恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

坂東三十三箇所巡礼 第十七番 満願寺

2010年01月11日 | 坂東三十三箇所とか
更新が遅くなりましたがご勘弁を。

昨日の弘明寺に続いて今日はちょっと遠出して栃木へ。
こういうときに高速1000円を有効活用するとお得感たっぷり。
栃木インターから降りて車を約30分ほど走らせ、
途中、山がちになる道を進み、採石工場などを脇に見ながら進むと、
出流山満願寺へと行き当たります。
お寺の周囲はそばが名物らしく、あちらこちらに店が軒を連ねていました。
これを知っていれば途中の蓮田サービスエリアで天丼など食べなかったものを・・・。

新年明けてからしばらくしてはいるものの、参拝客は大勢。
本堂でしっかりとお参りを済ませ、さらにその奥、別参拝料を支払い、
「奥の院」なるものを参拝させていただきます。
昨日の弘明寺とは違い、本道の入り口から奥の院までは、
約20分程度の山道を歩いていかねばならず、ちょっとしたハイキング気分。
未舗装の道を額に汗しながら進んでいくと、
そこに見えるのが、断崖絶壁に立てられた奥の院の建物が。



イメージとしては笠森寺を小規模にして断崖絶壁に立てたような、そんなイメージ。
階段を上っていくと、本堂の奥に洞窟がくりぬいてあり、
その中には長時間をかけて生成されたであろう鍾乳石があり、
それが本尊に見立てて祭られておりました。
なるほど、観音様に見えなくもない。



●基本情報●
名称:出流山 満願寺(出流観音)
宗派:真言宗智山派別格本山
本尊:千手観世音菩薩
開基:勝道上人
創立:天平神護元年(765)
住所:栃木県栃木市出流町288

帰りがけに栃木名物の「レモン牛乳」を買おうとするも見つけられず。
次こそは。

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第十四番 弘明寺

2010年01月10日 | 坂東三十三箇所とか
たまには電車で訪問。
というのも、以前、車で訪問を試みたところ、
参道に至るまでの道が狭く、けっきょくあちこちうろついていたら、
参拝時間終了まであとわずかという時間になってしまい、
観音様を目の前に泣く泣く断念したという経験があったからなのです。
駅から参道を歩いていくと、直で駐車場にからいく以上に雰囲気が味わえます。
横着して車ばかりだったので、これもこれで勉強です。

本堂で参拝をした後、別途拝観料300円を支払うと、
ご本尊の目の前まで進むことができ、間近で十一面観音像にお会いできます。
それ以外にもお寺が所蔵する寺宝も見学することができ、
広くないながらもちょっとした郷土資料館のようです。
ただ、本来であれば多数かけられているはずの額縁?がはずされており、
見ることができなかったのが残念。
そば近くにいた僧侶の方が「いまないんですよー、すいませんね(笑)」
とのこと。なんだ、(笑)って。

●基本情報●
名称:瑞応山 弘明寺 (弘明寺観音)
宗派:高野山真言宗
本尊:十一面観世音菩薩
開基:行基菩薩
創立:天平九年(737)
住所:横浜市南区弘明寺町267

参拝のあと、歩いて7分程度歩いていったところに、
京急線の高架下にある天然温泉 みうら湯に立ち寄り、
電車の響きを聞きながら温泉でゆったり。
日帰りでなきゃ言うことなしなんですがね。

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第六番 長谷寺

2010年01月07日 | 坂東三十三箇所とか
先ほどの星谷寺の続き。その足でもう1箇所参ります。
住所だけを見ると厚木市内なので、
そんなに時間かからずたどり着くかと思いきや、
地図を見てみると実はけっこうな郊外のほうでして。
山道とまでは行かないのですが、ゆるゆると坂道を登っていき、
近隣には温泉地の看板も目立つようなところ。
観光地とはいかなくても、なんとなく趣のある。
きらびやかでなく、少し鄙びたような。
なんとなくそういう雰囲気って好きだったり。

到着すると、山門から本堂にいたるまでもかなり急な階段をのぼりつつ、
後ろを振り返ると、夕日に照らされた厚木の市街が見えるわけで。
この近辺全体も自然遊歩道になってるようで、落ち着いた雰囲気でした。
季節が良くて時間があればぜひとも散策したいところ。
市街地にあるお寺も参拝しやすくていいですが、
お寺は、~山というだけあって、山がちなところも風情があっていいものです。

●基本情報●
名称:飯上山 長谷寺(飯山観音)
宗派:高野山真言宗
本尊:十一面観世音菩薩
開基:行基菩薩
創立:神亀二年(725)
住所:神奈川県厚木市飯山5605

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第八番 星谷寺

2010年01月07日 | 坂東三十三箇所とか
年が明けてからいくつかのお寺を巡礼したのですが、更新できず。
ここでまとめてあげてしまいます。

1月7日のこの日は、午前中仕事があって、午後には時間ができたので、
車を一路神奈川方面へ走らせて座間にある星谷寺へ。
お寺の中にある「七不思議」というのが気になったのですが、
すべてを発見するには至らず。
この手の伝承みたいなものってあちこちに残ってますが、
そのほとんどが「七」不思議なのはなんでなんでしょうな。

●基本情報●
名称:妙法山 星谷寺(星の谷観音)
宗派:真言宗大覚寺派
本尊:聖観世音菩薩
開基:行基菩薩
創立:天平年間
住所:神奈川県座間市入谷3-3583-1

ちなみに写真は、弘法大師を前面に本堂全景を移す、の図。

恐懼謹言。
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坂東三十三箇所巡礼 第十六番 水澤寺

2010年01月03日 | 坂東三十三箇所とか
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年は元旦をいつものメンバーで迎え、2日はゆったりと休む、という、
例年通りのスケジュールですごさせていただきました。
ここ数年、こういう年末年始の過ごし方が定番化してしまっておりますが。
そろそろ脱却したいようなしたくないような。

で、本日1月3日は私にとって正月休みの最終日でありまして、
そういう休みが一日降って沸いた日には最近ではやることも決まっております。
と、いうわけで、今日は巡礼初めということで、
ちょっと足を伸ばして群馬県の水澤観音までいくことに。
例の高速1000円割引という制度も手伝って、気兼ねなく高速道路を使い、
東京から約1時間半、群馬県の伊香保温泉近く、水澤観音まで参ります。

実はこの水澤観音、今から6年ほど前の夏に私がノープランでバイクで繰り出し、
一人で伊香保温泉に宿泊した際に足を伸ばしたことがあるのですが、
そのときにはほとんど参拝客がいないような、風情あふれるお寺だったのですが、
時節柄この日は水澤観音手前の道から大渋滞が発生しており、
近隣の名物のうどん屋さんも、夕方にもかかわらず大盛況なのでありました。
当然ながら境内にも人がごった返しており、
ご本尊に詣でるにも一苦労。ずーっと並んでるもんで。
お正月も3日とはいえ、地域の由緒あるお寺は混雑するものです。
納経所もおみくじやらお守り、破魔矢を買い求める人で混雑しており、
ご朱印をもらうのも一苦労。軽く15分は待たされました。

今までにめぐってきた霊場は、そこまで有名な寺院というわけでもなく、
浅草寺やご開帳したばかりの笠森寺でこそ、それなりの人出がありましたが、
ここまで大混雑なのは初めてでした。
なんとなく、静謐な雰囲気を求めての巡礼であり、
ご朱印をいただくにもひっそりと心を落ち着かせていただくのが普通になっており、
雰囲気を味わうという点では・・・でした。
まぁ、参拝には磁器を選ばなければいけませんね。
人が賑わっていた方がいいという人と、そうでない人と、人それぞれですが、
私は雰囲気を味わうという意味では後者が好きです。

●基本情報●
名称:五徳山 水澤寺(水澤観音)
宗派:天台宗
本尊:千手観世音菩薩
開基:恵灌僧正
創立:推古天皇の朝
住所:群馬県渋川市伊香保町水沢214

さぁ、そんなわけで参拝を終えたわけですが、さすがは群馬県、
このあたりの気温は東京よりも5度近く低い2度。
体が冷え切ってしまったので、体を温める日帰り温泉でもないものかと、
地図を探って、水澤観音から少し離れた金島温泉 富貴の湯へ。
ただ地図に載っている表記だけが頼りなので、到着するまで素性は知れません。
有名な伊香保温泉に行くよりも、かえってマイナーなほうが好みでして。
実際に到着してみると、本当にこじんまりとしたたたずまいであり、
利用客のほとんどがおそらくは地元に方々で、
料金も400円と手ごろなことから銭湯代わりに利用されていることが想像できます。
にもかかわらず、しっかりと内湯と露天風呂が用意されており、
冷え切った体を温めてくつろぐには十分すぎるほど。
新年からゆったり待ったりさせていただきました。

さ、そして明日からまた仕事。今年も頑張ってまいりましょう。
ほどほどに肩の力を抜きつつ。

恐懼謹言。
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