恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

7/28(土)浅草演芸ホール夜席

2018年07月28日 | 噺とか
久しぶりの浅草へ行ってまいりました。3月末の余一会以来でしょうかね。
所要を済ませて17時ごろに体が空いて、さぁどうするか、と。
おりしも台風の接近で、帰りの交通機関が心配される中ではありますが、
こういう時の寄席ってどういうわけか魅力があるんです。
で、結局は鈴本ではなく久しぶりの浅草へ。
18時からの割引を使って約3時間の寄席の世界へ。

菊之丞「初天神」
圓 丈「噺家と万歩計」
正 楽「紙切り(初天神・伊達政宗)」
小燕枝「権助提灯」
-仲入り-
花ん謝「熊の皮」
鬼 丸「たがや」
アサダ二世「奇術」
おさん「猫と金魚」
志ん輔「元犬」
鏡味仙三郎社中「太神楽」
花 緑「紺屋高尾」

中に入るとジキジキの高座が終わるあたり。
着席してすぐに菊之丞師匠ってなかなか贅沢というか。
圓丈師匠は私にとって久しぶりの「噺家と万歩計」でしたが、
どういうわけでかえらく時間が伸びてしまっていたような。

小燕枝師匠は本来なら出番でないのですが、小さん師匠の急な代演。
これはこれで得した気分になりましたがね。

花ん謝さんは9月から真打昇進が決まっていますね。安定感が出てきています。

鬼丸師匠もこの出番で「たがや」というのも何ともお得な気分。

志ん輔師匠の「元犬」は初めてかなぁ。若手がいろんな演出をするのですが、
ある意味で原点に返った楽しさがあるというか。

でもって、トリの花緑師匠は大ネタ「紺屋高尾」でした。
実は、弟子の吉緑さんの独演会でこれを聞いているのですが、
やはり師匠の花緑さん、さすがの貫禄でした。
実をいうとそこまで花緑師匠の落語を追いかけてはいなかったのですが、
今週だけで2度ほど聞いて、しっかりした実力者だなぁと認識。
たっぷりと楽しませてもらいました。

外に出たら雨も上がっておりました。
久しぶりの浅草、こういうのも悪くないあなぁと思いながら帰宅しました。

恐懼謹言。
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7/25(水)鈴本演芸場夜席

2018年07月26日 | 噺とか
連日の酷暑がようやっとひと段落した夏の一日、鈴本演芸場夜席へ。
7月下席の鈴本は昼トリが喬太郎師匠のため、こちらは連日満席。
一方で夜席も菊之丞師匠がトリを務める豪華な顔ぶれ。
もっとも、この日は代バネで三三師匠だったわけですが。
少し早めに到着すると、昼席の満員のお客を追い出しているところ。
夜席を待つ客列は、本来なら中央通りに並ぶものですが、
連日の暑さに配慮してか館内に行列を作って待つことに。これも初めて。
確かに昼間の時間帯なら日の当たるところで待つのはきついですからねぇ。

小ごと「道灌」
ちよりん「動物園」
翁家社中「太神楽」
馬 玉「そば清」
花 緑「蜘蛛駕籠」
ホンキートンク「漫才」
琴 調「四谷怪談~お岩誕生~」
さん喬「締め込み」
-仲入り-
ペペ桜井「漫談」
文 菊「長短」
正 楽「紙切り(祇園祭・金色夜叉)」
三 三「三味線栗毛」

全体的に古典中心の顔ぶれで、落ち着いた雰囲気となりました。
ちよりんさんは9月から真打昇進が決まっていますね。
ぜひとも頑張っていただきたいものです。
馬玉師匠の「そば清」も初めて聞きましたが、小ネタも含めて楽しいですね。
で、「そば清」はさん喬師匠がおなじみですが、今日は「締め込み」で。
さん喬師匠の女性の描き方、なんとも言えない色気があっていいですねぇ。
トリの三三師匠は「三味線栗毛」という珍しい噺。初めて聞きました。
元ネタは講談なんだそうですが、時間を忘れて聞き入ってしまいます。

会場が満席にならず、かといって程よい熱気がある。
こういう寄席の夜席、やっぱりいいもんですよねぇ。

恐懼謹言。
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7/12(木)末廣亭夜席

2018年07月12日 | 噺とか
7月中席は末廣亭で一之輔師匠、池袋で喬太郎師匠と豪華な顔付け。
仕事がやや早めに終わった午後、どちらに行くか迷いつつ末廣亭へ。
ちょうど夜席の前座さんが始まるところから入りました。

小 駒「からぬけ」
一 花「たらちね」
ひびきわたる「漫談」
三語楼「のめる」
白 鳥「戦え!おばさん部隊」
夢 葉「奇術」
左 龍「宮戸川」
しん平「茗荷宿」
鏡味仙三郎社中「太神楽」
歌る多「悋気の火の玉」
一 朝「蛙茶番」
-仲入り-
一 左「幇間腹」
笑 組「漫才」
こみち「民謡大家」
歌之介「お父さんのハンディ」
ペペ桜井「漫談」
一之輔「化け物使い」

平日の夕方とあって入ったときには座席がまばらでありましたが、
時間とともに徐々に席が埋まり始め、最終的には8割ぐらいの入りだったでしょうか。
幸いにして良席で楽しむことができましたが、
ご年配の男性がちょいちょい高座へ茶々を入れるのが気になったかなぁ。
なんとなく浅草っぽいような、そんな感じ。

・白鳥師匠の「戦え!おばさん部隊」は音声でしか聞いたことがなかったので、
 短縮バージョンとはいえ初めて高座で聴くことができました。
 なかなかパワーがありますねぇ。

・こみち師匠の「民謡大家」は初めて聞いた新作です。
 民謡の知識がないと笑えないんですかねぇ。
 そこそこ知っている歌もあったので、楽しめましたが、真に楽しむためには、ね。

・一之輔師匠で「化け物使い」は初めて聞きました。
 なんとなくいつも文蔵師匠で聴いてるイメージでしたが、
 演者が変わると噺の印象も変わるもんですね。

平日の午後、やはりのんびりと寄席で過ごすのはこの上ない贅沢です。

恐懼謹言。
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