関東地方で運用の少ない町村

　関東方面はアマチュアの人口も多く尚且つ自宅でのアマチュア無線を運用する環境に恵まれない方々の移動運用が活発に行われている。しかしながら移動運用を積極的に楽しむ方々でもレアーな場所を探して運用する局は少なく、どちらかと言えば道の駅や湯けむり等のアワードに関連した特定の場所の移動運用を中心にされる方が多い。

 

　　　　　関東方面で交信数の少ない町村は


　　千葉県長生郡長生村　　　　（１２０１１C)　　　　　３CFM

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１４年　移動運用

　　群馬県北群馬郡榛東村　　　（１６００５E)　　　　　５CFM

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１４年　移動運用

　　千葉県山武郡九十九里町　　（１２００８A） 　　　　５CFM

　　東京都三宅支庁御蔵島村　　（１０００５B) 　　　　  ５CFM

　　群馬県甘楽郡甘楽町　　　　（１６００４A)　　　　　６CFM

　　千葉県香取郡多古町　　　　（１２００６I)　　　　　 ６CFM

　　千葉県山武郡横芝光町　　　（１２００８I) 　　　　　6CFM

　　群馬県邑楽郡千代田町　　　（１６００３E)　　　　  ７CFM

　　山梨県南都留郡西桂村　　　（１７００８H)　　　　 ８CFM

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１１年　移動運用

　　東京都八丈支庁青ヶ島村　　（１０００６B)　　　　 ８CFM

　　千葉県印旛郡栄町　　　　　（１２００８I) 　　　　８CFM

　　埼玉県児玉郡神川町　　　　（１３００６D)　　　　８CFM

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１４年　移動運用

　　群馬県甘楽郡大泉町　　　　（１６００３C)　　　　８CFM


　　関東方面では栃木県と茨城県と神奈川県の町村はランク入りが無いが

　　　　栃木県内では

　　　栃木県川内郡上三川町　　　（１５００４C) 　　　 13CFM

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１４年　移動運用

　　　栃木県塩谷郡塩谷町　　　　（１５００５C)　　　  13CFM

　　　栃木県那須郡那珂川町　　　（１５００７J)　　　　13CFM

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１４年　移動運用


　　　　茨城県内では


　　　茨城県稲敷郡川内町　　　　（１４００１G）　　　 11CFM

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１４年　移動運用

　　
　　　　神奈川県では

　　　神奈川県足柄上郡大井町　　（１１００２A)　　　　１５CFM

　　　
　　　　上記がランク外の各都県での最小CFM数と成っている。　１エリヤとの総交信数は２８８３６交信、其の内で７MHz帯に於ける総交信数は２１９４７交信と成っている。

　　　


　　　　　　　　　

信越方面での運用の少ない町村

　新潟県は面積の割には町村の少ない（１０町村）県であると共に移動運用に熱心な方が多い為、既に移動し尽されて居る感じで私が２０１０年に移動運用の計画を立てた時に選択肢は聖籠町（０８００４H)しか思い浮かばなかった。何故なら此の町は新潟の町村では一番最後まで残った町であった。岩船郡西粟島村（０８００１B)や西蒲原郡弥彦村（０８０１１I)や刈羽郡刈羽村（０８００２C)等、新潟を移動運用するなら魅力的な村も有るのだが其れ故に如何しても運用が集中し其々に８７CFM、２１CMF、２０CFMと成っている。

　反面、長野県は町村の数は北海道に次ぐ数の多さで関東に近い事や観光地が多い為に県外からの遠征組みが多く非常に移動運用するには魅力の有る県である。何せ数が多い為に全県下を網羅して移動運用をする人が少なく結構穴場的な町村も有り全国の中で私は一番魅力を感じる県で有る。「もし貴方が再度、移動運用したい都道府県は何処か？」と尋ねられたら私の個人的な意見では長野県、鹿児島県、青森県、北海道、福岡県が私のベスト５、と言える。

 

　想いの他、北海道のランクが後ろだが此れは全国からの観光を兼ねた移動運用が多いので珍しさが無く猛パイルに成らない。移動距離も大変だし、電波伝搬的にも全国に対するオープンの時間が短い事等が挙げられる。鹿児島県は九州の本体部分より離島部分に運用の醍醐味が有り運用すれば必ず猛パイルに成る事は必至、只、交通手段に伴う費用が嵩み軍資金は一番必要、青森県は観光として行く機会の少ない下北半島や津軽半島を巡りながらのレアーな村からの運用に魅力を感じる。福岡県は都会なので移動運用の場所選定に苦労があるが町村の多さには魅力が有る。長野県の魅力は何と言っても町村の数の多さと位置的に日本の中央部に有り人口の多いエリヤに隣接して其の上、スキップ・ゾーンの狭さと全体的に標高が高いので地の利を生かした国内との交信が安定に出来る事が挙げられる。そして観光地としての魅力も素晴らしく温泉も沢山有るし移動運用場所に苦労する事も少なく欠点が無い事が一番に押す理由で有る。

　　長野県内で運用の少ない町村

　　　長野県下伊那郡喬木村　　　（０９００８I)　　 ３CFM　　２０１０年　JH5AVM/0　　運用

　　　長野県下伊那郡豊丘村　　　（０９００８Q)　　４CFM

　　　長野県下伊那郡松川村　　　（０９００８R)　    ４CFM

　　　長野県下伊那郡高森町　　　（０９００８O) 　  ６CFM　　 ２０１０年　JH5AVM/0 運用

　　　長野県筑摩郡麻績村　　　　（０９０１５C)　　６CFM　　２０１０年　JH5AVM/0　運用

　　　長野郡諏訪郡原村　　　　　　（０９０１１B)　 ７CFM　

　　　長野県南佐久郡小海町　　　（０９０１７C)　　 ７CFM　　２０１０年　JH5AVM/0 運用

　　　長野県上伊那郡飯島町　　　（０９００１D) 　　 ８CFM

　　　長野県上水内郡飯綱町　　　（０９００３J)　　　９CFM　　２０１１年　JH5AVM/0　運用

　　　長野県下高井郡木島平村　　（０９００９A) 　　  ９CFM　　２０１０年　JH5AVM/0　運用

　　　長野県上水内郡信濃町　　　（０９００３D)　　１０CFM

　　
　　　長野県佐久郡立科町　　　　（０９００６E)　　１０CFM

　　　長野県上伊那郡南箕輪村　（０９００１A)　　　１０CFM　　２０１０年　JH5AVM/0　運用

　　　長野県下高井郡野沢温泉村（０９００９B)　　　１１CFM　　２０１０年　JH5AVM/0　運用

　　国内の０エリヤとの総交信数は９０１３交信　其の中で７MＨz帯は６９６７交信のデータから選んだ。長野県にはアマチュア無線を通じて親しい人が沢山居るのでＣＦＭ数は複数回交信時のカードはカウントしていない。１コールサインに付きカウントは１である。


　　　

　　　　　　

　　　

東北方面の運用の少ない町村

　今回は少し南に下がって７エリヤで交信難度が高い所を私の交信データから探して見た。ただし福島県内は原発事故に寄る現在でも一部立入り禁止地区が有るので其の地区からは運用出来なく成って居る。しかし今回のデータは過去４７年間の総国内交信データ１２万交信（内７MHz帯は８万交信）の中から選び出した。ターボ・ハムログに寄る７エリヤの交信数は１２０６９回　ただしＪＸＸＸＸＸ／７の移動局の場合はどの様に分類されているのか？私には解らない。カウントは交信数で無くカードのCFMを基準とした。

 

　　福島県西白川郡泉崎村(０７０１３A) 　　　２CFM

　　福島県双葉郡広野町（０７０１５C）　　　２CFM　　　　　　立入り禁止地区

　　福島県伊達郡桑折町（０７０１１C)　　　  ２CFM

　　青森県三戸郡五戸町（０２００３D)　　　 ３CFM　　　　　　２０１０年　JH5AVM/7　運用

　　青森県三戸郡南部町(０２００３J) 　　　　  ３CFM　　　　　　２０１０年　JH5AVM/7　運用

　　山形県最上郡真室川町（０５０１１F）　　４CFM　　　　　　２０１０年　JH5AVM/7　運用

　　福島県田村郡小野町（０７０１２E)　　　 ４CFM

　　福島県双葉郡双葉町(０７０１５D)　　　　４CFM 　　　　　　立入り禁止地区

　　福島県双葉郡浪江町（０７０１５G)　　　４CFM　　　　　　立入り禁止地区

　　岩手県上閉伊郡大槌町（０３００４A) 　　5CFM　　　　　　２０１０年　JH5AVM/7　運用　

　　秋田県南秋田郡八郎潟町（０４００７D)　６CFM　　　　　　２０１０年　JH5AVM/7 運用

　　山形県東村山郡山辺町（０５００８B) 　　６CFM

　　福島県西白川郡矢吹町(０７０１３G) 　　  ６CFM


　　次のランクとしてカードCFM数８～１０に下記の町村がある


　　青森県上北郡野辺地町（０２００１D)　青森県下北郡六ヶ所村（０２００１K）　同、大間町（０２００４B） 同、風間浦村（０２００４C) 　同、佐井村（０２００４D) 同、東通村（０２００４G)　青森県東津軽郡蓬田村（０２００７D) 同、今別町（０２００７E）同、平内町（０２００７F)　青森県南津軽郡田舎館村（０２００８B）同、藤崎町（０２００８F)
岩手県岩手郡岩手町（０３００２B）岩手県九戸郡軽米町（０３００５D)　秋田県南秋田郡井川町（０４００７）同、五城目町（０４００７F)　秋田県山本郡藤里町（０４００８C) 山形県最上郡最上町（０５０１１G)が上げられる。此の町村は２０１０年当時　レアーな町村で上位にランクされて居たので私の２０１０年の東北方面の移動中に全て運用したが時の流れと共にランク落ちし、矢張り少し変化している。東北６県で宮城県だけはランク入りが一箇所も無い。此の地には熱心に移動運用をしている方が多いので当然の結果だが強いて上げるなら黒川郡富谷町（０６００６C）１５CFMと牡鹿郡女川町（０６００２A)　20CFM位しか思い当たらない。

　矢張り東北の難関は福島県に成るだろう。町村数の多さの問題も有るが、何と言っても福島原発の事故後、立入り禁止区域が設けられ解除の兆しが見えない以上、此の地からの運用は無い。

　国内に於ける７エリヤとの総交信数は１２０６９交信、其の中で７MＨz帯に寄る交信数は８６９４交信と成っている。