黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 思わぬ無線機のトラブル原因!

2021年05月03日 | アマチュア無線

 

 此の10日ほど前から突如として発生する無線機の受信音が『ザー』とかなりレベルの高い雑音だけで音声の送信が出来ずに送信中のモニター音は同じ様な雑音のみ状態の時々症状が発生して居た。

 

 無線機のスコープ画面では受信中の信号の山が確り表示されて居るので不良箇所は高周波増幅回路や中間周波数増幅回路で無くSSBを発生させたり検波する送受で共通する回路と勝手に思い込み此のブログに書き込んだ様に同型のトランシーバーからプリント基板を外し入替えて個々にテストをして来たが3日間程、エージングテストを行なうと数秒間ほど時々症状が再発した。

 

 一番最初の症状が出た時は症状が連続していて基板交換をすると正常に成ったので其の交換した『プリント基板の不良化か?』と思ったが因果関係が納得出来なかったので受信状態でエージング・テストを行なって居たら3日間は全く問題が無かったので実際の交信を始めて2時間位運用していたら以前の同症状が突然に出始めて慌てたが何回かマイクのPTTスイッチを押し直している内に症状は治まったので相手局に『先程、電波に可也の雑音が入ったと思いますが音声は出て居ましたか?』と当局の電波の受信音の状態の確認をしたら相手局は『数秒間、音声が途切れましたが雑音は全く出て居ませんでした。』と予想外の返事が返って来て私は『? ? ?』状態に・・・・・・・・そうして相手局は『マイクコードの半断線か、マイクコードの接触不良か?』と思ったとのリポートに、あれだけ自局の送信モニター音に雑音が入って居るのに当局の送信電波に雑音が乗らない不思議さと?受信時の相手の受信音に雑音が入り全く受信不能に成る状態(送信時に電波が出ていないだけなら受信時に相手の信号受信は出来る筈だし、症状が出た送信時に何も信号が出て居ないならマイク回路のトラブルの可能性も在り得る)此れは一寸、的外れな対応をして居るかも知れないと思った。

 

 其の後に症状が出た時にCWとRTTYのモードに切替えて送信したら正常な電波が出て居る事を他の無線機で受信確認したら問題は無かったので今まで疑いもしなかったマイク回路の確認をする事にした。マイク・コードの半断線とコネクター部の半田付けは今年の2月頃に遣り直して居たのでトラブル原因でない事の確信はあったが念の為にチェックしたら矢張り問題は無かったが最期にマイクスタンドに手を掛けて偶然に力を掛けたら受信音に『ザー』と問題の雑音が入って正に『ありゃりゃ!』状態に・・・・・・・

 

 少しねじる形で外圧をマイクスタンドに掛けると症状は確実に再現し、今回のトラブル原因は思いも寄らぬスタンド・マイク側にあった。此処まで来たら私にも思い当たる事があった。此のスタンドマイクは以前から接触不良に寄る度重なるトラブルが発生して頭に来た私は解決方法としてマイクコードの交換と其のコードのマイク本体側はコネクターソケットで接続されて居たものを廃止しプリント基板上に各コードを直接半田付け処理して対応して居た。

 

 此のプリント基板とマイクスタンドの底板(鉄製)の間隔が非常に狭く如何やら盛り上がった半田と底板間の微妙な間隔が熱膨張や外圧が加わった段階で接触して時々症状として発生して居た感じ、然も此のスタンドマイクはコンデンサーマイクを使用して居る事からマイク本体に直流電圧が印加されて居るので此れ等が底板を通して接触する事がノイズ源と成って居た様である。今、考えて見れば自分でトラブル原因を作り其の解決に無駄な時間と労力を掛けるとは実に情け無い一人芝居を演じていた事に成る。

 

 今回対応の一番の反省点は無線機のモニター音で自局の送信信号にもノイズが送出されて居る物と錯覚した事とスタンドマイク内でノイズが発生し其のノイズが無線機の受信状態に影響を与えて居た事をトランシーバー内の回路不良と思い込んだ事であった。反省!

 

 

コメント
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