恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2024/07/30 連雀亭昼席(主任:桂竹千代)

2024年07月30日 | 噺とか
久しぶりの連雀亭。
日々の猛暑の中、コンパクトに落語を。

蛇含草  吉馬
太三郎狸 市若
おしくら 吉笑
蒟蒻問答 竹千代

市寿さんのところに急な代演で吉馬さん。
この方は連雀亭でたびたび聴いています。
この日は蛇含草。そば清と題材が似ているからか寄席ではあまり聴かない噺。

市若さんの太三郎狸は初めて聴きました。
地噺に近いながらも少し怪談めいた噺。
興味深く聴かせて貰いました。

吉笑さんはなんとなく新作のイメージが強いので、こういう噺もあるのかと感心。
この噺自体も初めて聴きました。
かなりテンポが良く、時間でしっかりと。

古代史に造詣の深い竹千代さん。
聴きたいと思いつつなかなか機会がなく、
これでも2回目になります。
源頼光に関するマクラを長めに蒟蒻問答へ。
創作落語で来るかなーとも思いましたが、
この噺もさまざまな制約があることから、
あまり普段の寄席ではお目にかかりません。
非常に面白い一席で、楽しく聴かせてもらいました。

比較的キャリアのある二つ目さんの揃った連雀亭はほどほどの盛況でした。
なかなかお得感のある、そんな昼席。

恐懼謹言。
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2024/07/05 鈴本演芸場昼席(主任:三遊亭わん丈)

2024年07月05日 | 噺とか
梅雨時なのに猛暑の東京。
少し仕事を早く終えて久々の鈴本。
抜擢真打として披露目を終えたわん丈師匠のトリを聴きに行きました。
披露目はつる子師匠トリの日で、
わん丈師匠は少し変化球の演題でしたので、改めてこの機会に。
仲日のこの日は8割程度の客入り。
前座さんとふう丈さんの後から入場。

奇術    美智美登
黄金の大黒 歌武蔵
花筏    勧之助
漫談    ぺぺ櫻井
子ほめ   菊丸
ハーブをやっているだろ 天どん
漫才    にゃん子金魚
転宅    一之輔
−仲入り−
ジャグリング ストレート松浦
熱血怪談部 彦いち
蔵前駕籠  正朝
浮世節   橘之助
近江八景  わん丈

初めて寄席に来たお客さんが多いのか、
概して笑いの多い客席でした。
天どん師匠の新作も定番ながら、
久々に聞いて楽しませてもらいました。
笑点レギュラーになった一之輔師匠も仲入りに転宅をたっぷりと。

トリのわん丈師匠は仲入りに物販コーナーに立たれてファンサービス。
その際に、珍しい噺をとのリクエストがあったので、ということで近江八景。
披露目の最後の日もこのネタですかね。
故郷滋賀県の名所である近江八景を、
大きな扇子型パネルで解説したのち、
本編へと入っていきます。
まぁこれも変化球といえば変化球で、
トリネタを少し期待していましたが、
これはこれで楽しいものですね。
オーバーツーリズムの京都ではなく、
滋賀県の名所を巡ってみたくなります。
わん丈師匠のスター性も感じられますね。
久々の抜擢真打、今後にも期待です。

恐懼謹言。
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