恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2024/10/04 亀戸梅屋敷寄席(主任:三遊亭竜楽)

2024年10月04日 | 噺とか
先週に続いて亀戸へ。
先週は人気者の兼好師匠でしたが、
この日は気になっていた竜楽師匠がトリ。
先日とは違って、人数もそこそこ。
のんびりと楽しみます。

新聞記事   愛二郎
野ざらし   ぽん太
佐々木政談  楽之介
−仲入り−
愛楽
竜楽

ぽん太さんは連雀亭でもたびたび。
先日、新婚さんいらっしゃいに出演者されたそうで、そのときのエピソード。
奥様は浮世絵に関する学芸員とか。
さらに、来年度の大河ドラマにも出演されるそうで、収録のエピソードを。
2月の回はもう収録してるんですね。
そんなところから本題は野ざらしへ。
とても楽しい一席でした。

続く楽之介師匠は初めまして。
ベテランらしい抑えめの口調でとても聞きやすい佐々木政談でした。
圓楽一門もなかなか奥が深いですね。
この佐々木政談も久しぶりでした。
目立つ笑いどころは少ないながらも、
聞き込んでしまいますね。

仲入りあとの愛楽師匠、
先ごろ26年続けた商店のアシスタントを卒業したという話題がありましたが、
そのあたりのマクラから小噺あれこれ。
少し客席への圧がありながらも、
本題の辰巳の辻占はとても良い一席。
特に師匠のキャラクターがお玉ととてもマッチしていて面白い。
人物描写に優れた一席でした。

トリはこの日の目当て、竜楽師匠。
2008年からヨーロッパなど海外公演をされていて、8ヶ国語を駆使して現地で落語を披露されているんだそうで。
漫画あかね噺が海外でも人気だそうで、
海外にも着実に落語が広まっているのを感じるそうです。すごいもんです。
そんな中でも共感が得やすいのは食べ物の話、というところから、ちりとてちん。
決して大ネタではないのですが、
これまた人物描写がたくみで、
何度も聞いた噺ながら、ついつい引き込まれてしまいます。
できることなら大きなトリネタを、
とも思っていましたが、
夏の名残を感じるこんな日はこの噺もいいですね。

2週連続の亀戸梅屋敷、
先週と趣は随分異なりましたが、
とても満足して会場を後にしました。

恐懼謹言。


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