私は長野県の小川村の運用終了後、『ポカポカ・ランド美麻』を過ぎた所から497号線に入り南下して金熊温泉の所を55号線に入るべき所を469号に入り八坂と言う大変勾配の有る九十九折の峠を越えて大きい川に出てから12号線に乗って山越えで麻績、筑北、麻績村と標識が変わる境界を通過し麻績村に入った。途中シェーンガルテンおみで休憩、麻績村の中心部で食料の調達をして403号線に乗換え聖高原方面に向かった。
聖高原の聖湖の北側に大きい駐車場が有り、車を停めたがナビが千曲市付近を表示境界付近で微妙な位置だったので聖湖の南側まで下がり聖高原スキー場に入り大きい駐車場に入り車を停めた。誰も居なかったのでアンテナを設営していたら施設の人が現れ『誰かの許可を得ているのか?』言われたので『許可は貰っていないが許可が必要なら御願いするので許可を頂く所を教えて欲しい。』とお頼みすると其の方が直接電話をして下さり許可を貰って下さった。
『土地の持ち主のO・Kは貰ったが?此処は夜、暴走族がよく集結する場所なので私として勧められない。もし暴走族が現れたら直ぐ此の場から引き上げた方が良い。』と忠告してくれた。既にアンテナは上げていたし運用時間は押し迫って居り、今から移動しての場所探しでは間に合わないと判断、此の場所で運用を始めた。小川村からの移動距離が有った事と、開始前の許可の問題で運用開始は遅れ19:28分のスタートとなっている。
此処の場所の標高は1023mHで電波の飛びは抜群で開始早々から1分間隔の交信が始まった。交信が160局を超えた辺りの22:49分頃、突如、爆音を轟かせながら暴走族風の若者が走り込んで来た思うと直ぐに他の単車が現れ何か?奇声を上げ始めたので今日は金曜日、時間も時間だし危ないなと判断、直ぐQRT、サーチ・ライトを2個点灯、急いで撤収作業に入った。急に辺りが明るくなったので彼らもビックリしている様子で有ったが大勢終結すると どの様な展開に成るか?予測が出来ないので過去、最短時間で作業は終了、聖湖の横に戻り北方向(千曲市側)への九十九折の坂道を下った。途中シャコタンに改造した自動車がセンターラインを無視してタイヤの軋み音を出しながら坂道のカーブを駆け上がって行くのと何台も遭遇した。皆、先程の場所に集結するのだろう良い頃合に撤収できたと胸を撫で下ろした。
平地に下り大きな川を渡り(多分千曲川と思うが)其の後、上新越自動車道の更埴ICから高速道路に入り夜中に木島平村に向かう事態と成った。色々アクシデントがあり残念ながら此の運用場所の写真は一枚も無い。