恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

坂東三十三箇所巡礼 第九番 慈光寺

2010年02月28日 | 坂東三十三箇所とか
埼玉県嵐山史跡の博物館で、
企画展「秩父平氏 畠山重忠とその時代」展が開催されており、
それを見にいった足で訪れました。

そこかしこにいろいろな著名人が写経した般若心経が飾られており、
有名どころでは弘法大師や良寛さんの写経が。
広大な敷地の中を歩きながら観音堂へお参りし、朱印をいただくために本堂へ行くと、
そこにはかなりのお年を召されたご住職(?)がいらっしゃいました。
普通であればそこでお願いをして朱印をいただき、
時に言葉を交わすでもなく行き過ぎてしまうものなのですが、今回はちょっと例外で、
朱印をお願いしたところで呼び止められ、
まずは本尊のレプリカである千手観音像の解説から始まり、
「なぜ千手観音はてがたくさんあるのか」などなど、さまざまなお話をいただきました。

そして、ただ一方的に解説をしてもらうだけではなく、
非常に哲学的とも思われるような問いかけなどもあり、
そのとき聞いているとよく意味のわからないことが多く、意味がわかりにくいのですが、
よくよく考えるととてつもなく深いことを話されているんじゃないかと感じられ、
時間がたつとともにあれこれと考えてしまいました。
天台宗のお寺なので、禅問答というわけじゃないんでしょうけどね。
んー。

名称:都幾山 慈光寺
宗派:天台宗
本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
開基:慈光老翁
創立:白鳳二年(673)
住所:埼玉県比企郡ときがわ町西平386

恐懼謹言。
コメント
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