先日、同軸不良で同軸を張り替えた7MHz帯の逆Vアンテナは完全に直っているものと思って居たが、今日の昼間に7.000MHz~7.200MHzまでのSWR値をアンテナ・アナライザーで測定してみたら7.080MHzではSWRが1.6位を表示した。此のアンテナは国内の近距離内のスキップ対応と3エレ八木アンテナ(旧型で使用可能な帯域が狭い上に共振点はCW周波数に合わせてある)の7.120MHz帯からの上で運用出来ない事をカバーしてSSB対応が目的で上げて居た。
従って其の使用目的から逆Vアンテナの共振点は7.160MHz辺りに調整し7.120㎡Hz~7.200MHzまではSWR地を1.2以内に追い込んで居た筈なのだが今日アンテナ・アナライザーで測定した共振点は7。250MHz辺りまで上がり7.100MHzから下の周波数はSWRが1.5以上を表示するので最初は近くの「よのみの木」の落葉が原因か?とも思ったが如何も変なので両方のエレメントの先を降ろして確認してみる事にした。
此のアンテナは以前に(2009年~2014年に掛けて)全国を移動運用した時に使って居たアンテナで基本は3.5MHz帯の二分の一波長のアンテナだが給電点から半分の所に絶縁物を入れて一度エレメントの縁切りをして7MHzに合わせて其の先には蓑虫クリップを付けて、7MHz帯で運用する時は後ろのエレメントを切り離し、3.5MHz帯で運用する時は其の蓑虫クリップで後ろのエレメントを接続し3.5MHz帯の二分の一波長のアンテナとして使用していた。
此れは結構便利で給電点を10mH近くに上げても両サイドのエレメントの先端は精々1~1.5mHに成るので周波数の切替え時はエレメント先の手が届く所を手で掴んで切り替え点まで進めば垂直ポールの最先端のカツオの1本釣りのグラスロッドは少し撓むが簡単に切り替えが出来て残りの片方も同じ方法でクリップを繋ぐか、外すかの2~3分の作業時間で周波数の切り替えが出来ていた。
其の後、移動運用を全く行わなく成ったので其のアンテナを固定局の逆Vアンテナととして使用して居たのだが常時使用のアンテナと成ると蓑虫クリップ対応では接触不良などの可能性が残ったのでR型の圧着端子を利用してエレメント間をボルト・ナットで接続して居たが途中から7MHz帯の専用アンテナに変更した時に共振点調整用のヒゲを同じくR型の圧着端子に半田付けした状態で本体エレメントに接続処理して居たら此の部分が強風で繰り返し揺さぶられ片方のヒゲが脱落した事に寄ってエレメント長が短く成り共振点が上の方にズレて仕舞った様だ。
こうなると適当にヒゲを付けて調整すると次も同じトラブルが発生する可能性が在るので次は目視でハッキリと解かる様に両方のエレメントの先端碍子の所でエレメント長が納まり然も7.100MHz~7.200MHzのSWRが1.2以内になる様に調整作業をする為に車庫の屋根と家の屋根に其々4往復の上がり降りをしたら筋肉痛に成って仕舞った。
矢張り基本的な所は手抜きをせずに確りと壺は押さえおかないと思わぬ所で墓穴を掘る事を今日は身を持って実感する事に成った。