四国から北海道へ行く交通手段は各種有るが矢張り観光目的の北海道内の移動の事を考えると自家用車で乗り込む事と成り、如何してもフェリー便を使う事に成るが其の場合は日本海側ルートか太平洋側ルートの何れかと成る。徳島から行くと成ると、料金、出港場所の近さや、船のスピード、快適さなどを考えると夏場に於いては新日本海フェリー便の利用しか考えられない状態で、此のフェリー便は料金、船の大きさと航行スピード、サービス性などを考えると私が日本一周の旅で利用した数多くのフェリー便の中ではNO-1である。
此のフェリー便の船の大きさは長さが200m前後で17000t前後、然も巡航速度は28ノットで(時速、50Km/h以上)此れは半端なスピードでは無い。徳島から出掛ける場合、出航地は京都府の舞鶴港か福井県の敦賀港を選択する事に成るが今回は不思議にも観光シーズン真っ只中の出発日に舞鶴~小樽便が無かったので仕方なく敦賀港発~苫小牧東港への便を利用する事と成った。
船への車の乗船は23:15頃から始まったが今回は陸上自衛隊の車両関係が非常に多く先に乗船が開始された関係で実際に私達の自動車が乗船したのは00:10頃で車両甲板から客室に上がったら直ぐに船は動き出した。此の便の北海道までの乗船時間は調度20時間で有るが船内では色んなイベントがあり。翌日の御前中のビンゴ大会、午後からはミニコンサートやビデオ映画の上演が2回と船内クイズ・ラリー等が模様され私が一番嬉しかったのは深夜から早朝に掛けての時間帯以外は何時でもお風呂に入れた事と更に嬉しい事に此の船にはサウナと露天風呂があり飽きる事無く船旅を楽しむ事が出来た。此れは去年に利用した舞鶴~小樽間に使用されて居る船の「はまなす、あかしあ」には確か無かった設備で驚いたが、もっと驚いたのは津軽海峡沖を航行中に此の露天風呂に入ったが風の強さと風切り音が凄く台風の中で露天風呂に入るときっと此の様な状態なのだろうと思える面白い体験をした。
乗船中の20時間の私達は(去年の旅のビンゴ大会で2位と3位の商品を獲得した)今回も期待を持ってビンゴ大会に参加したが三人共に駄目だったが景品が付くと俄然張り切る家内は船内クイズ・ラリーに参加、僅か3名しか当選者が居ない中できっちりと当選者発表掲示板に名前が乗って居た。女の執念は凄い!
最初の写真は行きに乗船した「すいせん」を帰りに乗船した僚船「すずらん」から秋田県の男鹿半島の120Km沖で対向した時に撮った物、(台風の影響か・雨が降って居り視界は良くなかった)二枚目はミニ・コンサートでクラリネットと関連楽器を演奏して居る御二人、三枚目は津軽半島の竜飛崎が見えて暫くして初めて見えた北海道側の陸地(多分、松前半島の一部と思われる)最後は下北半島沖か?津軽海峡の海に沈む夕日、実に綺麗であった。