私は支笏湖の観光の後、16号線で千歳市に向かい千歳空港の近くの道路上から航空自衛隊基地のFー15戦闘機の、離発着訓練を見学した。ランプの上り口の側帯に少し広い場所が有り私が行った時は40台くらいの車が止まって沢山の人が見学をしていた。滑走路から離陸する戦闘機をある程度の大きさで写真の画面内に収め様と思うとカメラでは望遠にしないとダメで有ったが望遠にすると戦闘機のスピードが速い為、モニター画面に追い込む事が難しく、撮っても画面の中心に戦闘機を捉える事は至難の技で上手く撮る事は出来なかった。
そして此の場所は飛行機マニアにとっては知られた場所の様で次から次と車が入れ替わっていた。警察のパトカーが時々来てスピーカーで駐停車をしない様に警告していたが多分形だけで取り締まる気配は感じられなかった。男子に生まれれば誰しも飛行機のパイロットは夢見る職業、その中で特にジェット戦闘機のパイロットは花形中の花形である。離陸して直ぐに雲の中に飛び込んでいくスピードと爆音はすざましく心がときめく程に圧巻で有った。
見学を終えて国道36号線に入り苫小牧方面へ進み市内の美沢交差点から10号線に入り厚真町に向かい厚真本町の交差点で59号線に入り平取カントリー倶楽部近くの荷菜の交差点で237号線に入り北へ向かうと直ぐに平取役場が有りその先に有る沙流川の河川敷にアスファルト舗装された駐車場とトイレ付きの公園が有ったので其の河川敷に降り其の場所にアンテナを設営した。此の場所は北緯42度35分12秒 東経142度08分23秒
今回の北海道旅行中で河川敷内の車中泊は初めて(新篠津村は河川敷では有ったが堤防の外側での運用)川から河川敷の駐車場との高低差が余り無かったので気には成ったが運用後のアンテナ撤収は面倒だったので覚悟を決めて決行した。
運用は16:29~21:29JSTと翌朝の06:01~07:29JSTまで行い7MHz帯は211局との交信で終わった。平取町は道内では運用が少い町で、この時点で私は全バンドで今金町、平取町、様似町は未交信の町で有った。私は本来アワードには全く興味は無いのだがアマチュア局を開局した当時から何時に成かは解らないが必ず全世界と日本の全市、全郡、全行政区、と全町村との交信は達成したいと思って居たので移動運用を始めた最初の頃からの第一目標として自分の未交信地区は必ず優先して運用する様に決めていた。
此れには理由が2つ有り、一つは私が移動運用する前までに国内のアマチュア無線局とは4万交信以上していたので其の状態で交信履歴が無いと言う事は可也のレアーな場所で有り全町村を目指している局にとっては魅力(要望の高い)の有る町村なので喜んで頂きながら沢山の局と交信出来る自局側にもメリットが有る事、2つ目は、移動運用を熱心に行う方は常にどの町村に人気が有るか如何かを?常に探って居るので誰かが移動運用してパイルアップを受けていると必ず1~2ヶ月以内に誰かが其の町村に移動運用を行うので其のチャンスを利用して自分も交信出来るメリットが有る事である。
私が常々に言っている『移動サービス』と言う言葉を余り使わ無い本当の理由は其処に有る。移動運用を続けて行う延長線上に必ず自分にもメリットが帰って来るのだから私流の拘りだが余り 『サービス』と言う言葉は使いたく無いし、移動運用する局は沢山呼ばれる事を、目的に行っているのだから「呼んで頂いてなんぼ」の世界、呼ばれなければ寂しい限りで基本的に対等の関係、時々、其の事を勘違いした局のオペレートを聞く事が有るが移動運用する局は『呼んでくれて有難う』の気持ちは忘れては成らないと思う。
平取町は自分の予想した成果には程遠い感があったが、今思うとコンディションの読みもオペレート技術も未熟で有った様に思う。もし次の機会に訪れる事が有れば是非、再挑戦してみたい町である。