本民藝館所蔵の柳宗悦のアイヌコレクションと、静岡市立芹沢けい介美術館所蔵の芹沢のアイヌコレクションを紹介する。併せて「アイヌを最上の姿で示した展覧であった」と柳が評した1941年の「アイヌ工藝文化展」展示を一部再現。また今回、2023年に豊田市民芸館と日本民藝館に寄贈された高松静男コレクションも、多くを初公開する。

開催日時

2024年10月12日(土)~12月15日(日)

9:30~17:00

備考

休館:月曜日(ただし祝日・振休は開館)

会場

豊田市民芸館

愛知県豊田市平戸橋町波岩86-100

料金

有料

一般:800円、高大生:600円、中学生以下と豊田市在住の70歳以上、障がい者は無料(要証明) 、その他減免は民芸館HPを確認。

アクセス

公共交通:名鉄三河線平戸橋駅より徒歩約15分

車:名古屋方面より猿投グリーンロード枝下ICで降り右折10分 ・東海環状自動車道豊田勘八ICより10分

駐車場

あり 100台

前田公園駐車場(約100台駐車可、徒歩3分)を利用。

お問い合わせ

0565-45-4039(豊田市民芸)

ホームページ

https://www.mingeikan.toyota.aichi.jp/

イベント備考

-

※掲載の情報は天候や主催者側の都合などにより変更になる場合があります

https://news.goo.ne.jp/article/eventbank/region/eventbank-10539917.html


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