海部郡美波町は平成の大合併で旧の海部郡日和佐町と同、由岐町が合併した形で海部郡美波町と成りました。共に海に面した町なので漁業が盛んですが此の日和佐は地元で「お薬さん」と親しみを持って呼ばれる四国88箇所の23番札所の「薬王寺」が有り此のお寺は厄落としのお寺として有名で其の関係で門前町としても栄えて又日本有数のアカウミガメの産卵地として有名な場所で其れ等が融合したとても趣の有る町で私が大好きな町です。阿南から室戸までの海岸線は国定公園に指定されて居ますが其の徳島県側には全国級のネームバリューを持った観光地は見当たりませんが有るとすれば此の日和佐でしょうか?何たってアカウミガメの産卵地と言う観光資源に恵まれ徳島県南部の国民宿舎は殆どが閉鎖に追い込まれましたが大浜海岸にある「うみがめ荘」は現在でも可成りの人気の様です。其れに加え厄落としとして有名な薬王寺が有り徳島県内の札所としては最大級の集客力を誇る門前町でお城が有り県内最大級の道の駅「日和佐」が有るのですから観光地としては正に鬼に金棒の状態です。
昨日のブログでウミガメ博物館「カレッタ」の紹介をしましたので今回は直ぐ隣にある恵比寿洞の紹介に成ります。此の地区は私が現役中は担当エリアでしたので恵比寿浜にある恵比寿洞の前は諸中通って居ましたが不思議と縁が無くて訪れた事は一度も無かったのですが今回は県外の知人を案内したので話の種にと初めて中に入りました。入り口から細い階段を下りて行くとすぐに登り勾配に成り50mくらい歩くと二人は直ぐに荒い息使いに成り情けない状態に思わず二人で「歳は取りたくないなぁ~」と言葉が出て苦笑い。一番高い所には鳥居があって一休みして東側に広がる恵比寿湾を見渡すと好天に恵まれて眩い感じ、その後は下り坂に成って調度半回転すると其処には30m位の大きさの穴がぽっかりと開いて居た奥行きは30~40m位だろうか?思った寄りも大きい空洞でデジカメは望遠レンズを装着して居た事と後ろに下がる事が出来無い為に全景を収める事が出来なくて中途半端な画像に成ってしまった。此の空洞は50m位の高さの岬が海の方に斜めに突き出した形に成って居り正面から打ち付ける波に岩山が侵食されて出来上がった洞窟の様で徳島県下では珍しい場所に思えた。3枚目の写真は白い灯台付近から恵比寿洞付近を撮ったもの中央の砂浜にある岩山の後ろにアンパン状に丸く盛上った部分に恵比寿洞が有ります。