北区堀船で行われている地域寄席で、林家扇兵衛さんが中心となって開かれています。
扇兵衛さんがこのあたりの出身という縁なんだそうで、
同期入門の4人の二つ目さんを集めてもう8回もやっているんだそうな。
でもって今日が9回目。
年末に差し掛かり、ちょっと時間ができたので足を運んで見ます。
地域の方ばかりかなと思いきや、別の寄席でも見かけるようなご常連もちらほら。
やはりチェックしている人はしているんだなぁ。
-オープニングトーク-
馬 久「厄払い」
遊 京「茶の湯」
-仲入り-
つる子「芝居の喧嘩」
扇兵衛「三味線栗毛」
オープニングトークでは、それぞれ今年の「縁起のいいこと」について。
遊京さんは師匠が紫綬褒章を受章して機嫌がいいこと。
つる子さんは前橋若手落語家選手権で優勝したこと。
扇兵衛さんは2020年元日のテレビ出演があること。
で、馬久さんは結婚した、との報告。
おそらく最後のこれを言わせんがためのトークテーマですがね。
一部ネットの情報で、一花さんとの結婚はすでに知っておりましたが、
地域寄席にしか来ない地元のお客さんはポカーン。
ま、そんなもんですよね。
やはり同業の結婚って多いんですかね。
そんな報告を終えて、開口一番は当人の馬久さん。
年末にふさわしく「厄払い」でした。
この噺は本当に年末にしか聞く機会がありませんからね。
馬久さんは寄席では数えるほどしかお見掛けしていませんが、
しっかりとした口調や低音の声など、聴いていて心地がいいですね。
遊京さんも連雀亭でたびたびお見掛けするぐらいで、
数多く聞いている噺家さんではありません。
「茶の湯」も久しぶりに聞く噺でした。
青黄粉と椋の皮で煎じた「お茶」を飲むときの表情が何ともいえず面白い。
もちろん表情だけじゃなくて定吉やご隠居のやり取りも軽妙でいいですね。
仲入りをはさんでつる子さん。袴を着けて高座へ。
元日からの顔見世興行に関するあれこれから芝居や講談のマクラへ。
「芝居の喧嘩」もあまり寄席では聞かないかな、という噺。
豊かな表情としっかりとした語り口で、飽きさせません。
ルックスのみならず人気を集めるには理由があるのでしょう。
トリは扇兵衛さん、オープニングトークで予告した「三味線栗毛」。
前もって笑いの少ない噺です、と予防線を張っておきつつも、
本題の中ではしっかりと笑いを取るところでとっていました。
この噺は以前に三三師匠で聞いたように記憶をしています。
盲人が出てくる噺なので、なかなか寄席ではかからないかな?
所々危うげなところも見られたのですが、
聞いていくうちにしっかりと噺の世界に引き込んでくれました。
扇兵衛さんのイメージからなかなか若侍をイメージしにくいのが難ですが・・・。
堀船三丁目会館という昭和の時代がそのまま残ったようなレトロな空間で、
地元の落語好きなお客さんと、遠方からくる落語好きが程よく調和した、
そんな落語会でした。
場所もかなりわかりにくいところにあるのですが、
これからも長く続いてほしいものです。
恐懼謹言。
扇兵衛さんがこのあたりの出身という縁なんだそうで、
同期入門の4人の二つ目さんを集めてもう8回もやっているんだそうな。
でもって今日が9回目。
年末に差し掛かり、ちょっと時間ができたので足を運んで見ます。
地域の方ばかりかなと思いきや、別の寄席でも見かけるようなご常連もちらほら。
やはりチェックしている人はしているんだなぁ。
-オープニングトーク-
馬 久「厄払い」
遊 京「茶の湯」
-仲入り-
つる子「芝居の喧嘩」
扇兵衛「三味線栗毛」
オープニングトークでは、それぞれ今年の「縁起のいいこと」について。
遊京さんは師匠が紫綬褒章を受章して機嫌がいいこと。
つる子さんは前橋若手落語家選手権で優勝したこと。
扇兵衛さんは2020年元日のテレビ出演があること。
で、馬久さんは結婚した、との報告。
おそらく最後のこれを言わせんがためのトークテーマですがね。
一部ネットの情報で、一花さんとの結婚はすでに知っておりましたが、
地域寄席にしか来ない地元のお客さんはポカーン。
ま、そんなもんですよね。
やはり同業の結婚って多いんですかね。
そんな報告を終えて、開口一番は当人の馬久さん。
年末にふさわしく「厄払い」でした。
この噺は本当に年末にしか聞く機会がありませんからね。
馬久さんは寄席では数えるほどしかお見掛けしていませんが、
しっかりとした口調や低音の声など、聴いていて心地がいいですね。
遊京さんも連雀亭でたびたびお見掛けするぐらいで、
数多く聞いている噺家さんではありません。
「茶の湯」も久しぶりに聞く噺でした。
青黄粉と椋の皮で煎じた「お茶」を飲むときの表情が何ともいえず面白い。
もちろん表情だけじゃなくて定吉やご隠居のやり取りも軽妙でいいですね。
仲入りをはさんでつる子さん。袴を着けて高座へ。
元日からの顔見世興行に関するあれこれから芝居や講談のマクラへ。
「芝居の喧嘩」もあまり寄席では聞かないかな、という噺。
豊かな表情としっかりとした語り口で、飽きさせません。
ルックスのみならず人気を集めるには理由があるのでしょう。
トリは扇兵衛さん、オープニングトークで予告した「三味線栗毛」。
前もって笑いの少ない噺です、と予防線を張っておきつつも、
本題の中ではしっかりと笑いを取るところでとっていました。
この噺は以前に三三師匠で聞いたように記憶をしています。
盲人が出てくる噺なので、なかなか寄席ではかからないかな?
所々危うげなところも見られたのですが、
聞いていくうちにしっかりと噺の世界に引き込んでくれました。
扇兵衛さんのイメージからなかなか若侍をイメージしにくいのが難ですが・・・。
堀船三丁目会館という昭和の時代がそのまま残ったようなレトロな空間で、
地元の落語好きなお客さんと、遠方からくる落語好きが程よく調和した、
そんな落語会でした。
場所もかなりわかりにくいところにあるのですが、
これからも長く続いてほしいものです。
恐懼謹言。