恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2023/09/20 末廣亭昼席 古今亭志ん生追善興行

2023年09月20日 | 噺とか
9月下席、池袋の小里ん師匠の芝居にもう一度、と足を運んで木戸口へ。
出演一覧を見ると名前がなく、
窓口で聞くと今日になって代演、と。
そのために休みをとって池袋に来たのに。
代バネ小さん師匠という手もあるものの、
いまいち気乗りせず、移動して末廣亭へ。
末廣亭は古今亭志ん生没後50年の追善興行をやっており、
こちらも気になっていたのと、
友の会のチケットがあったのもあり、
こちらへ。
途中の馬玉師匠のところから入場。

元犬     馬玉
転失気    菊千代
漫才     笑組
湯屋番    龍馬
みそ豆    馬遊
猫の茶碗   伯楽
─仲入り─
座談     ゲスト京須偕充
あくび指南  始
奇術     美智 美登
生徒の作文  菊龍
権助提灯   文菊
ギター漫談  ぺぺ桜井
唐茄子屋政談 志ん輔

古今亭所属の色物さんは6組だけらしく、
比較的落語の多い芝居でした。
途中の座談では菊龍、伯楽、志ん輔師匠と、ゲストに京須さん。
落語研究会の解説でお馴染み。



伯楽一門が連続してで顔付けされたり、
座談は貴重なお話もありました。
トリの志ん輔師匠は唐茄子屋政談の序。
8月に三三師匠のものを聞いていましたが、
できれば最後まで聞きたかったですね。
寄席では難しいのでしょうが。

特別興行の千秋楽、
暖かい雰囲気の末廣亭でした。

恐懼謹言。

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2023/09/11 池袋演芸場昼席(主任:柳家小里ん)

2023年09月11日 | 噺とか
9月中席の初日、池袋は小里ん師匠のトリ。
国立のトリに二度も足を運び、
最近はすっかりハマってしまいました。
顔付けも少し渋めな感じなのと、
柳家の噺家さんが多いですね。
客席もどちらかというと落ち着いた感じ。
なかなか寄席でお目にかからない師匠も。

十徳   まんと
湯屋番  小もん
転失気  海舟
漫才   おしどり
無精床  小きん
万病円  小三太
奇術   如月琉
つる   歌る多
宗論   さん遊
漫才   ロケット団
鹿政談  小団治
─仲入り─
釜泥   わさび
鰻の幇間 小さん
曲独楽  紋之助
試し酒  小里ん

詳細は控えますが、
寄席でなかなか見かけない師匠、
それはそれなりの理由があるのかな、と。
池袋のお客さんだけあって、
決して噺がわからず静かなのではない、
という印象をもちました。
そんなこともあって、前半は大人しめ。

初めて見る奇術の如月琉さんあたりからジョジョに盛り上がり始め、
寄席で活躍する歌る多師匠がしっかりと客席を掴んでいきます。
さん遊師匠の宗論もいじりすぎず、
かつ笑いたっぷりの楽しい一席。
末廣亭の出番をよく見る小団治師匠は、
鹿政談をたっぷりと聴かせてくれます。
ぜんざい公社のイメージが強いのですが、
さすがといったところ。

仲入り後のわさび師匠、
今日の顔付けだととにかく若い。
新作ではなく釜泥を面白く。
小さん師匠も鰻の幇間をこの出番で。
これも嬉しい誤算。

小里ん師匠、池袋のトリということで、
なにか他では聞けない噺が聴けるか、
と期待感が高まります。
酒のマクラから入り、一人酒盛か?
と思いきや、試し酒へ。
いや、これはこれでいいですね。
酒を飲む所作、飲む間に入るセリフなど、
どれをとっても目を離せない。
きっちりと期待に応える一席でした。

9月になっても相変わらず外は30℃超え。
とはいえ朝晩少しずつ涼しくなりました。
寄席でも秋の噺が出てくる頃ですね。

恐懼謹言?

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