

私は2メーターバンドには余りQRVしないが、先週の「全国2メーターSSBハムの集い」に出席してから少し144MHzのSSBに出なければと思う様に成り、無線機の整備に入った。144MHzの設備はIC-756PROⅡの50MHzの出力をアップ・バーターで144MHzにコンバートしている。U,VHFのトランシーバーも持っているが、送信の音質や、周波数安定度、感度、混信除去装置やその他附加装置の有用性を考えると、親機の基本性能を其の儘、流用出来るアップ・バーター方式を採用した。
144MHzのアップ・バーターの出力は10Wなのでリニヤ・アンプで増幅、最終出力は50Wに成るのだが、最近パワーメーターで計測すると25W程度しかパワーが出ないので今日、原因を突き止める事にした。アップ・バーターの後ろにパワー計を接続して調べると、その出力は4Wほどしか出ておらず、リニヤ・アンプには問題が無い事が解かった。
144MHzのアップ・バーターの底板を外し出力調整用のトリーマーを回してパワー調整をしようとしたがパワーが変化せず、トリーマーの心軸がスムーズに回転しない事が解かった。部品不良なのでトリーマーを交換する事に、調度、頃合の部品が無かったので可也大きすぎたが手持ちの部品に交換した。はやる気持ちを抑えて親機、アップ・バーター、リニヤ・アンプを接続して送信調整をするとアップ・バーターの出力は12Wに上昇、そしてリニヤ・アンプの出力は55Wまで上昇、本来の性能に戻った。
修理出来たので「飛んでるチェック」の為、ダミー・ロードを外しアンテナに接続、CQを出すと 直ぐに応答が有り交信が出来て信号も先ず先ずの強さで届いているとの事、安心した。今後はもう少し2メーターのSSBにも出てみようと思う。