恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

3日目・罵倒も前向きに

2006年07月31日 | 日記とか
連日のアルコール摂取と寝不足のため、朝がつらくなってきました、3日目です。
本日はちょっとした登山に出かけるため、昨日よりも早めに出発。
バスで登山口まで移動し、浅間山近辺にある小高い山に登ります。
標高こそ1600m級ですが、もともとの標高が1400m近くあるので、
実質200m程度の簡単な登山ということになります。
林道から入ってところどころ険しい坂道も幾多ありましたが、
山頂目前になるとそれまで鬱蒼と茂っていた木が急になくなり、視界が開けます。
目の前に望むは雄大な噴煙を噴出しつづける浅間山。
前々クラス、前クラスともに天候に恵まれず、この景色は見えなかったそうですが、
流れ星、蛍の幸運に引続き、ここでもはっきりと山頂まで浅間山が拝めました。
いやー、今回はついてます。

山頂で食事をした後に下山し、ハイキングがてら先発隊の際に訪れた牧場へ。
例に漏れずジョッキに注がれた絞りたて牛乳をいただきます。
あの時はこれが原因でおなかを壊したわけですが、
生徒が見ていた手前、調子にのっておかわりし、二杯も飲んでしまったため、
後に寮に帰ったら激しく腹を下してしまったのは言うまでもありません。
後悔先に立たず。
牧場から更に歩きで移動し、両近くのブルーベリー農園でブルーベリー狩りを体験。
イチゴ狩りならやったことはあったのですが、ブルーベリーは初。
こんな風になってるのか、と感心しながら生ブルーベリーに目がない私は、
ちゃっかり試食しながら手持ちの籠に収穫し、楽しませていただきました。

寮に帰ったあとは夕食までの時間、生徒たちとテニスやらバドミントン、
野球、バレーボールなどの簡単なスポーツに明け暮れ、
もはや完全に打ち解けてきた感があります。
普通に話し掛けてくる→生徒の口から「キモ~イ」とか「先生ヤバ~い」など、
一見すると罵倒のような言葉も、おそらくその表われだと前向きに解釈しています。
夜は移動教室の定番、キャンプファイアーと花火で締め。
登山のあとで一様に疲れただのなんだのいっていた生徒も、
そんなことは忘れてしまったかのようにはしゃぎまわります。
生徒の「疲れた」とかいう台詞ほど信用できないものはありませんな。
そんなこんなで楽しい移動教室も最後の夜を迎えたのでした。

恐懼再拝。
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2日目・さらにもう一歩

2006年07月30日 | 日記とか
昨夜の晴天に引続き、本日も空は気持ちのよい晴れ間が覗きます。
朝の五時半に起床し、朝礼・朝食を経てハイキングへ出発します。
近くの名勝までバスで移動し、博物館を見学したあとで、
約2時間程度高原を歩き、高山植物などと触れ合いながら歩を進めます。
自然が作り出した雄大な風景を楽しみつつ、生徒ともそれなりに会話しながら、
ハイキングを楽しむことが出来たのは、昨日の滝ダイブの賜物か。
2日目にしてそれなりにコミュニケーションがとれてまいりました。

夕方に寮に帰着、清掃・夕食が終わると本日のメインイベント、
生徒の一発芸大会が始まります。もっとも一発芸とはいっても、
生徒たちはグループごとにかなり手の込んだダンスや歌、芝居などを披露し、
場の空気を盛り上げていました。
で、これ、生徒だけのイベントと思うことなかれ。
一通り発表が終わった後で、特別企画として教員もそれぞれ出し物を披露するんです。
もちろん私にもその役目が回ってきましたので、
壇上に上がって顔芸を中心としたお寒い芸を披露しました。
それ以外の教員も、それぞれ普段からは想像もつかないような一発芸を披露し、
一日はあっという間に過ぎていきました。

責任のある引率という仕事ながら、生徒と一緒に楽しむ、
といった精神を持っていると、自然と生徒との仲も深まっていくものです。
生徒が寝静まったあと、本日も反省会と称した飲み会の後で、
午前1時半頃就寝いたしました。

恐懼再拝。
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邂逅の滝と星空

2006年07月29日 | 日記とか
というわけで行ってまいりました、移動教室。
初日は7時半に学校を出発しまして、一路北へと向かいます。
案の定、そのクラスの人間とは全くといっていいほど面識がないので、
あちらさんも警戒してか、行きのバスの中では会話などありませんでした。
まぁ席も教員は別の場所になってるので、こんなもんかなぁと。
途中、高速道路の渋滞に見舞われ、予定よりも1時間送れて寮に到着。
生徒たちは特に渋滞で疲れた様子もなく、はしゃいでおりました。

前クラスとの交換会を終えて、入寮。
簡単な施設の説明を行なって、早速ハイキングへ出かけます。
本日は半日の行程なので、寮から徒歩30分程度の滝へと向かいます。
この途中の引率でもほとんど生徒と会話らしい会話もなく、
若干気まずい思いをしていたので、何とか打開せねばなるまい、と、
滝に到着するなり、はしゃいでいる生徒ともに滝へと突入。
自ら滝に打たれる修行僧を演じることで、生徒の警戒心を解いていきます。
計算ずくということではないのですが、やはり自分が童心に帰って楽しめなければ、
生徒だっていつまでたってもこちらに心を開かないと思うのですよ。
結局ずぶ濡れになって生徒からも「こいつは大丈夫だろう」と思わせ、
行きのバスの中のように全く会話がないという状態は脱しました。

帰ったあと、夕食を済ませて一服すべくふと外に出てみると、
空が東京では信じられないような満天の星空になっており、
急遽、生徒を交えて星空観察会が催されることになりました。
聞くところによると、ここまでの晴天というのはなかなかない機会だそうで。
私ですらすごいなぁと思う星空、生徒だってそりゃ感動します。
驚いたことにその後、二度の流れ星に見舞われ、
さらには蛍が舞い込んでくるというような出来事が続発。
私も生徒もテンション上がりまくりで、初日の夜は更けていきました。
おそらく疲れもあったのか、一部の生徒が1時ごろにおきていたことを除けば、
特にこれといった仕事もなく、反省会と称した缶ビール片手の飲み会で、
初日は終わっていったのでありました。

恐懼再拝。
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適度な緊張の前夜

2006年07月28日 | 日記とか
というわけで、明日より3泊4日にて移動教室へ行ってきます。
先日大掃除をしまして、生徒が快適に暮らせる環境は整っております。
はたして引率として初めて行く移動教室はいかなるものか。
また、一緒に行くクラスには授業で行っておりませんので、
そこで会う生徒とはほぼ全員初対面。
3ヶ月たってなんとなく環境に馴れてきた今、
これぐらいの緊張は程よいかもしれません。
明日からの4日間、何が待ち受けているのか。
私がドキドキして眠れなくなるかもしれませんが、
何事も学びつつ、そして楽しめるように行ってまいります。

恐懼再拝。
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赤ペン先生

2006年07月27日 | 日記とか
本日も出勤いたしまして、事務作業を淡淡とこなします。
そんな中で本日から生徒の書いた小論文の添削担当に割り当てられ、
夏期の講習で生徒たちが練習のために課題で書いた小論文を読み、
赤ペンでもってアドバイスを書き込んだり、おかしな部分を訂正したり、
なんていうことをやるわけです。
私もそこまで文章能力に長けているわけでもないし、
ましてやついこないだまで添削される側の人間だったので、
添削するほどの身分でもないのですが、これも経験です。

以前にも何枚かは添削したことがあったのですが、
今回は一日に10人分近くノルマが割り当てられ、
読んでいるだけでもかなりの時間を要してしまいます。
なんせ課題に対して自分も一度読み込んで、ポイントを理解しなければならないので、
1人分の添削をしていると1時間なんてあっという間に過ぎていきます。
そんな感じで今日の午後はひたすら論文添削に従事。
赤ペンのインクもかなり消費してしまいました。
はたしてこの添削を受けた人は役に立ってるんだか甚だ心配ですが。
しかし、赤ペン先生って激務だったんだなぁと改めて実感。

恐懼再拝。
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適材適所の指導

2006年07月26日 | 日記とか
鉄道会社に就職したいという生徒がいるんです。
そういう生徒への対応っていうのは大体が担任もしくは進路指導主任がするのですが、
この職種の特殊性に鑑み、どういうわけか私に今後の対応が一任されました。
いや、私とて鉄道会社で働いたことがあるわけでもないし、
ましてや進路指導というその人の将来に関わるような重要な仕事を、
たいして指導方法もわからないまま任されるというのは正直なところ驚きですが、
微力であってもこういう時のために積んできた知識だと思い、快諾しました。

で、その生徒と面談して話を進めていくと、
その志望動機が女子には珍しく、前々から運転士になりたかったんだそうな。
こういうのに興味があるのって大体は男子に多いものなんですが、
やはりそういった夢というのは少なからず女子でも抱くものなんですね。
しっかりと自分自身の自己分析と職業研究の出来ている生徒で、
私がウンチクをひけらかすまでもなくある程度のことは調べていたようで、
その意識の高さに感服いたしました。
当然ながら鉄道会社に就職したところでいきなり花形の運転手になれるわけではなく、
駅業務などの基礎的な部署での下積みを経て車掌や運転士へとなるわけで、
そういった部分も踏まえて色々とお話をさせていただきました。

もちろん鉄道業界の専門家というわけではないので、
その言葉の重みがあったのかどうかはわかりませんが、
終始、熱心に話を聞き、意見をいう姿には頼もしさすら感じました。
こういう人が責任のある仕事に就けば必ずや会社は良くなっていくだろうなぁ。
ぜひ、この生徒には鉄道会社に入ってもらって活躍して欲しいと思います。
その夢の実現のために微力ながら手助けを出来る私の仕事も、
責任こそあれど、やりがいのある仕事なのだ、とも改めて認識しました。

恐懼再拝。
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親睦ランニング

2006年07月25日 | 日記とか
部活の指導は先日よりずっと私が代理責任者となっております。
なもんで、生徒の中で朝練をやりたいという生徒もいるので、
ここんところ毎朝5時過ぎに起きて学校に一番乗りで出勤しております。
この仕事は今までメインの顧問がやっていたことなので、
今さらながらにその献身ぶりには頭が下がる思いです。
私なんて2日連続でやっただけなのに、眠くて眠くて。

昼からは普通に生徒が登校してまいりまして、部活開始。
練習メニューなんかにしても私の一存で決められてしまうのですが、
変なことをやってしまっても後々問題なので、
とりあえずは今までのメニューを踏襲する形で可もなく不可もなく実施。
まず最初に校外ランニングを設定したのですが、
どういうわけか「せっかくだから先生も走りましょうよ」と誘われてしまいます。

やはり部活の練習といえども、場の雰囲気を盛り上げるためには、
選手と教員が一体となるということも重要な要素であります。
ランニングの距離を考えると即答できる距離ではありませんでしたが、
こういうときこそ選手との親睦を深めねば、という狙いもあり、ランニングに出発。
さすがに途中で離脱するような距離・スピードではありませんでしたが、
ずっとデスクワークが続き、冷房になれた身には堪えますな。
それだけで汗だくになるわ、軽く足が痛くなっちまいました。
まぁそれはそれで身を呈して部員と交流が深められたからいいんですがね。
さ、明日も早起きです。

恐懼再拝。
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身に染みる講義

2006年07月24日 | 恐懼とか
生徒は先日から夏休みに突入したわけですが、
進路に向けて活動する3年生と教職員はそれどころではありません。
進学希望の生徒にはそれぞれ夏期講習が用意され、
就職希望者はいままさに企業見学などで大忙しなのです。
本日も就職希望者向けに、外部から話し方教室の講師を招聘し、
面接時のマナー講座などを終日実施しておりました。

午前中はその講師の方による講演で、私も同席して講義を受けます。
「企業が求める人材とは」とか、「社会人とはどうあるべきか」などなど、
大学時代に就職活動を一切してこなかった私にはグサグサくることばかり。
言葉遣いにしても、敬語の使い方にしてもそれなりに自分では出来るつもりでしたが、
やっぱり難しいなぁっていうのは思いました。
生徒と一緒になって、同じ目線で勉強していたわけですな。
その後にやっていた模擬面接なんていっしょに混ざってやりたかったぐらい。
ちにかく自分のそういった部分での教養って本当に薄っぺらだなぁと。

そんなことを知りもしない生徒たちは、
この時期、色んな先生に対して面接練習をしたいので、
面接官の役をやってください、なんて風にやってくるのですが、
例に漏れず私も明日練習につき合ってくれとの要請を受けてしまいました。
どっちかっていうと私が品定めする側なのに、
一転して偉そうに人を品定めするんだから偉いこっちゃですよ。
ま、それが新人教員なのかもしれません。
人の為と書いて「偽」ですが、別にいいんです。私も日々勉強です。

恐懼再拝。
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房総と竹岡ラーメン

2006年07月23日 | 二輪/四輪車とか
久々に丸一日フリーの日がやってまいりました。
ちょうど天気も梅雨の中休みということで雨の心配もなく、
これまた久々にバイクに跨ってツーリングへと出かけることに。
最初は竹岡式ラーメンでも食べようと思っていたのですが、
手軽にいけるはずの房総半島の中でもかなりの遠路になってしまうので、
行徳にある東京近郊では珍しく竹岡式ラーメンが味わえる「風来房」なる店へ。
軽トラを屋台風に改造したような店で若いお兄さんが切り盛りしており、
非常に好感の持てる接客をしておられました。
味の方も元祖・竹岡式ラーメンの「梅乃家」同様、個性の強い味で満足満足。
わざわざ富津まで行かなくてもここで味わえるのは貴重であります。
K澤さん、今度是非行きましょう。

ちなみに、本日こんなニュースがありました。
車でラーメン店に突入、客重傷…酔った男「故意に」
これ、私が今日いったお店のすぐ近くなんです。
店主と常連らしいお客さんの会話の中で、「王様に車が突っ込んだらしいですよ」
なんてのが私の耳にも入ってきました。
私はしっかりと朝のニュースを見ていたので、
その会話に割り込んで一見にも関わらず、店長・常連・私の三人で鼎談。
常連さん曰く、「あの店の店長、舌打ちしながらラーメン作ってたしなぁ」
と、対応の悪さが災いした事件だったことに妙に納得していました。
さすが、行徳ラーメン通らしい風貌をしているだけのことはある。
やはり飲食業は接客ってのも重要な要素だわな。

腹を満たしたあとは市川ICより京葉道路にて東へ。
千葉・東金道路→東金・九十九里道路→九十九里有料道路を経て、
海辺を快走、房総横断道路を選んで山間部も走行。
やはり手軽に走りを楽しみなら房総半島が一番です。
途中、この地方の名刹である笠森寺に立ち寄ります。
崖山の上に切り立つように建てられた本堂はまさに圧巻。
拝観料100円ってのが少々ケチくさい気もしますが、
なかなかいいものを見せていただきました。
休日もしっかりと授業研究にきてるってわけですな。
やってることは学生のころと大差ないんですがね。
そんな感じで走行距離200km程度、6時間程度走ってきました。
ちなみに今日の画像は、上総三叉-海士有木間を走る小湊鉄道です。
私は撮り鉄ではありませんが、偶然通りかかったので一枚ってわけでした。
ともかく有意義な休日でありました。

恐懼再拝。
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デビュー

2006年07月22日 | 恐懼とか
二週間連続で部活の練習試合で、練馬区まで参ります。
状況が違うのは、本日私は代理監督という重責を担っているということでしょうか。
普段の監督の先生が移動教室の引率にいってしまったので、
その代わりの代役というわけなのですが、
これまでほとんどの試合で勝ちつづけているだけに、
ここで負けてしまったら確実に私の責任問題になることは免れません。
さぁ、部員と接するようになってから3ヶ月、采配が振るえますかどうか。

基本的なオーダー等に関しては事前に監督より指示を仰いでおいたので、
そこはそのまま実行し、重要になってくるのはその後の選手の起用。
どこで投手をスイッチさせるかとか、守備位置をどうするかなどについては、
ほとんど私の直感で指示を飛ばすことに。
ただ、やはりメインの監督が不在ということもあって、
選手の士気が低下しているのは防ぎようがありません。
気のせいかもしれませんがいつものような覇気がないというかなんというか。

結局つまらないミスが続いたおかげで余計な失点を続けざまに与え、
攻撃の際も単調なバッティングに終始し、凡打の山を築くことに。
主に新人メインのオーダーを組んだとはいえ、惨憺たる有様。
時間切れのため、反撃の機会をなくなってしまうという想定外の出来事もありましたが、
終わってしまえば3-5で敗北。
前回練習試合をやったときには勝っているのに…。
やはり敗戦の責任は指導者にあり、ということですな。
技術面云々ではなく精神的な面での差を感じた一日でした。

後ほど移動教室にいっている監督に電話し、平身低頭の結果報告。
やっぱり私はまだその器じゃありませんわ。

恐懼再拝。
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