金子文太郎 会員限定記事
北海道新聞 2025年2月13日 20:00
北海道は13日、2026年度以降の「道アイヌ政策推進方策」を検討する有識者会議の初会合を札幌市内で開いた。出席者は民族差別の解消などに関して、道の主体的な取り組みを求めた。
会議には北海道アイヌ協会やアイヌ民族文化財団、北大アイヌ・先住民研究センターなどから計8人が参加した。
道は、回答者の3割が「差別を受けたことがある」と答えた23年度の道アイヌ生活実態調査の結果を紹介。出席者は「ネット上や学校など差別が発生する状況が複雑化しており、対応が必要」と指摘した。「民族の尊厳の回復や生活向上などは前例踏襲の政策では解決できない」などの意見もあり、これまでの道の政策の検証を求めた。
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