徳島県内の『新型コロナウイリス感染状況』も最近は少し落ち着いて来た感じと若い息子等夫婦も勤務先の先行した集団接種で既に第一回目のワクチン接種が終った事から勤務先からの『親子間と云えども別所帯の場合は不要な往来は避ける様に!』との戒厳令も如何やら少し緩和された様子で、先回の訪問から2週間振りに孫の都が我家に遊びに来ました。
都が4歳の誕生日を迎える前までは玄関前の庭先を通る時から『爺ちゃん』か『お婆ちゃん』を連呼しながら元気に我家に入って来ていたが最近は少し気恥ずかしさを憶えたのか?黙って我家に入って来たので私が『都ちゃん御挨拶は?』と言ったら小声で『こんにちは』と答えたので今度は私が人差し指で自分を指差し『此れは誰かなぁ~?』と聞いたら漸く『お爺ちゃん、こんにちわ』ときちんとした挨拶が出来たが、何処か気恥ずかしそうにしていた。
誰しも成長過程で子供心に此の気恥ずかしさは経験する事だが、子供が両親と生活する場所では挨拶の必要性が無いので、他の家に行った時にはきちんとした挨拶は必要で有り、4歳を迎えた都に此れを自然な形で教えるのは私の役目と思い今後は少し厳しい爺ちゃんに成ろうと思っている。
然し都が気恥ずかしそうに大人しくして居たのは最初の4~5分間だけで、其の後は自分の住む家には無い急階段を上り二階からの景色を眺めたり婆ちゃんが寝て居るベットでジャンプしたり寝転んだりして普段の姿に立ち返り其の御転婆振りを遺憾なく発揮していた。そして此の日は我家に来る時間が何時も寄り遅かったので直ぐに昼食と成ったが出て来る食事は毎回、定番の都が大好きな「赤い板(赤い釜朴)と海老天入りのうどん」と「シャウエッセンのウインナーソーセージ(都の希望)」と大好きなトマト、それと都が余り好きで無い『ブロッコリー』が婆ちゃんに寄り旨く仕込まれている。食事が始まると都は余り好きで無いブロッコリーを一番最初に口に運び食べ終わると後は好きな物ばかりなので何か鼻歌状態で料理を食べだし途中で御飯を食べる段階では『お婆ちゃん、お化けのふり掛けが欲しい!』とリクエストをするので私が『何か?』と思って居たら私の好きな『家族旅行のふり掛けの』の事で其のパッケージに印刷された人間の顔の形に目、鼻、口の形が描かれて居ないので都は其れを『お化けのふり掛け!』と言って居るらしく、其の発想に『成る程!』と思わず笑って仕舞った。
昼食が終ると何時も通りの『お外に散歩に行きたい!』が始まり暑い中、外に出たが都の最近の素早い行動に婆ちゃんは追従する事が出来ずに散歩上で怪我が無い様に見守る役目は私に廻って来て全く油断が出来ないので今回は写真を撮る事は出来なかった。暫く遊んだら『お家に帰ってプリンを食べようよ』と言うと早速、走りだし其れを追っ掛けて止めるのに一苦労、子供も4歳に成るとお守の方も結構に大変である。
我家に来た時の都の行動ルーティンは保々決って居り、アニメを見て、お婆ちゃんとの御絵描ごっこや本を読んで貰い、昼食後には外への散歩に出掛け、満足して帰って来ると御決まりのプリンを食べて御満悦、夕食はシチューかカレーを希望し其れを食べ終わると『お家に帰ろう!』と身支度を始めママの所に御機嫌で帰って行く。其の時に次回のリクエストがあるのだが『爺ちゃん次はお庭でプールで水遊びをしたい。』と言って御機嫌で帰って行った。
3歳頃までの幼児の記憶は後々まで殆ど残ら無いらしいが?4歳頃に成ると楽しかった事等は後々まで記憶に残るらしいので爺婆は精一杯のサービスをする予定、其れを見て居た息子は『都は両方の家でお姫様扱いだなぁ~』と笑って居たが此方は余り責任が無いので此の状態を続け『良い爺ちゃん婆ちゃんに徹する予定』細かい躾けは若夫婦に任せる事にする。