中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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イベントがもたらすコミュニケーション効果?

2013年12月08日 | コンサルティング

「りょうくん」&「クレイヴァルス」

先週末、我が駅前商店街で行われたX‘mas アートナイトのオープニングイベントに登場したのが、この「りょうくん」と「クレイヴァルス」です。

「りょうくん」とは、私が住んでいる駅前商店街に昨年誕生した馬のゆるキャラで、馬は近くの大井競馬場に由来し、名前の「りょう」は江戸時代、この地に土佐藩の下屋敷があったことから、坂本龍馬との縁で名づけられたのです。この「りょうくん」、脇には刀ならず人参を差し、まちをゆる~く闊歩?しています。

一方の「クレイヴァルス」は品川区から生まれたご当地ヒーロー。敵を倒すのでなく、話し合いにより人の心に潜む悪を断つと願っているそうです。(映画の公開予定もあるとか)

この商店街、旧東海道沿いの歴史のある下町ということからなのか、春夏秋冬を通じてお祭りやイベントが多く、「今回は何祭り? 目的は何?」と思うくらいに、よく開催されています。

例えば、毎年8月初旬に行われるお祭りは、近隣の旧町名のお神輿が一斉に地元の神社に集結し、真夜中に御霊入れを行ってからそれぞれの地域に戻り、3日間盛大に行われます。最近、地域によっては神輿の担ぎ手が減って問題になっていますが、どうやら我が地元にはその心配はなさそうです。

また、11月16日には龍馬が暗殺された日の翌日のためか、龍馬像の前で供養のイベント?も行われていました。

ところで、企業において一時期敬遠されがちだった運動会などのイベントが、ここ数年は復活傾向にあるようです。

異なる文化を持つ企業同士の合併や、経営統合が行われる時代の中、コミュニケーションをとる手段として再認識されているのでしょう、こうしたイベントの企画会社は売り上げが伸びているとのことです。

運動会では、リレーや玉入れ、大縄跳びなどチームで行うものが人気で参加者が所属部署を超え、また上司、部下の関係なく楽しめるので、これまで対話をしなかった人との交流機会が作られたり、増えたりといった効果が出ているのだそうです。

こうした運動会自体はとても良いことだと思います。でもこのようなイベントが設定されないと社員同士のコミュニケーションが取りにくい時代なのか、そしてコミュニケーションの機会創出だけが目的だとすると、イベント自体あまり長続きしないのではないかとも思います。

問題は、こうしてできたせっかくの関係を日常の仕事の中で如何に拡げていくかが大事だと思うのですが、いかがでしょうか。

(人材育成社)