恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

4/29(土祝)末廣亭 昼~夜席

2017年04月29日 | 噺とか
いよいよゴールデンウィーク突入。
4月下席の末廣亭は夜席に白酒師匠が出ているため、
一度は足を運ばねば、と思っておりました。
昼から昼夜通しでいようかとも思いましたが、
せっかくの天気だったので、午前中は春日部市の牛島の藤を見物。

戻ってきて新宿へ移動し、末廣亭の昼席の仲入りから。

【昼の部】
歌 奴「初天神」
ホームラン
馬 楽「ケチ総まくり」+踊り「深川」
歌 司「漫談」
仙三郎社中
小燕枝「らくだ」

【夜の部】
乃ゝ香「子ほめ」
志ん八「水族館」
ニックス
彩 大「定年ホスト」
左 龍「鈴ヶ森」
正 楽「藤の花・トランプ・戦国武将・浅田真央」
天どん「手足」
扇 好「浮世床(夢)」
世津子
小袁治「紀州」
南 喬「壺算」
-仲入り-
龍 玉「ぞろぞろ」
ホンキートンク
菊之丞「替り目」
歌之介「龍馬伝」
翁家社中
白 酒「火焔太鼓」

・白酒師匠「火焔太鼓」、この噺は何度も聞いていますが、
 やはり独自のくすぐりで格段に面白く聞かせてもらいました。
 たしかに北朝鮮は末廣亭をピンポイントで攻撃はしないですね。

・歌之介師匠、いつも通りながら亡き圓歌師匠も話題に入れる。
 「圓歌一門で使える名前がない→今なら圓歌を継げるのに。」は、
 面白いながら悲哀を感じてしまいます。

・彩大師匠、久しぶりでしたが新作がさえますね。
 小朝師匠は楽屋で出されたお茶は飲まないというどうでもいい情報を入手。

・ニックスのお姉さんがプロレスの応援で声をからして声が出ない。
 こんなことあるんすね。

・小燕枝師匠は大ネタの「らくだ」。この噺は2回目かな。
 黒門亭で同日に小満ん師匠がネタ出ししていて気になっていたので得した気分。

恐懼謹言。
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4/26(水)浅草演芸ホール夜席

2017年04月26日 | 噺とか
芸術協会の浅草は初めてでした。いつもは落語協会の時にしか行かないもので。
もともと一週前に行くはずが、都合によりここで。
いやー、同じ寄席ながらこんなにも雰囲気が違うんですね。
なんだか新鮮な気持ちになりましたよ。
夜の部18時から入場。

右團治「雑排」
小南治「ん廻し」
 花 「紙切り」
桃太郎「浮世床」
-仲入り-
春 馬「相撲場風景」
遊史郎「紙入れ」
Wモアモア「漫才」
遊 三「長屋の花見」
ジェミー「奇術」
圓 丸「佃祭」

桃太郎師匠以外すべて初見。いやー、まだまだ勉強不足です。
小南治の出囃子は父親である二代正楽、そして弟である二楽師匠と同じ「琉球節」なんですね。
そしてそのあとに出てくる紙切りの花師匠もやはり独特。
噺のチョイスも内容もいろいろと違うところが驚かされる。
食わず嫌いにならず、あれこれ見に行くのもいいなぁと。

恐懼謹言。
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4/20(木) 柳家喬太郎プロデュース とみん特選寄席 @紀伊國屋ホール

2017年04月20日 | 噺とか
​チケットを抽選で入手するも、かなり後ろのほうから観覧。
自由席の寄席だと比較的前のほうに行くので、
ひさびさに演者の顔が見づらいという難点はあるものの、楽しんできました。

小多け「手紙無筆」
わん丈「新ガマの油」
天どん「牛の子」
のだゆき
歌武蔵「稲川」
-仲入り-
甚五楼「松曳き」
ロケット団
喬太郎「夢の酒」

・わん丈さんの「新ガマの油」、最初はそのまんまかなと思いきや、
 途中から改作で独自のアレンジ。
 ジャパネットの社長が出てくるあたりはすごいなーと。

・天どん師匠、本当は新作が聞きたかったのですが、
 場内の雰囲気でこの噺に。
 何度目かですが、聞いたら面白いのはさすが。

・歌武蔵師匠のときに強烈な眠気に襲われる・・・
 最初の枕のあたりはいつもの寄席と一緒なので、そこで油断したか・・・

・のだゆきさん、大きなリコーダーは初めて見ました。

・甚五楼師匠「松曳き」、楽しく聞かせてもらいました。
 粗忽な殿様や三太夫が繰り広げるドタバタが絶妙。

・喬太郎師匠は古典の「夢の酒」でした。
 枕の夢の話のあたりから客席を引き込むあたりはさすが。
 喬太郎ワールドに引き込まれてしまいました。

なんにせよ、楽しかったには違いありませんが、
限りなく後方の席ってのがなぁ。油断して眠気に襲われたのも反省です。
座席の位置って大切なんだなと感じた一日でした。

恐懼謹言。
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4/16(日)SKIPシティ落語会 春風亭一之輔・三笑亭夢丸二人会

2017年04月16日 | 噺とか
埼玉県川口市にあるSKIPシティの落語会です。
以前に1度、天どん師匠の会に足を運んだことがあるので、2度目。
開場30分前から行列ができておりました。
NHKで先日放送された「プロフェッショナル」の影響かとも思いましたが、
前売りで買っている人がほとんどなので、違うのかなーとも。

一之輔師匠と芸協の夢丸師匠がそれぞれ2席ずつでした。

金の助「たらちね」
一之輔「黄金の大黒」
夢 丸「天狗裁き」
-仲入り-
夢 丸「附子」
一之輔「愛宕山」

・夢丸師匠は初めてだったのですが、やはり芸協の若手実力者なんでしょう。
 聞いていて面白いですね。天狗裁きも丁寧にやっておられました。
 2席目の「附子」は狂言のストーリーが元ネタですね。
 初めて聞きました。

・一之輔師匠も、今日は子供のお客さんが多かったせいか、
 いつもよりも毒が少な目かな、なんて感じました。
 なぜか同じ会場入りなのに夢丸師匠と別の駅で降りさせられてタクシー移動させられた話や、
 浅沼稲次郎なんて一部の人しかわからないような例えを引き出すなど、
 枕から楽しませてもらいました。
 愛宕山も今がシーズンのお話で、とてもよかった。
 かわらけ投げのシーンでも独自のくすぐりを交えていて楽しませてもらいました。

楽しかったついでに、帰りがけに前売り発売されていた、
8/20に行われる「白鳥・白酒二人会」の前売りチケットを買ってしまう。
ずいぶん先の話だなぁ。

恐懼謹言。
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4/15(土)黒門亭2部

2017年04月15日 | 噺とか
先週、白鳥師匠の独演会で黒門亭に出るということを聞いていたので、
久しぶりの黒門亭へ。
少しばかり時間に余裕をもっていきましたが、
やはりそこそこに行列ができるもんです。

ぐんま「桃太郎」
わん丈「こじらせ親分」
白 鳥「悲しみは日本海に向けて」
-仲入り-
種 平「鰻屋」
仲 蔵「お見立て」

・ぐんまさんの「桃太郎」、やはり芸風なのでしょうかね。
 やたらと父親が大声で怒鳴り散らす。
 ああいうのもまぁいいですかね。

・わん丈さんの新作は、初めて聞きました。
 給食の検食の話など、なるほどなるほど、と。
 マニアックな親分のキャラクターがよくはまっていました。

・白鳥師匠「悲しみは日本海に向けて」はロングバージョンで。
 師匠圓丈の「悲しみは埼玉に向けて」のオマージュですが、やはり面白い。
 こう考えると圓丈師匠が「新作の中興の祖」と呼ばれ、
 のちに多大な影響を与えたことがよくわかります。

・種平師匠の「鰻屋」はずいぶんと久しぶりだったそうです。
 寄席では新作が多いですが、古典もいいですね。

・仲蔵師匠も安定の語り口で、楽しませてくれました。

恐懼謹言。
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4/9(日)白鳥一人創作落語会@なかの芸能小劇場 

2017年04月09日 | 噺とか
せっかくの桜が満開という日なのに、日中は雨模様。
午後から予定もあるし、どうしようかなと思っていたら、
早い時間(10時開演)に白鳥師匠の独演会がある。
これは、と思って前日に予約。いってきました。

演目は「トキそば」「萩の月由来」「殿様と海」の3席。
いずれも古典の噺を改作したり、着想を得たもの。

・「トキそば」は、以前DVDでこのネタを見ましたが、だいぶ細かいところは変わっています。
 座布団を使ってそばを打つシーンが有名なのですが、
 座布団を小道具として使うのは、寄席の定席では禁止されているので、
 なかなかやる機会も少ないとか。

・「萩の月由来」は、古典の「鼠」がもとになっています。
 固有名詞の関係でCD化されないという裏話も。
 これを聞いた後、仙台銘菓「萩の月」を食べたくなってしまいます。

・最後の「殿様と海」も、古典風ですが自作のネタなのかな。
 三三師匠も演じているそうですが、そっちも聞いてみたい。
 トキそばに続いて座布団を釣った魚に見立てるネタも笑いを誘います。

11時40分には終演になったので、短い時間ではありましたが、
しっかりと白鳥ワールドを堪能させてもらいました。

恐懼謹言。
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4/2(日) 鈴本演芸場 昼席

2017年04月02日 | 噺とか
4月上席の興行は昼のトリが柳家喬太郎師匠です。
こりゃもう当然混むだろうなぁと思って、開場1時間前に行くも、
既に30人を超える行列ができていました。
喬太郎人気恐るべし。
例によって早めに開場、席も前方に確保することができました。
最終的には満員札止めになっていました。

小はだ「転失気」
小んぶ「幇間腹」
勝 丸
文 蔵「手紙無筆」
南 喬「長屋の花見」
ホームラン
馬 石「子ほめ」
小さん「親子酒」
ひびきわたる
歌之介「龍馬伝」
─仲入り─
ダーク広和
白 鳥「アジアそば」
左 龍「宮戸川」
楽 一「桜・ダースベイダー・森友学園・トランプ・椿」
喬太郎「任侠流山動物園」

・白鳥師匠のアジアそばは代表作なんだそうですが、聞いたのは初めて。
 こういう設定ってやっぱり白鳥ワールドだなぁと思う。

・小んぶさんの「幇間腹」は普通とはちょっと違うアレンジかな。

・馬石師匠のあの独特のおどおど感がいいですねぇ。
 時間が押してたのが残念。

・喬太郎師匠は白鳥作「任侠流山動物園」。
 シリーズものなのは知っていましたが、初めて聞きました。
 これもやはり面白い。続きを聞きたくなります。
 声の調子が今日は思うようにいかなかったかな?
 ハードスケジュールなんですかねぇ。

恐懼謹言。
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