恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

12/25(月)正楽のラストクリスマス@池袋演芸場

2017年12月25日 | 噺とか
紙切りの林家正楽師匠の独演会です。
年に一度、ラストクリスマスと題して池袋で行われております。
私はこれが3回目の参加。
開場の18時の20分前に行ったのですが、それでも60人以上前にいるという状態。
いやー、愛されてますね。正楽師匠。
もちろんその腕前があってのことなんですがね。
ファンの一人としてこの日を楽しみにしておりました。

前半は恒例のサンタの衣装で登場、あれこれと作品を切り抜きます。
ここでの作品はお客さんには渡されないんですね。
その後、翁家和助さんと鏡味仙志郎さん、柳家小太郎さんの茶番、
いつも通りの正楽師匠、ロケット団、鏡味仙三郎社中、正楽師匠のスライドへと続きます。

正楽師匠(サンタコスチューム)
「サンタクロース」
「サンタクロースとツリー」
「サンタクロースと門松」
「犬と門松」
「ゴジラと門松」
「相撲取りとビール瓶」
「日馬富士とビール瓶」

茶番
「五穀笛」「早着替え(忍者・侍・芸者)」

正楽師匠(通常通り)
「ラストクリスマス」
「パンダ」
「圓歌・橘之助」
「土俵入り」
「出初式」
「獅子舞」
「かまくら」
「BB8」
「黒門町」
「忠犬ハチ公」
ロケット団
「漫才」
-仲入り-
鏡味仙三郎社中
「太神楽」(クリスマスバージョン)
正楽師匠
「春夏秋冬」のうち「春夏」

相変わらず満席の大盛況で、紙切りの世界を存分に楽しみました。
エンディングのゲストに二楽師匠があらわれ、まさかの対談が実現。
「こんなに何回もやっているというのにゲストで呼ばれない」という二楽師匠に対し、
「紙切りが二人いてどうするんだよ」と返す正楽師匠。
弟弟子であるとともに師匠の息子さんという微妙な立場なんでしょうが、
貴重なシーンを見られた気がします。

正楽師匠のスライドも本当にきっちりと作りこまれております。
音楽とうまく合わないのはご愛敬なんでしょうかね。
二楽劇場ではほろっと泣かせるのに対して、笑いが多めなのが正楽師匠かな。
後半の「秋冬」は来年の12/26だそうで、楽しみです。

さぁ、これが終わるといよいよ今年も大詰めです。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12/23(土祝)池袋演芸場昼席

2017年12月23日 | 噺とか
天皇誕生日で祝日の今日、本来は予定になかったのですが、池袋へ。
天どん師匠がトリを取っているのですが、HPにネタ出しされていて、
今月の上席に末廣亭で見た「公園の悪いおじさん」ということだったので、
どうしようかなぁと思ったわけです。
とはいえ、前日の忘年会のダメージもあって遠出するのもなぁ、とか、
年賀状の支度もしなきゃなぁなんていう事情からグダグダしてしまい、
結局は池袋へ行ったのでありました。
祝日の池袋は開場30分前ですでに20人近い行列でした。
人気者の一之輔師匠や彦いち師匠が出ていないにもかかわらず。
いや、これが天どん人気なのかもしれませんがね。

市 朗「転失気」
めぐろ「あまがみ」
志ん五「警察23時ごろ」
丈 二「公家でおじゃる」
米粒写経「漫才(神奈川・三重・群馬)」
菊太楼「幇間腹」
柳 朝「唖の釣り」
-仲入り-
駒 次「鉄道戦国絵巻」
小ゑん「長い夜・改Ⅱ」
正 楽「紙切り(キタサンブラック・シャンシャン・鉄道戦国絵巻)」
天どん「公園の悪いおじさん」

・めぐろさん「あまがみ」、初めて聞きました。
 ゾンビが出てくる本格的ホラーと思いきや、やはり、な展開。
 短いながらも笑いの多い作品です。
 こういうのは肩ひじ張らずに聞けていいですね。

・志ん五師匠「警察23時ごろ」も独特の新作。
 「盗んだ自転車で走り出す」の尾崎メロディではじまる1席。
 天どん師匠のトリネタで一部ネタにされておりました。

・丈二師匠の新作を久しぶりに聞きました。
 やっぱりこうじゃないとね。
 丈二師匠の新作ってやっぱり粒ぞろいなので、
 どこかでまとめて聴く機会がないものかしら、と思います。

・駒次さん「鉄道戦国絵巻」は先日の鈴本で聞いたばかり。 
 よくできていますね。池上線御嶽山駅に行ってみたくなりました。

・小ゑん師匠「長い夜」も久しぶりでしたが、相変わらず面白い。
 新宿ゴールデン街でわけわからんカタカナ語で若者が論争するあたり、
 先日の「アキバぞめき」につながるようなマニアックさを感じてしまう。

・天どん師匠の「公園の悪いおじさん」は約3週間ぶり。
 それでも噺ってその場、その時で変わってくるものですね。
 末廣亭の夜席で聞いた時よりも面白く、そしてしんみりきたなーと。
 よりクリスマスが近づいてきたからなのか、
 なんとなく幼いころのクリスマスを思い出してしまったからなのか、
 立ち見も出る池袋演芸場の熱気がそうさせたのか。

とにかく、年の瀬の忙しい時期ながら足を運んでよかったと感じた一日でした。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12/20(水)鈴本演芸場 年の瀬に聴く芝浜と柳田格之進

2017年12月20日 | 噺とか
昨年のこの時期には文菊師匠の「芝浜」を聴きにいきまして、
早いものであれからもう一年たつのかーと。
芝浜だったらあえて今年は足を運びこともあるまいと思っていたのですが、
千穐楽に一之輔師匠が新作をかけるというので是が非でもいかねば、と思い鈴本へ。
開場は5時なのですが、20分前に到着したらもう長蛇の列。100人はいたかな。
幸いにして前方の席は確保できましたが、この人気恐るべし。

駒 次「鉄道戦国絵巻」
翁家社中「太神楽」
文 菊「千早ふる」
天どん「チハヤフル」(?)
一 朝「湯屋番」
小 菊「粋曲」
琴 調「中村仲蔵」
-仲入り-
ホンキートンク「漫才」
左 龍「鈴ヶ森」
正 楽「紙切り(ドラゴンクエスト、芝浜、パンダ)」
一之輔「芝ノ浜由縁初鰹」

・駒次さんのこの噺、タイトルこそ聞いていましたが初めて聞きました。
 鉄道ファンにはニヤリ、ですねぇ。

・天どん師匠の改作は「タラチネ」だけかと思いきや、まさかここでもやるとは。
 正式なタイトルがわかりません。
 なんだかもうやりたい放題で笑えました。
 鈴本でこういうのって珍しいのでは。

・一之輔師匠、この作品はもうすごいことになってますね。
 ポルトガル人から銭形平次、五街道一門へのあてつけなどなど、もうなにがなんやら。
 そしてここに鳴り物を入れて演じるっていうのもすごいことで。
 熱演しすぎて、いや、悪ふざけし過ぎでマイクを破壊してしまうなんて。
 超満員の鈴本演芸場は異様な熱気に包まれていました。

普段は新作を演じることの少ないであろう一之輔師匠のなかなか貴重な一席に出会えたのは幸運ですね。
前述のとおり、会場は超満員で札止めだったそうな。
仲入りの時、トイレもあんなに並ぶんだなーと初めて見ましたよ。
とにかくすごい一日でした。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12/17(日)第6回小ゑん落語ハンダ付け@お江戸日本橋亭

2017年12月17日 | 噺とか
過去にも足を運んだことのある小ゑん師匠の会です。
マニアックな内容ながら濃厚な新作落語をたっぷりと聞けるので、
楽しみにしておりました。
今回は上方から笑福亭たま師匠を呼んでの会です。
たまさんは、過去に「ペッパー・ラッパー」を国立で聞いて以来。

小ゑん・たま「ごあいさつ」
あおもり「スピード狂の詩」
小ゑん「下町せんべい」
た ま「妖刀村正」
-仲入り-
た ま「チェ・ゲバラ」
小ゑん「アキバぞめき」

・オープニングトークでは東西の新作落語事情について。
 なるほどねー、と思わせる内容でした。
 新作がかかった途端、笑えるなーと安心する気持ちはあります。
 いずれにしても新しいことをやるっていうのは大変なことですね。
 たっぷり25分ほどのトークでした。

・あおもりさんは「スピード狂の詩」という新作。
 マクラでは高校野球時代の応援に関するエピソード。
 青森ならではの応援ソングの替え歌、面白いですね。
 高校野球経験者ではありますが、なんとなくうなずける。
 あおもりさんも二つ目が近いのかな?

・小ゑん師匠1席目は「下町せんべい」。
 寄席でも何度かかかる噺ですが、上方からのお客さんを意識してでしょうか。
 吾妻橋のアサヒビール本社のオブジェが塗り替えられた話題も盛り込んであります。

・たま師匠「妖刀村正」は一見すると古典のような設定ですが、
 もう始まってみると引き込まれてしまう新作です。
 ハメモノを入れるあたりもさすがといった感じ。
 2席目の「チェ・ゲバラ」もちょいちょい入るギャグがツボに入ります。
 このために上方から遠征してきた人の気持ちがわかります。

・小ゑん師匠の2席目はネタ出しで「アキバぞめき」。
 もう、なんというんでしょう。
 師匠の秋葉原好きがこれでもかというほど伝わります。
 専門用語多すぎで半分ぐらいよくわからないところがあるものの、
 もはやその熱意に圧倒されるという、そんな感じ。
 きっとその世代なら何倍も楽しめただろうな。
 自分も古い秋葉原を知っていますが、そのもっと前のことはわからない。
 自分の思い出のある、愛すべき町が変貌したら悲しむだろうなぁ。
 そんな哀愁すら感じました。

とにかくマニアックで濃厚な回でした。
次回は2/9だそうな。平日だけど、こりゃ参加しなきゃ。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12/16(土)ザ・プレミアム文蔵@らくごカフェ

2017年12月16日 | 噺とか
以前、天どん師匠と文蔵師匠の二人会を訪れた際の折り込みチラシでこの会を知り、
久しぶりにらくごカフェに行ってまいりました。
予約ですでに満席となっており、その人気ぶりがうかがえます。
文蔵師匠の独演会に参加するのはこれが初めてですが、
やはり女性ファンが多いのが特徴でしょうかね。

なんでも、お金を貯めて買いたいものがあったという文蔵師匠、
今年は芸よりも「稼ぐこと」に力を入れていたとのこと。
おかげでお金は貯まり、年明けからは芸の道を磨くと宣言されました。
その一環で、今日の1席目もネタおろしだったようです。

かな文「片棒」
文 蔵「鼠穴」
-仲入り-
文 蔵「ちりとてちん」

・前座のかな文さん、「片棒」をたっぷり30分近く演じられました。
 前座さんでここまでやるのってたいしたもんだなぁと。
 そろそろ二つ目も近いんでしょうか。

・文蔵師匠のネタおろしは「鼠穴」でした。
 以前、一之輔師匠で聴いたことのある噺ですが、肝心の仕込みを忘れてしまう。
 まぁそれでもなんとか成立しているし、大ネタらしくしっかりと聞かせてもらいました。
 こういうことがあるのもネタおろしならでは。
 かつて先代の文蔵師匠も「牛ほめ」で仕込みを忘れてしまい、
 強引に話を成立させたとのエピソードも披露されていました。そういうこともある。

・2席目は「ちりとてちん」でした。
 聞きなじみのある噺ですが、そこは文蔵師匠。独特の可笑しさのある一席でした。
 「台湾戦隊チリトテンジャー」とか、妙に喧嘩腰のトラさんとか、
 1席目がしっとりとした話だっただけに、こちらで爆笑を誘っていました。

満席のらくごカフェの熱気を後にして、外に出ると日が暮れかけて寒風の吹く神保町。
今年もあとわずか。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒門亭 第3049回・3050回

2017年12月10日 | 噺とか
池袋で行われている橘之助師匠の披露目に行こうかとも思ったのですが、
諸般の事情により黒門亭へ行き、一部・二部と通しで居座ることに。
考えてみると黒門亭で通し券を買うのはこれが初めて。
椅子席ではないことと、時間帯的に昼食をとるタイミングが難しいのがネックですが、
はてさて、どうなりますやら。

【一部】
小ごと「道灌」
花ん謝「湯屋番」
文 雀「ふぐ鍋」
-仲入り-
馬 遊「鮑のし」
白 鳥「恋する蛇女」

開場直後に満員札止めとなったようです。
会場は熱気があふれておりました。

・花ん謝さん、岐阜県多治見市での落語講座の話がマクラ。
 予想以上に希望者が集まってしまい、発表会の持ち時間が1人3分に。
 その中で、どうしても「幾代餅」をやりたいという70代女性が現れて、
 説得するのが大変だったのだとか。どんな世界も大変です。

・文雀師匠、今日が年内の仕事納めだとか言っていましたが、本当かしら。
 寒いこの季節、鍋の噺をやられるとどうしても食べたくなってしまいます。 
 できることなら、ふぐの入った暖かい鍋料理を。

・馬遊師匠は池袋で見かけて以来かなぁ。
 椎名町馬遊会でのエピソードが思い出されますが、
 今日も羽織を2階の楽屋に置いてきてしまい、黄色のまぶしい着物で高座へ。
 そして、トイレに並んでいるお客さんを見て自分も尿意を催す、という、
 何とも言えない脱力エピソードで客席を沸かせました。
 噺は「鮑のし」ですが、この甚兵衛さんのキャラが何ともマッチしていて可笑しかった。
 寄席でもっと出番があってもよさそうな方です。

・白鳥師匠はネタ出しで「恋する蛇女」。これは白酒師匠との二人会で聞いて以来。
 馬遊師匠のことを盛大にいじりつつ、安定の白鳥ワールドへ。
 前回聴いた時よりも距離が近く、迫力があったように感じます。

【二部】
小ごと「たらちね」
朝之助「壷算」
龍 馬「佐野山」
-仲入り-
楽 一「紙切り(橘之助師匠・討ち入り・スターウォーズ・小ごとさんの横顔)」
喬之助「錦の袈裟」

一部と変わって客席は10人に満たない数。
こんなにも違いが出るのかーとも思いつつ、のんびりと鑑賞。
ちなみに、前座の小ごとさん、仲入り後のめくりを変え忘れるというしくじりを2回も!

・龍馬師匠、相撲の騒動から富岡八幡宮の事件まで、相撲にまつわる話をマクラで。
 落語協会の分裂騒動にも言及しながら、「佐野山」をたっぷりと。

・楽一さん、人数の少なさもあっていつもとは違ったエピソードを。
 こんなに注文の出ない紙切りを見たのも初めてかも。

・喬之助師匠は「錦の袈裟」を演じられました。
 しかしまぁ、この噺を聞いて思うのは、与太郎でも妻を持っているんだなぁということと、
 この時代は夫が吉原に遊びに行くのを、妻も目くじらを立てないというおおらかな時代なんだなーということ。
 いろいろと考えさせられます。

4時間以上座布団に座り続けましたが、そこまで腰にはダメージは来ていないようです。よしよし。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12/8(金)末廣亭夜席 仲入りから

2017年12月08日 | 噺とか
12月中席の末廣亭は三遊亭天どん師匠がトリを務めています。
末廣亭は、19時以降に仲入り後の割引があるため、
仕事の後でも駆け付ければお得に見ることができるのがいいですね。
行こう行こうと思いつつ、なかなか行けず、ついに8日目にして行くことができました。

馬の助「権兵衛狸」
-仲入り-
粋 歌「銀座なまはげ娘」
ホームラン「漫才」
志ん五「出目金」
きく麿「陳宝軒」
翁家社中「太神楽」
天どん「公園の悪いおじさん」

仲入り後は新作落語のラッシュでした。
トリネタ以外、いずれの噺も初めて聴いたものばかり。
粋歌さんの新作も、こういう風に来るかー、という笑いがあり、
釣り好きの志ん五師匠も独特の新作落語。
このためだけにオレンジ色の羽織を誂えたというのもすごい。
そりゃ小三治師匠も驚きます。
きく麿師匠は「金明竹」の九州弁バージョン。これもすごい破壊力でした。
そして、天どん師匠はクリスマスに合わせて「公園の悪いおじさん」でした。
ネット上に上がってて聞いたことのある噺でしたが、
やはり実際に目の前で聞くと趣の違うものです。
雨の降る寒い冬の一日、末廣亭が少しだけ温かくなったような。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12/3(日)年忘れ古典落語を楽しむ会@石岡市民会館

2017年12月03日 | 噺とか
茨城県石岡市で行われている地域寄席に行ってきました。
地元密着な雰囲気満載で、余所者はおそらく私ぐらいのものかもしれない、
と感じるような雰囲気でございました。
会場はほとんど地元の方々で埋め尽くされています。
いやはや、池袋演芸場の披露目を見に行こうとも思ったのですが、
天気も良かったのでドライブを兼ねて参加しただけなのですが・・・。
聞けば、30数年前から文楽師匠が地域の名士とのつながりから行われているという、
なんとも由緒正しい会なのだそうです。

小圓鏡「大安売り」
美 智「奇術」
文 楽「時そば」
-仲入り-
圓太郎「親子酒」
二 楽「紙切り(忠臣蔵・見返り美人・パンダ・獅子舞)」
馬 風「いつもの漫談から美空ひばりメドレー」

・真打ながら一番の若手ということで前座替わりを務めていた小圓鏡師匠。
 普段はあまり寄席ではお見掛けせず、昨年の真打昇進披露興行以来。
 年配のお客さんたちを相手に「大安売り」はよく受けていました。
 時事ネタのビール瓶をうまいことネタに入れてました。

・圓太郎師匠の「親子酒」は初めて聞きました。
 ありふれた話ながら特有の話し口調と間が面白い。

・二楽師匠、「石岡の獅子」と注文を受けました。
 石岡の獅子は普通の獅子舞と違うのですか?と聞きつつも、
 注文した女性がいかんともしがたい返答だったため、
 通常通りの獅子舞を切り抜かれました。
 こういうのが一番ヒヤッとする、と仰っていました。

・馬風師匠はいつもの漫談から美空ひばりメドレーへ。
 歌う馬風師匠は初めてだなぁ。

地域の寄席に参加するといろいろなことが見えてくるなぁと改めて。
アンケートに「年々観客が減少にある」という趣旨の記述がありました。
地方都市ほど少子高齢化が顕著なんでしょうが、
そんなところほど落語のような芸能に興味を示す若年層は少ないのかも。
普段、都内の寄席ばかりに足を運んでいると小さな子供もたびたび見かけますが、
地方都市ではそうもいかない現状を感じさせられます。
伝統芸能をどう残していくのか、そんなことが今後の課題なのかもしれません。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする