月に1度、神保町のらくごカフェで行われている「柳家花緑弟子の会」です。
なんでも今日が73回目ということで、長く続いている会です。
奇特なスポンサーさんのおかげで500円という木戸銭は破格といえます。
調べてみたら2月に来て以来2度目。
ちょうどその頃がコロナの流行り始めでした。
今日はその時よりも少しだけ多めのお客さん。
「洒落番頭」 花飛
「青菜」 勧之助
-仲入り-
「親子酒」 緑助
開口一番は花飛さん。コロナ禍でのマクラから始まります。
マスクの着用に関するあれこれ。
今となってはコロナ予防に欠かせないマスクですが、
夏のこの時期は暑くて仕方ないですよね。
本題は「洒落番頭」。
たびたび寄席でもかかる噺ですが、あんまりしっかりとは聞いていないような。
定吉のうまく立ち回るあたりとか、番頭さんの苦悩とか、
出てくる登場人物がみんな生き生きと描かれている楽しいお話。
続く勧之助は今回唯一の真打。
花緑師匠の弟子が入れ代わり立ち代わり出るこの会ですが、
同じ噺が出ても演者が違うとみんなその話の趣が変わってくる、と。
10人いる弟子もみんなそれぞれ個性的なんです、と。
特に一番弟子の台所おさん師匠とのエピソードをあれこれ。
うーん、たしかに客としておさん師匠を見ていると楽しくて笑えるのですが、
身内にいるとなかなかどうして厄介かもしれませんね。
そんなマクラをたっぷりと振りつつ「青菜」へ。
最近よくこの噺に出会うような気もしますが、
やはり演者が違うと噺の趣も違うわけで。
時間に余裕があったのか、お屋敷での植木屋さんと旦那のやり取りを丁寧に。
どうしても間延びしてしまいがちなのですが、
独自のくすぐりなんかも入っていて油断なりません。
のんびりゆったり、そして楽しく聞ける「青菜」でした。
トリは緑助さん。
出身が静岡の浜松市ということでご当地で盛んなサッカー関連の話をいくつか。
かつて住んでいたマンションに某Jリーグ選手が住んでいた思い出から、
コロナ禍で仕事がない中、YouTubeチャンネルを開設した話まで。
とにかくこの時期の二つ目さんは仕事が飛んで大変だったことでしょう。
オンラインを除いて客前でやるのは今日が初めてなんだとか。
噺はおなじみの「親子酒」か、と思いましたが、
これも新しく覚えていて演じる機会を逸していた噺なんだそうな。
なんとなくこの噺を聞くのは年配の師匠から聞く機会が多く、
どうしても若い人が演じるのはあまり見ないような。
通り一辺倒の「親子酒」ではなく、現代風のアレンジもいくつかありましたかね。
若手の演じる「親子酒」にもいろいろな発見があるもので。
この日も14時開演で15時半には終演。
平日ながらいい時間を過ごさせてもらいました。
恐懼謹言。
なんでも今日が73回目ということで、長く続いている会です。
奇特なスポンサーさんのおかげで500円という木戸銭は破格といえます。
調べてみたら2月に来て以来2度目。
ちょうどその頃がコロナの流行り始めでした。
今日はその時よりも少しだけ多めのお客さん。
「洒落番頭」 花飛
「青菜」 勧之助
-仲入り-
「親子酒」 緑助
開口一番は花飛さん。コロナ禍でのマクラから始まります。
マスクの着用に関するあれこれ。
今となってはコロナ予防に欠かせないマスクですが、
夏のこの時期は暑くて仕方ないですよね。
本題は「洒落番頭」。
たびたび寄席でもかかる噺ですが、あんまりしっかりとは聞いていないような。
定吉のうまく立ち回るあたりとか、番頭さんの苦悩とか、
出てくる登場人物がみんな生き生きと描かれている楽しいお話。
続く勧之助は今回唯一の真打。
花緑師匠の弟子が入れ代わり立ち代わり出るこの会ですが、
同じ噺が出ても演者が違うとみんなその話の趣が変わってくる、と。
10人いる弟子もみんなそれぞれ個性的なんです、と。
特に一番弟子の台所おさん師匠とのエピソードをあれこれ。
うーん、たしかに客としておさん師匠を見ていると楽しくて笑えるのですが、
身内にいるとなかなかどうして厄介かもしれませんね。
そんなマクラをたっぷりと振りつつ「青菜」へ。
最近よくこの噺に出会うような気もしますが、
やはり演者が違うと噺の趣も違うわけで。
時間に余裕があったのか、お屋敷での植木屋さんと旦那のやり取りを丁寧に。
どうしても間延びしてしまいがちなのですが、
独自のくすぐりなんかも入っていて油断なりません。
のんびりゆったり、そして楽しく聞ける「青菜」でした。
トリは緑助さん。
出身が静岡の浜松市ということでご当地で盛んなサッカー関連の話をいくつか。
かつて住んでいたマンションに某Jリーグ選手が住んでいた思い出から、
コロナ禍で仕事がない中、YouTubeチャンネルを開設した話まで。
とにかくこの時期の二つ目さんは仕事が飛んで大変だったことでしょう。
オンラインを除いて客前でやるのは今日が初めてなんだとか。
噺はおなじみの「親子酒」か、と思いましたが、
これも新しく覚えていて演じる機会を逸していた噺なんだそうな。
なんとなくこの噺を聞くのは年配の師匠から聞く機会が多く、
どうしても若い人が演じるのはあまり見ないような。
通り一辺倒の「親子酒」ではなく、現代風のアレンジもいくつかありましたかね。
若手の演じる「親子酒」にもいろいろな発見があるもので。
この日も14時開演で15時半には終演。
平日ながらいい時間を過ごさせてもらいました。
恐懼謹言。