恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2/25(土) 鈴本演芸場 昼席

2017年02月25日 | 噺とか
節分の豆まきで招待券が入っていて、2月いっぱいの期限だったので行ってきました。
柳家さん助師匠がトリの興行です。

あおもり「やかん」
時 松「白日の約束」
ロケット団
文 蔵「目薬」
一 九「片棒」
ダーク広和
菊志ん「花見小僧」
小ゑん「ぐつぐつ」
のだゆき
文 菊「時そば」
─仲入り─
にゃん子・金魚
圓太郎「勘定板」
小満ん「あちたりこちたり」
二 楽「稀勢の里・ぐつぐつ・おひなさま」
さん助「黄金餅」

・時松さんの「白日の約束」、初めて聞きましたが喬太郎師匠作の新作なんですね。
 言われてみればそういう感じがする。

・菊志ん師匠は、菊之丞師匠の代演。急病なんだそうで。大丈夫かしら。
 「刀屋」を演じられているのは寄席でも聞くが、こちらはなかなかないかな。
 ぜひとも通しで聞きたいぐらいの可笑しさでした。

・小ゑん師匠も急病のしん平の代演。安定の「ぐつぐつ」でした。

・小満ん師匠の「あちたりこちたり」は自作の新作らしい。
 銭湯に行く男が思いのほか長い散歩をしてしまうお話。
 なんとも不思議な感じです。

・さん助師匠「黄金餅」、熱演でしたね。
 下谷山崎町から木蓮寺までの道すがら、千疋屋やら、万惣が出てくるなどなど、
 つい甘味を食してみたくなる衝動に駆られる。

土曜の昼席は立ち見が出るほどの満員でした。
ここはだれが出るとか関係なく、
「落語」を見にくるお客さんが多いのだなと改めて感じました。

恐懼謹言。

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2/22(水) 末廣亭

2017年02月22日 | 噺とか
夜の仲入り前から扇遊師匠まで。
日常の憂さを晴らすがごとく、仕事の後に末廣亭に行ってきました。
入ったところで正雀師匠「松山鏡」のサゲの前。

歌之介「いつもの」
-仲入り-
扇 蔵「元犬」
笑 組
歌る多「町内の若い衆」
馬の助「漫談+百面相」
正 楽「猫の日・花火・卒業式」
扇 遊「試し酒」

末廣亭の夜の割引、19時以降は1500円というのは魅力です。
職場からはちょいと遠いのですが、それはそれで。

・歌之介師匠、安定の漫談。毎日だとあれですが、久しぶりだと笑えます。

・歌る多師匠、「町内の若い衆」を聞いたのは初めてですが、
 女性だけあって恐妻のキャラクターがよく表れていたように思います。
 なるほど、といった感じ。

・扇遊師匠も安定ですね。試し酒の所作も含めて楽しませてもらいました。

恐懼謹言。
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2/19(日) 第1回:小ゑん落語ハンダ付け「小ゑん・白鳥 二人会」

2017年02月19日 | 噺とか
新作落語の名手である小ゑん師匠の独演会。
それまでの「にゅ」が終わってしまったことによる新たな試み。
記念すべき第1回は三遊亭白鳥師匠をゲストに迎えての二人会。
開場30分前に行くも、既に多くのお客さんが詰めかけており、
私の整理券番号は30番目。
最終的にはお江戸日本橋亭は満員御礼の状態でありました。

あおもり「演目不明(ハイパーマン?)」
小ゑん「ミステリーな午後」
白 鳥「落語の仮面 第4話」
-仲入り-
白 鳥「ランゴランゴ」
小ゑん「春宵値千金」

・前座のあおもりさん、新作ですが演目不明。
 ハイパーマンなる特撮ヒーローが出てくる噺。
 地球の平和を脅かす宇宙怪獣を退治することに対するアンチテーゼ。
 宇宙怪獣愛護団体「ジーシェパード」など、発想はいいのだが、
 語り方でもっと面白くなるなぁと。

・白鳥師匠の「落語の仮面」は、恥ずかしながら第1話しか聴いたことがなく。
 とはいえ、十分に楽しめます。
 今日の中で一番といっていいぐらい会場が沸いていたなぁ。
 仲入り後の「ランゴランゴ」は円丈師匠のものしか聞いていなかったので、
 白鳥師匠バージョンを存分に楽しめました。

・小ゑん師匠、1席目は「ミステリーな午後」。
 ケチな鈴木係長が見栄を張ってランチの上にぎり寿司を偽装するお話。
 小ゑんにありがちな世界観で面白いですね。
 2席目の「春宵値千金」は大正時代が舞台のお話。
 それまでの趣向とは打って変わって、なんというか温かい噺。
 そのままやると単調になりかねないとは思うのですが、
 そこは小ゑんワールド。笑いも入りながら、温かみのある噺でした。

日曜の夜、ビジネス街の日本橋は閑散としていましたが、
満員のお江戸日本橋亭は異様な熱気でした。
こういう空間もいいですね。

恐懼謹言。
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2/12(日) 宮元・落語の会2017@本駒込地域センター

2017年02月12日 | 噺とか
橘家文蔵師匠と宝井琴調先生の2人会です。
今年で12回目となる文京区での地域寄席。
文左衛門時代から何度も出演しているのだそうで、
地域センターの地下2階には大勢のお客さんが詰めかけていました。

かな文「松竹梅」
琴 調「赤垣源蔵徳利の別れ」
文 蔵「化け物使い」

・前座のかな文さん、だいぶ腕を上げているなぁと感じます。
 二つ目も近いのかな。

・琴調先生、文京区の根津に師匠の家があったのだそうで、
 その頃の思い出話をたっぷりとされていました。
 普段の寄席では聞けないですね。
 駒込の富士神社で節分の時に青鬼をやらされたとかなんとか。
 若いうちはいろんなことさせられるんですね。

・文蔵師匠は「化け物使い」。
 化け物を叱り飛ばすところが文蔵流という感じで面白い。
 
会としては面白かったのですが会場の空調がよろしくなく、
会場全体が暑かったのが残念。
噺の出来不出来にかかわらず眠くなるし、
演者さんも汗が出て大変でしょうね。

余談ながら、中入りの抽選会では地元商店街からの提供品で、
懐中電灯・花の鉢植え・コロッケ10個などユニークな品々が。
そしてなんと懐中電灯が当たってしまいましたよ。わたし。
なんかこう、もらっても微妙かなとは思いますが、
いただけるものは喜んで頂戴しますよ、と。

恐懼謹言。
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2/11(土祝) 高円寺演芸まつり 二楽劇場&中央地区町会寄席

2017年02月11日 | 噺とか
土曜日でありながら建国記念の日で祝日。
2/10より高円寺では「高円寺演芸まつり」が開催されています。
昨年も紙切りの二楽師匠が主催する二楽劇場に足を運んだわけで、今年も。
そのあと、番組表を見ていたらちょうど時間が合う町会寄席があったので、続けて。

紙切り・二楽劇場in高円寺
高円寺駅から歩いて10分程度にある長善寺というお寺の本堂で開催。
会の構成は大きく3つ。
・普段の寄席と同じく注文を受けて切るスタイル
・事前にアンケートに記載された中から切る「アンケート紙切り」
・永六輔追悼企画で、音楽に合わせてOHPで投影する「STORY紙切り」

はさみ試しでは、当代正楽師匠でおなじみの「相合傘」を先代バージョンで。
その後、「くまモン(お城付き)」、「日蓮上人」、「紅梅白梅」を。
アンケートの中から、「ひな人形」、「孫に紙切りを教える先代正楽」、「共白髪」でした。
アンケートのテーマは「言えなかったありがとう」で、
どのエピソードにも物語があるなぁと。
永六輔に捧げる紙切りも、音楽と相まっていい感じ。
約1時間半、楽しませてもらいました。

中央地区町会寄席(三遊亭歌太郎・林家楽一)
歌太郎「やかん」
楽 一「初午・猫・ウェディングドレス」
歌太郎「電報違い」

こちらの木戸銭は500円というから破格。
ここのところ歌太郎さんの高座をよく見ますが、なかなかのもの。
建設会社の地下ホールという変わった会場ながら、
それなりにお客さんも入って盛り上がりを見せていました。

寄席ではない環境ながら、こういう手作り感のある会もいいものです。

恐懼謹言。
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2/5(日) 黒門亭2部

2017年02月05日 | 噺とか
ひさしぶりに黒門亭へ出かけました。
正月に行ったものの、早い時間に札止めになったこともありましたが、
この日も2部は2時過ぎの段階で札止めでした。
以前はこんなことめったになかったような・・・

朝 七 「牛ほめ」
歌太郎 「片棒」
歌 奴 「匙加減」
―仲入り―
おさん 「花色木綿」(「出来心」)
小ゑん 「アセチレン」

・小ゑん師匠の独特の新作落語にはいつも楽しませてもらいます。
 今回もさすがでしたね。
 19日にある独演会にも足を運んでみようと思います。

・おさん師匠、表情豊かですね。
 寄席では途中で切ってしまうところを最後まで。
 なかなか聞く機会ないですね。

・歌奴師匠の「人情匙加減」は3回目ぐらいかなぁ。
 聞いてて安定感があります。

ひさびさの黒門亭、しかし椅子席に慣れてしまうと姿勢が少々厳しい。
通しのお客さんもたくさんいるようだけど、体力勝負でしょうね。

恐懼謹言。
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2/3(金)鈴本演芸場 夜席 節分豆まき

2017年02月03日 | 噺とか
ここのところ足しげく寄席通いをしております。
今日は節分の豆まきということで仕事ののち、鈴本へ。
昨年は池袋だったのですが、昼夜の入れ替えがないため、
混雑して座席確保に手間取った教訓もあり、入れ替えのある鈴本へ。
開場20分前ぐらいに到着、30名程度の先客が列をなしておりました。
それでも前方の席を確保できましたが。

歌 実「元犬」
歌太郎「酒の粕」
正 楽「西郷さん・土俵入り・夕焼け小焼け・節分・隅田川の花火」
圓太郎「強情灸」
志ん陽「子ほめ」
ペペ桜井
菊之丞「親子酒」
歌武蔵「漫談」
<節分 豆まき>
-仲入り-
ホームラン
歌 奴「初天神」
夢 葉
鬼 丸「死神」

・歌武蔵師匠、いつもの相撲漫談でした。
 初席でも聞いてたから、ちょっと残念。
 とはいえ、寄席が初めてのお客さんも多く、会場は沸いていました。

・歌奴師匠の「初天神」、季節柄よくかかる噺ですが面白い。

・鬼丸師匠は新作かなと思いきやなんと「死神」。
 呪文は「アジャラカモクレン ゴゴモンズ ナオちゃんカミカミ テケレッツのパっ」
 NACK5のGOGOMONZのファンにはたまらないくすぐりですね。
 なお、トップ画は終演後のファンサービスで一枚撮らせていただきました。
 サービス精神旺盛。
 寄席の楽しさをSNSを通じて伝えてください、と。粋ですね。

前述のように、鬼丸師匠のラジオリスナーが客席の多くを占めていた気がします。
普段はbayfmリスナーの私ですが、何度か聞いたことある程度でして。
とはいえ、純粋に楽しめました。

なお、節分の豆まきでは、歌る多師匠の手ぬぐい、鈴本演芸場の手ぬぐい、そして招待券をゲット。


なんとなく得した気分で楽しく上野の街を後にしました。

恐懼謹言。 
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2/1(水) 末廣亭昼席

2017年02月01日 | 噺とか
平日ながら、昼から末廣亭へ。
前座が終わって朝也さんのところから、夜の部の文蔵師匠まで。
平日の寄席は何となくのんびりしています。
こういうまったりとした雰囲気がいいですね。

【昼席】
朝 也「新聞記事」
ホンキートンク
一之輔「狸札」
馬 石「子ほめ」
勝 丸
白 酒「ざる屋」
左 龍「初天神」
小円歌
さん福「豆屋」
才 賀「カラオケ刑務所」
紋之助
小燕枝「小言幸兵衛」
─仲入り─
林家 彦いち「みんな知っている」
アサダ二世
権太楼「人形買い」
文 生「漫談」
正 楽「節分・梅に鶯」
一 朝「転宅」

【夜席】
ひしもち「平林」
駒 次「ガールトーク」
ホームラン
龍 玉「町内の若い衆」
歌 奴「宮戸川」
翁家社中
文 蔵「時そば」

・一朝師匠の「転宅」、小気味よく聞かせてくれる。やっぱりいいですねぇ。

・文生師匠、ちょっと冗長になってしまったかなぁ。

・権太楼師匠、トリ以外ではあまり聞いたことがない。この噺も途中で切らないバージョンで聞いてみたい。

・白酒・馬石・龍玉の各師匠がお目見え。これで雲助師匠が出ると、まるで一門会のようです。

全体的に顔付けのいい、楽しませてくれる一日でした。
2月もいろいろ楽しみです。

恐懼謹言。
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