普段はあまり縁のない芸協や円楽党の興行です。
いやはや、どうも普段聞きに行くのは落語協会の噺家さんたちばかりなのですが、
ちょいと時間があってこういう新作落語のイベントもあるのだなーと足を運んでみます。
実際のところ、聞いたことがあるのは兼好師匠と枝太郎師匠ぐらい。
まして、兼好師匠は古典の人だと思っていたので、
こういう会で新作が聞けるとは驚きです。
まだまだ勉強不足ですねぇ。
じゅうべえ「忍者会社」
愛 九「桃太郎ドラフト会議」
楽 生「裏表」
枝太郎「コスモス」
-仲入り-
楽 大「ネタバレ」
三 若「迸る悪意」
兼 好「父さんらしい」
・前座のじゅうべえさん。スウェーデンの出身なのだとか。
発想はいいと思いますが、あとは展開の仕方ですかねぇ。
・愛九さんは通常では眼鏡をかけていますが、噺を始めると裸眼に。
新作でもこの方式なんですね。いろんなやり方があると思いますが。
これも発想はいいと思うのですが、いまいち笑いが少ないというか。
で、最後のほうで微妙に「桃太郎」を彷彿とさせるセリフ。
悪くはない。でも何か足りないかなぁ。
・楽生師匠、それまでの2人と違って発声がしっかり。目が覚めました。
テーマは「裏表」ですが、その中で例の都市伝説的なものを紹介。
千円札とフリーメイソンのくだりでは、お客さんに千円札を取り出させて解説。
もはや想像力を掻き立てて、という落語の基本原理すら無視するありさま。
明智光秀と天海のくだり、歴史好きな人なら納得でしょうがね。
・枝太郎師匠は本来ならネタ出しで「ヘビーシッター」でしたが、某師匠に台本である原稿を貸したら紛失され、
仕方なくネタを変更します、とのことでこちらへ。
下ネタ満載、新宿二丁目的要素満載な噺で笑わせてもらいました。
もちろん、ご時世的にはこういうネタは公共の電波には乗らないでしょうね。
・楽大師匠は「ネタバレ」で、こちらは古典設定なのかな。
権助提灯のエピソードなどが最初にあって落語ファンをくすぐります。
田舎の親を安心させるため、権助が見栄を張って江戸っ子になったと手紙を出すところから始まる。
結局は「ネタバレ」になるわけですが。
笑いは多くないものの、古典を聞いてる人にはちょっとほっこりする噺かも。
・上方の三若師匠は「迸る悪意」でした。ええ、読めません。「ほとばしる」と読むそうな。
ひょんなことから相手の悪意が感じられるようになってしまって、という、
いかにも新作落語にありそうな展開ながら面白いですねぇ。
こういうのを聞くと上方の新作落語もいいなぁと思ってしまいます。
・トリは兼好師匠。なんでも安いものを買うという癖のある父親がなくなってしまい、
その葬式の場面から噺は始まります。いやー、これは面白い。
兼好師匠の落語を聞くのは何回目かですが、新作は初めて。
それでもどんどん引き込まれますね。
正直なところ、序盤まではどうなるのかなーという微妙な感じがしましたが、
枝太郎師匠・三若師匠・兼好師匠の登場で完全に雰囲気が変わりました。
たまには新たな発見を期待して未開拓のゾーンにいくのもいいかも。
恐懼謹言。
いやはや、どうも普段聞きに行くのは落語協会の噺家さんたちばかりなのですが、
ちょいと時間があってこういう新作落語のイベントもあるのだなーと足を運んでみます。
実際のところ、聞いたことがあるのは兼好師匠と枝太郎師匠ぐらい。
まして、兼好師匠は古典の人だと思っていたので、
こういう会で新作が聞けるとは驚きです。
まだまだ勉強不足ですねぇ。
じゅうべえ「忍者会社」
愛 九「桃太郎ドラフト会議」
楽 生「裏表」
枝太郎「コスモス」
-仲入り-
楽 大「ネタバレ」
三 若「迸る悪意」
兼 好「父さんらしい」
・前座のじゅうべえさん。スウェーデンの出身なのだとか。
発想はいいと思いますが、あとは展開の仕方ですかねぇ。
・愛九さんは通常では眼鏡をかけていますが、噺を始めると裸眼に。
新作でもこの方式なんですね。いろんなやり方があると思いますが。
これも発想はいいと思うのですが、いまいち笑いが少ないというか。
で、最後のほうで微妙に「桃太郎」を彷彿とさせるセリフ。
悪くはない。でも何か足りないかなぁ。
・楽生師匠、それまでの2人と違って発声がしっかり。目が覚めました。
テーマは「裏表」ですが、その中で例の都市伝説的なものを紹介。
千円札とフリーメイソンのくだりでは、お客さんに千円札を取り出させて解説。
もはや想像力を掻き立てて、という落語の基本原理すら無視するありさま。
明智光秀と天海のくだり、歴史好きな人なら納得でしょうがね。
・枝太郎師匠は本来ならネタ出しで「ヘビーシッター」でしたが、某師匠に台本である原稿を貸したら紛失され、
仕方なくネタを変更します、とのことでこちらへ。
下ネタ満載、新宿二丁目的要素満載な噺で笑わせてもらいました。
もちろん、ご時世的にはこういうネタは公共の電波には乗らないでしょうね。
・楽大師匠は「ネタバレ」で、こちらは古典設定なのかな。
権助提灯のエピソードなどが最初にあって落語ファンをくすぐります。
田舎の親を安心させるため、権助が見栄を張って江戸っ子になったと手紙を出すところから始まる。
結局は「ネタバレ」になるわけですが。
笑いは多くないものの、古典を聞いてる人にはちょっとほっこりする噺かも。
・上方の三若師匠は「迸る悪意」でした。ええ、読めません。「ほとばしる」と読むそうな。
ひょんなことから相手の悪意が感じられるようになってしまって、という、
いかにも新作落語にありそうな展開ながら面白いですねぇ。
こういうのを聞くと上方の新作落語もいいなぁと思ってしまいます。
・トリは兼好師匠。なんでも安いものを買うという癖のある父親がなくなってしまい、
その葬式の場面から噺は始まります。いやー、これは面白い。
兼好師匠の落語を聞くのは何回目かですが、新作は初めて。
それでもどんどん引き込まれますね。
正直なところ、序盤まではどうなるのかなーという微妙な感じがしましたが、
枝太郎師匠・三若師匠・兼好師匠の登場で完全に雰囲気が変わりました。
たまには新たな発見を期待して未開拓のゾーンにいくのもいいかも。
恐懼謹言。