今朝もハイバンドのコンディションは決して良くは無かったが土曜日と日曜日の午前中よりは少しましな状態で21MHz帯で毎回、此のコンテストで声を聞く様な常連の局を中心に数十局とコンテストナンバーの交換をしたが例年と比較すると矢張り局数は可成り減少して居る。此れは内外のコンテストの殆どに言える事で何処もアマチュア無線離れが進んで居る事が原因であろう。
現在の様にパソコンが生活の中で無くては成らない物と成って其れに伴う形でのインターネット網の拡大充実が進むと態々大きい敷地に高いタワーや高額な無線機を購入して且つインターフェアーや隣近所との軋轢を覚悟の上で国内外と会話を楽しむだけに無線局を開局するのはリスクが多過ぎるし会話だけを楽しむなら携帯電話サービスを上手く利用したりインターネット回線を利用したスカイプ等の方がアマチュア無線を利用するより通信が確実で第三者に会話の内容を知られる事無く便利である事等から趣味としてのアマチュア無線は若い人には人気が無い様である。
私がアマチュア無線と出会った頃は各家庭に電話も無かったし現在とは全然違った生活環境で其の中で個人がアマチュア無線局を開局し日本全国どころか時には海外と話が出来る等は夢物語であった。従って若人には憧れの人気の有る趣味の一つであったが当時はアマチュア無線局を開局しようと思っても資格制度や経済的問題や技術的な問題も有り個人がアマチュア局を開局する事は至難の事であった。
現在のアマチュア無線を趣味として楽しむ年齢分布は団塊の世代を中心とした65~70歳位にピークが有り其の世代より若く成るに従いアマチュア人口は減少して50歳台は若い方で40歳台の人の声を聞くのが珍しい程で上の世代は年齢的な問題から段々と減少して居る。此の状態は海外も全く同様で此の現象は更に拍車が掛って行きやがてコンテスト成る物が成り立たない時期が来る様に思えて成らない。矢張り此の趣味は前記の時代に開局された方や開局が大変な時期に憧れや興味を抱いた人達が返り咲いて趣味として楽しんでいる方々が大半で先々段々と先細りして行く運命に有る中で更に今回のコンテストは秋のDXコンディションの良い時期に開催されて居るにも関わらずW方面の信号もまともに聞えないNGなコンディションでダブルパンチの状態で本当に盛上らない状態で終った。
其れでも今朝の7時台は何とか呼掛け様と思う場所からの運用も少しは有ったが8時前には早々と参加を中止してZL7Gの追っ掛けに切替えて運用した。
其の後のZL7Gとの交信
ZL7G(7,CW) ZL7G(21,CW) ZL7G(24,CW)