黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

三島村(硫黄島)湯煙の東温泉での運用と観光地

2013年06月02日 | アマチュア無線


        


        


        

 


 三島村(硫黄島)での最初の運用は予想外の展開で思いの他、呼掛けが少なく低調なスタートと成った。夜半からのコンディションは日付が変わる時間帯まで良かったが反面、朝方の国内コンディションが07:00JST辺りから怪しく成り思ったよりも続かず予想よりも2時間程早く駄目に成ってしまった。同じ場所での運用を続けても交信数が伸びる可能性は無いと考え、湯煙の対象地との抱き合わせ運用をする事にして坂本温泉と東温泉の下見に向う事にした。先ず最初に昨日訪れた坂本温泉に向かったが調度この時間帯は満潮時で上段の最初の写真の様に浴槽は四角い升目上にセメントで分離されていて温泉は2枚目の右側手前の階段の有る場所近くの浴槽下から沸き上がり各、浴槽の区切りの高低差で次々と低い槽に流れ込む途中で自然空冷により冷やされ各人が好みの湯温の浴槽を選択できる様な仕組みと成っている。この日は満潮で全ての浴槽がオーバーフローしていて同一湯面となり湯温は低かったのと浴槽の清掃管理がされていない様子で浴槽の底は苔と海草によるヌルヌル状態と成って折り可也汚れた感じに成っていたので入浴する時は少し躊躇したが此処まで来たら話の種にも入るしかないと真昼間にストリップを敢行する事に成った。浴槽に入り少し歩いただけで底に溜まっていたゴミと苔が一挙に浮き上がり肩から腹から足までゴミと苔が纏わり着き、風呂に入ったと言うより体を汚しに入った感じ慌てて浴槽から飛び出し体を拭いて上がったが殆どが海水の為、其の後は体がベトベトした感じに成り不快な感じでこの温泉は駄目だと判断し東温泉に向う事にした。


 東温泉は島の中央部の南側に在り(硫黄岳と港までの中間点の海岸端に在り)上段3枚目の写真の道を車で行く事も出来たが運用した地点の直ぐ下が可也の急勾配の坂道で在った為、降りて上がれなく成る可能性が有った為に安全策を取り徒歩で行く事に成ったが距離的に5~600m位は有る様に思えた。岩場の上り下りの道を進むと大小3個の円形の高低差があるプール状の浴槽が有り各槽をオーバーフローした御湯が次の浴槽に流れ込む間に空気により冷やされ少しずつ湯温を下げる方式は坂本温泉と同じ理に適った方式であった。


 中段、2枚目の写真は硫黄岳の麓の岩場から流れ出る源泉を円形の最初の浴槽で貯めている処の写真で浴槽は大人が二人が入れる程度の大きさで有ったが源泉の温度は高く私が足を入れた瞬間「熱っ~」と叫ぶほどの温度であった。其の後、沢山の人に「最初の浴槽に入られましたか?」と聞いても誰一人「入った」と言う人は現れ無かった。この東温泉は無料の露天風呂で有ったが真水を入れる設備も無く水さえ通っていない場所に在り、全ては人間が自然な温泉に合わすしかない状態であった。温泉は硫黄成分が強く「直接このお湯で顔を洗うと目に御湯が入り良くない」と言われる程、濃厚で私も入った時、お尻と前の大切な部分の粘膜質がヒリヒリする感じで電気風呂や薬草風呂に入った時に似た感じがした。この温泉に入浴したのは昼間で最終的に可也気合を入れて入れたのが2番目の浴槽、3番目が如何にか普通に入れる温度で有ったが翌日、深夜に入った時は周囲の温度が下がっていたので3番目の浴槽では少しぬるくて2番目の浴槽で調度良い状態であった。浴槽の底は自然の岩場でゴツゴツしていて所々に砂が溜まった部分が有り其の部分の感触が非常に良かったのが印象的で有った。2回目の入浴時に外人の2組のカップルが入って来たが(勿論女性は水着姿)最初はフランス語を話して居たので何処の人か解らなかったが英語で「何処から来らましたか?」と聞いたら「ベルギー」と答えたので少し話をしたら「日本に10日位の予定で観光に来たが出発前にインターネットで東温泉と硫黄島の写真を見て是非行きたいと思った」と言っていた。5月2日に入港したフェリーで来た観光客の全てと東温泉の入口で移動運用をした関係で話す機会が有ったが硫黄岳も人気が有ったが一番はこの東温泉の露天風呂を皆さん絶賛していた。私は硫黄島に滞在中に3回ほど入浴したが効能が有り過ぎるのか入浴後に強い疲労感(湯あたりの様な状態)を感じたり十島村辺りで両手の指先の爪の先が割れ出したりした。


 下段最初の写真は東温泉の入口に有る駐車場でアンテナを設営した様子、2枚目は運用場所から硫黄岳を見上げた写真で上部に溶岩ドームが有るのが確認できる。3~4枚目は島の北側の「平家城跡」から見た硫黄岳の姿と海に硫黄が流れ込み海水が乳白色の模様を描いている様子を撮ったもの 兎に角この島の硫黄岳付近の活火山の人を寄せ付け無い荒々しい景観と西側のグリーンが広がる穏かな港近くの居住区の対比が素晴らしく本来相い入れない其れ等が共存している処にこの島の魅力を感じた。そして荒々しい硫黄岳のゴツゴツした斜面の中を徐々にグリーンの草木が覆ってやがてはグリーンに覆われた景観に成るだろう穏かな硫黄岳を見てみたい気がした。

コメント (2)
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