私は長野県の木島平スキー場を出発し403号線から38号線に乗ると野沢温泉村は隣村で直ぐで有った。若い頃の正月は野沢温泉村でよく過していたが此の地は単なるスキーの楽しみだけでなくスキーで冷えた体を本格的な温泉で癒せ、毎回の食事には野沢菜が食べられる楽しみが有った。
また山頂からの周回コースは初心者でも下りられる斜度で人気が有ったように思うし今はどうか解らないが私達の時代は日本の三壁が八方尾根、兎平の下のコース、志賀高原赤倉のジャイアントコース、そして野沢温泉の牛の首コースで有った。此処等の斜度は上に立つと滑ると言うより落ちる感じで毎日の様に怪我人が出ていたが其れでも皆、果敢に挑戦していた。其れから野沢の日影ゲレンデのリフトは距離が長くダブルチェアーでどのような人(女性と)同席出来るか楽しかったものだ。(当時は純情だったので心ときめいていた)
此の野沢温泉スキー場も以前と比べると可也様変わりしていたが日影ゲレンデ辺りは当時の面影が残っており懐かしかった。山頂方面の周回コースは車で上がれる様に聞いていたがバリケードが有った為、諦めて上に行かなかったが後で人に聞くと自分で退けて上がれる様だった。確かに形だけの物で自由に動かせる物で形式的な物なのだろう。
移動運用予定は山頂付近と思っていたが上がれなかったので日影ゲレンデの下側の駐車場に入り がら空きの駐車場で雨降りの中でアンテナを設営、発電機を回し運用を開始した。近所に建物が有り心配したがシーズン中の営業用の建物らしく今はオフ、夜、電灯の灯りも点かず問題無く運用できたが夜半からの強い風雨の為、発電機のパラソルが吹っ飛び次の運用地で発電機が掛からないトラブルの原因となった。
此の村は私達の時代のシーズン中は大変賑わっていたが、昨今の若人のスキー離れも原因しているのか?コンビニに弁当物が無い予想外の状態で非常時のカップラーメンで食事をする羽目に成った。野沢温泉村は意外と出ていない所、短い運用だ有ったが200局を越す局と交信出来た。
翌朝は無料の村の公共浴場に6時前に行ったがタイミング悪く浴場の掃除中で雨の中30分ほど待たされ寒かったので御風呂に飛び込んだら とんでもない熱さ大事な所を火傷しそうに成った。
北海道の知床峠の羅臼側の熊の湯も湯温が高い事で有名で有るが私が入った温泉では此処が一番熱かった様に思う。一風呂浴びたら のぼせた様で車に戻っての午前の運用は遣らなかった。終日雨だったせいか写真が1枚も無い そういえば撤収も強い雨の中で有ったように記憶している 写真を撮る余裕が無かったのだろう。