恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

坂東三十三箇所巡礼 第九番 慈光寺

2010年02月28日 | 坂東三十三箇所とか
埼玉県嵐山史跡の博物館で、
企画展「秩父平氏 畠山重忠とその時代」展が開催されており、
それを見にいった足で訪れました。

そこかしこにいろいろな著名人が写経した般若心経が飾られており、
有名どころでは弘法大師や良寛さんの写経が。
広大な敷地の中を歩きながら観音堂へお参りし、朱印をいただくために本堂へ行くと、
そこにはかなりのお年を召されたご住職(?)がいらっしゃいました。
普通であればそこでお願いをして朱印をいただき、
時に言葉を交わすでもなく行き過ぎてしまうものなのですが、今回はちょっと例外で、
朱印をお願いしたところで呼び止められ、
まずは本尊のレプリカである千手観音像の解説から始まり、
「なぜ千手観音はてがたくさんあるのか」などなど、さまざまなお話をいただきました。

そして、ただ一方的に解説をしてもらうだけではなく、
非常に哲学的とも思われるような問いかけなどもあり、
そのとき聞いているとよく意味のわからないことが多く、意味がわかりにくいのですが、
よくよく考えるととてつもなく深いことを話されているんじゃないかと感じられ、
時間がたつとともにあれこれと考えてしまいました。
天台宗のお寺なので、禅問答というわけじゃないんでしょうけどね。
んー。

名称:都幾山 慈光寺
宗派:天台宗
本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
開基:慈光老翁
創立:白鳳二年(673)
住所:埼玉県比企郡ときがわ町西平386

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第二番 岩殿寺

2010年02月01日 | 坂東三十三箇所とか
仕事の都合で本日はお休み。
周囲は平日で動いているのに休めるというのはありがたいような背徳的なような。
でもまぁ、その分、休日に働いてますからね。
それでバランスが取れている、と。そういうもんです。

さて、せっかくの平日に休みといってもやることは大して変わりません。
笹塚のM's Curryで久々にカレーを食べてから、
車を第三京浜へと走らせて、本日の目的地のある神奈川方面へ向かいます。
横浜横須賀道路までそのまま走ってしまえば早いのですが、
平日ということもあって高速道路割引もほとんどないため、
横浜新道の藤塚で降りてあとはそのまま一般道を走行。
と、これが間違いで。

どうもいまだに神奈川県内の道路ってのが苦手でして、
環状○号だとかってのもよくわからなけりゃ、
道路案内に表示される地名もどっちがどっちだかよくわからず、
かなり時間をロスしてしまいました。
期せずして雨の日の鎌倉やら海をうろうろできたのは風情があってよかったのですが・・・
これもバイク時代からの名残で、頑なにカーナビをつけないがためのことなんでしょうが。

で、結局到着したのは4時をまわっておりました。
今日の天気は雨。午後からは雪になる予報という寒い一日でしたが、
そんな中でも山門をくぐった先にある梅はしっかりときれいに咲いておりました。



観音堂はけっこうな階段を上った山の中腹に。
つい近年までは茅葺の屋根だったようですが、銅板葺に改装されていました。
公式のHPにはかつての姿が載っていますが、だいぶ趣が違いますね。
手入れは銅板のほうが楽なんでしょうが、ちょっと・・・という感じでした。
本道の裏には奥の院があり、岩肌を削った中に小さな観音堂がありました。
この寺の名前はこういうところから来ているのでしょうかね。



●基本情報●
名称:海雲山 岩殿寺(岩殿観音)
宗派:曹洞宗
本尊:十一面観世音菩薩
開基:徳道上人・行基菩薩
創立:養老五年(721)
住所:神奈川県逗子市久木5-7-11

お寺の中には人の姿もなく、ただ雨の音が聞こえるのみ。
天気があいにくでも楽しみ方はいろいろ、です。

恐懼謹言。
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