比叡山の東塔地区にある延暦寺根本中堂から車で西塔地区へと移動した。此のエリアは東塔地区寄りは更にひっそりとして居て駐車場から下り坂を下りると3番目の写真の向かって左側に「常行堂」右側に「法華堂」が在り、其の間が渡り廊下で繋がれて居り其の昔、弁慶が此の渡り廊下を天秤棒にして両のお堂を担いだと云う言い伝えがある。此の渡り廊下の下をくぐり長い階段を降りると真正面に大きな釈迦堂が建っている。此処は2011年の比叡山からの移動運用をした時に見学したが今回8年振りに再び訪れたが確か文化財である此の渡り廊下の屋根の部分は少し傷んで居た。此の「比叡山」と真言宗の総本山がある「高野山」、と青森県下北半島に在る「恐山」は日本の三大聖地と云われて居る。
此の日は此の辺りから天気が下り始めて時折、細かい雨粒が落ち始め最後に訪れた横川地区を見学する段階では大粒の雨降りと成った。釈迦堂での観光案内人の説明が聞えて来て比叡山に来ても「東塔地区」、「西塔地区」、「横川地区」を全て廻らないと御利益は無いらしい事を知り、今回初めて全てを廻ったが4時間程の時間が掛かった。下の写真は横川地区、然し観光客の数は順次少なく成り延暦寺根本中堂の在る「東塔地区」のみで終わる方が大半の様に感じた。此の御山は伝教大師(最澄)が開き、法然、親鸞、栄西、日蓮、等の有名な高僧を沢山輩出した修行道場と成って居る。