黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 阿南市での無線 14,21,28MHzのアンテナ編(1980~2012)

2012年11月28日 | アマチュア無線

 14,21,28MHz帯のアンテナはTA-33に始まり150Eを達成した辺りで限界を感じ当時(1980年台の前半)は28MHzが絶好調で有ったのでクリエートの218U(21,28MHzの5エレのデュアルバンダー)を購入して使用した。サイクル21の終わり頃は手付かずで有った14MHzをクリエート社のCL20DX(5エレモノバンド八木)に変更し運用した。サイクル22の上昇前に21,28MHzが出られないことの不便さから再びトライバンダー八木に変更する事を決め、国内外のメーカーを物色し海外にはハイゲインや其の外でも商品は有ったがアンテナにはメンテが必須、部品の入手が簡単な国産と決めたが当時は7エレのトライバンダーと言うとナガラとミニマルチしか無くナガラの材質が良いことは解っていたが同じ7エレでもブームが短かったので(ナロースペース)性能的に如何なのか?と疑問が残り反面、ミニマルチは当時は余り知られて居なかったので不安は有ったがミニマルチの7SDX(14,21,28MHzのトライバンダー7エレ八木)に決め購入した。

 

 当時で20万位した様に記憶している。性能的にもまずまずで1990年のARRLの10mのDXコンテストで自分としては最高の1250局との交信が出来た事も有ったがトラップコイルの接続部の絶縁材料に亀裂が入りステンのビス浮きでトラップコイルの端末処理で接触不良を頻繁に起こし安定に動作しなくなったので最終的に諦めクリエートの214F(14MHz,21MHzのデュアルバンダー5エレ八木)と28MHzは自作の4エレを使用した時も有ったが最近は14MHzは4エレ21MHzは5エレの八木と成っている。


 過去の使用したアンテナは其々に一長一短が有り、私は元来マルチ・バンドで運用するタイプなのだがタワーが2基しか無かったのでトラップ付のマルチバンド・アンテナを多用したが それらのアンテナは色んなバンドを運用する小細工は出来るが此処一番のぺデイションに成ると其の差は歴然と現れ何度も悔しい思いを経験した。通常の運用では当然ながら競合も少ないので何と無く交信の確率も有るのだが此処一番と成ると中々飛んで行かない。最近に成って21MHzや24MHzでモノバンダーを使用する様に成って其の差を身を持って知った。若い頃はモノバンドのアンテナにすると出られない周波数が出来るので其のロスを恐れてマルチバンドが出られるアンテナを多用したが結果的には其れは失敗で有った。

 

 今思い返すとサイクル21、22、23、そして現在のサイクル24を経験したが若い頃にこそ タワーが2基で有れば、これぞと思う周波数を2バンドほど決めてモノバンドの多素子のアンテナを上げ徹底的に追い詰めた後に他の出来て居ない周波数のモノバンドで追い詰めて行き、有る程度遣り付けた後にマルチバンドのアンテナにして取りこぼしの無い様に取組むべきで有ったと思う。最近はステップIRと言う各バンドフルサイズで稼動する非常に便利なアンテナが入手出来る様に成り海外と交信すると其のアンテナを使用する局と会う機会が有るが、前にも書いたが今から新規に本格的にDXを遣るので有れば価格は高いが其の選択肢がベストで有る様に思う。決して安いアンテナだとは思わないが現在、ステップIRで運用可能なバンドのモノバンドのアンテナを集めようとするならば多分100万では出来ないであろうしタワーが1基ですむし結果的に非常に経済的で有ると思う。

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 阿南市での無線 7MHzのアンテナ編(1980~2012)

2012年11月28日 | アマチュア無線
 阿南市でのアマチュア無線を本格的に始めた頃はハイバンドは(14,21,28MHz)は3エレの トライバンダーを使用してそれなりに楽しんではいたが7MHzはダイポール・アンテナを使用していた。ハイバンドは冬に成ると如何しても聞こえない時期が有るので其の期間中は7MHzを運用する期間が有ったが早朝の国内が開けない時間帯に海外の局と交信する日本の局の信号が聞こえて相手に送っているシグナル・レポートは「59」を送っているのだが此方には海外局の信号が全く聞こえないでノイズばかり、少しぐらい聞こえても良いと思うのだが全然聞こえない事があり受信感度にそれ程の違いが有る筈がないと考え 原因はアンテナ系と考え彼是と遣ってみた。最初に挑戦したのが垂直系のアンテナ、早速、クリエートのCV-48を購入、このアンテナは確か全長12m位有り可也上のほうにトラップ部分が有り価格も5万円以上した本格的なバーチカル・アンテナで、単管を2mくらい打ち込みアンテナをクランプで固定しラジアルを2方向に張りSWRを測定すると何もしないでもSWR計の針は1.0で殆ど触れない。「やった~」という感じで7MHz帯を聞いてみるとバンド全体が非常に静かに(ノイズの少ない)聞こえる。試しに国内の局を呼ぶとQRZ QRZの連発で思う様に飛ばない。此れでは駄目と次に挑戦したのがループ・アンテナでタワーの19mH位の所から2mほど横に単管を出し其処から吊り下げた少し上から押し付けられた様な「おにぎり形のループアンテナ」で給電は最上部からで有った。タワーが低かったので下側の両サイドをロープで引っ張り三角形の底辺部分の地上高を2.5m程にした後、カットしながら調整する予定で有ったが、調整が上手く行かなかった。原因を考えてみるとエレメントがCV-48の直近くを通過していたので影響が有るのか?と考えクランプを外しCV-48を横倒しにして再度追い込み調整をすると段々とSWRが下がったが周辺部の影響か?1.5以下には成らなかったが使用上は問題無いと思い此のアンテナで約一年間7MHz帯を運用したが海外の交信ではダイポールよりは飛んでいた。しかし此の当時は100W出力で電信を全く運用しておらず今思うとアンテナの性能云々よりも海外と交信を楽しむ様なパワーで無かった。


 ダイポールはタワーを建てるまでの一時的なアンテナ、CV-48は少し目先を変えるために使用したが殆ど実用する事無く横倒し、家の横の葦と草むらの中で長年眠っていたが、不注意にも忘れてしまい、数年後の「葦(よし)退治」の野焼きで火を付けてから気付いたが「後の祭り」トラップ部分が燃えてしまい哀れな姿で再会した。此のアンテナ以降、私は垂直系のアンテナを信用しないし固定局で使う事は無かったが、ある程度経験をした今考えると土地が元川原で砂地の為に良好なアースが取れなかった事やラジアルにしてもDX用と成ると20~30本は必要で其等に対する対応が出来て居なかった。廃材は其の後の移動用の垂直ポールとして使用され重宝したが勿体無い事をした。其の後のループアンテナは、美観的な問題と家内から首を吊る様な線の張り回しにクレームが付き、首を吊らない高さの八木アンテナの購入を受諾して貰い廃止、待望の八木が実現した。AFA-40は上げた時から台風の餌食に成らないか心配したが17年間、無事に持ち堪え途中の大きい台風の瞬間最大風速53m/sにも壊れなかったが其の後トラップ部分にトラブルが発生し命尽きた。原因究明の為、苦労して降ろしたが上げる時に同じ苦労をするなら3エレに計画変更2005年の5月に現在のアンテナが上がりDXに対しては余り飛ばないが国内向けには重宝している。


 この様に現在の場所に移り住んでからの7MHzのアンテナはダイポール、CV-48、三角形のループ、AFA-40(2エレ)現在の3エレと進化したがタワーの高さが無いのでDX用として満足したアンテナは一度も無い。現在のタワーの高さではCQアンテナの選択がベストで有る事は解っているのだがタワーが自立で、絶えず高所のメンテ作業が必要なCQは大変だし ましてや台風銀座の四国では不向きと言う事で挑戦しなかったが私にとっては夢のアンテナである。

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