恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

坂東三十三箇所巡礼 第十二番 慈恩寺

2009年11月30日 | 坂東三十三箇所とか
午前中は仕事、午後からは不意に時間が空いたので、参拝へ。
札所をめぐるうちにいよいよ東京の近郊は行きつくしてしまった感があります。
本来の意図からいえばそれでこその巡礼であって、
日帰りで手頃に行こうなどというのは邪なのかもしれませんが。
とはいえ、現代の世の中でそれができるのは、
財を成したご隠居かよっぽど時間と信心のある人ぐらい。
とはいえ、私のように時間を見つけて札所めぐりをする人が今は大多数でしょう。
信仰も時とともに移り行くもので。

と、前置きが長くなりました。
出発が遅くなったので自宅近くから高速道路を利用して岩槻まで。
ここまで40分弱。意外に近いものです。
そこから国道16号沿いにちょっと道を進み、東武野田線豊春駅の横を通り、
たどり着いたのが第十二番札所の慈恩寺です。
到着したのが夕方なのと、かなり気温が低かったので、
参拝客はまばらではありましたが、お宮参りにきている家族が一組。
おそらく地元のご家族なんでしょう。
それ以外にも数組の巡礼客がいましたが、総じてのどかな雰囲気でした。

また、ここの特色は、本堂からかなり離れたところに、
玄奘三蔵法師の霊骨を奉安した塔が建立されていること。


↑西遊記で有名、玄奘三蔵法師の像と仏塔。

慈恩寺からも離れており、周囲は畑なのに、ここだけ中華風の建築で、
ちょっとすると異様な光景だったりします。
あと、個人的にはこの敷地のすぐ隣に完全予約制と思しき、
石釜ピザを出す店があったのが気になるところ。
情報お持ちの方、お寄せください。

●基本情報●
正式名称:華林山 慈恩寺(慈恩寺観音)
宗派:天台宗
本尊:千手観世音菩薩
開基:慈覚大師
創立:天長元年(824)
住所:埼玉県さいたま市岩槻区慈恩寺139

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第五番 勝福寺

2009年11月16日 | 坂東三十三箇所とか
さて、先ほどの光明寺の続き。
平塚から小田原方面へ向かったところにもう1つ札所があるので、そちらへ。
そういえば今日は七五三の日だったんだなどと、
境内に入ってはかま姿の少年を見て気がつきました。
いやいや、今日みたいに天気のいい日だと気持ちがいいだろうなぁ。

ちなみに、この勝福寺、境内には樹齢1000年にもなろうという大銀杏があります。
トップの写真では見づらいのですが、門の左上にあるのがそれです。
たしか千葉寺にもあったけど、こっちのほうもそれに負けず劣らず。
七五三の少年とイチョウの木を一緒に写そうと、
お父さんが地面に寝そべって一生懸命になっている姿に感服しました。
父は強し。

●基本情報●
正式名称:飯泉山 勝福寺(飯泉観音)
宗派:真言宗
本尊:十一面観世音菩薩
開基:弓削道境法師
創立:天平勝宝五年(753)
住所:神奈川県小田原市飯泉1161

しっかりとご朱印をいただき、本日の目標達成。
あとは観光、とばかりに近隣の史跡へ。
普通なら小田原城へ行くんでしょうが、若干行き飽きた感もあり、
研究もかねてかつて学生時代に訪れたことのある石垣山一夜城へ。
今日は天気も良く、本丸跡からはきれいに小田原の町と海が見渡せました。
メジャーではなく、こういう比較的マイナーな観光地はいいですね。うん。


石垣山一夜城から小田原市街と海を望む、の図。

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第七番 光明寺

2009年11月16日 | 坂東三十三箇所とか
久しぶりに丸一日休みが取れました。
さぁこうなったらとばかりに札所めぐりに参ります。
この時期にせっかくでかけるんなら、
紅葉の楽しめそうな茨城方面もありかなぁと思ったんですが、
いろいろ思案した結果、最近はご無沙汰だった神奈川方面へ。
神奈川方面には鎌倉近辺を中心にいくつかの霊場があるのですが、
休日であるということと、車で出かけるということを考えると、鎌倉はパス。
で、ちょっと足を伸ばしてまずは平塚にある金目山光明寺へ。

道すがらきれいに富士山が見える中を走り、平塚ICから10分程度で到着。
川沿いにたたずむ非常に閑静なお寺で、参拝者も私以外にはおらず。
ゆっくりと時の流れを感じることができました。
ご朱印をいただきに行くと、ご高齢の住職様(?)がゆっくり、
そして力強く筆をすべらせて押印されている姿が印象的でした。
また、ガラスの仕切り窓には「花粉症のため閉めていてください」の文字。
んー。

●基本情報●
正式名称:金目山 光明寺(金目観音)
宗派:天台宗
本尊:聖観世音菩薩
開基:道儀上人
創立:大宝二年(702)
住所:神奈川県平塚市南金目896

ちなみにこのあたりは自由民権運動の盛んな地だったそうで。
立て札が立っておりました。

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第十三番 浅草寺

2009年11月09日 | 坂東三十三箇所とか
この日は仕事だったのですが、ただの休日出勤は癪なので、
自転車で職場まで向かうことに。
きっちり定刻まで仕事をして、その足で唯一自転車で行ける札所である浅草寺へ。
ここは幼少のころより今にいたるまで、幾度となく参拝してきたわけですが、
霊場めぐりと銘打って参拝に来るというのもなんとも不思議なもの。
写真は有名すぎるほど有名な雷門の全景ですが、夕方5時前でもこの人出です。
さすが日本を代表する観光地なだけあります。
外国からいらした方も多数。

さて、実際にお参りするにあたって、現在は本堂が改築中で、
完成は2010年の11月になるんだそうな。残念。
それでも雷門から仲見世通りを抜けていく参道はにぎわっており、
これぞ浅草という風情は存分に楽しめました。
どちらかというと札所めぐりというよりは観光のようになってしまいましたが、
しっかりと本尊前に詣でて、ご朱印もいただいてまいりました。

●基本情報●
正式名称:金龍山 浅草寺(浅草観音)
宗派:聖観音宗
本尊:聖観世音菩薩
開基:土師直中知・桧前浜成・桧前竹成
中興開山:慈覚大師
創立:推古天皇三十六年(628)
住所:東京都台東区浅草2-3-1

ちなみに、おまけの一枚。

建設中の東京スカイツリーと東武鉄道車庫に留置されている東武300系電車。
浅草からちょっと行った業平橋駅近くから撮影しました。

恐懼謹言。
コメント (2)
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