中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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EDINETをもっと使いましょう!

2013年12月23日 | コンサルティング

今日は非常勤で教えている大学院の今年最後の授業でした。

科目は会計学なのですが、相手は理系の大学院生ですから簿記はおろか会計の知識はほぼゼロです。

今日の教室の中はスーツにネクタイ姿が約8割でした。就活が始まり、連日のように企業の説明会や面接に飛びまわっていることがわかります。授業はその合間に・・・といったところでしょうか。

さて、今日の授業ではEDINETの説明をしました。

EDINET(エディネット、Electronic Disclosure for Investors' NETwork)とは、金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関するシステムの名称です。企業から提出された有価証券報告書などの書類をWeb上で閲覧できます。

大手町にある政府刊行物サービス・センターや大手の書店で有価証券報告書を購入しなくても、同等の情報が無料で入手できるという大変ありがたいサービスです。

学生には、EDINETから就活に必要な情報を入手するように勧めています。

EDINETで入手できる有価証券報告書には財務諸表だけではなく、その会社の従業員の状況(人数、年齢、平均給与)、設備(工場設備の規模など)、研究開発投資、今後の展開、直面するリスク等々が大変詳しく書かれています。

有価証券報告書は株主向けに書かれていますから、学生向けの会社案内にあるようなPR調の内容ではありません。

就活に限らず、企業研究にこれほど役立つ資料はないでしょう。

しかも運用しているのは金融庁です。つまり我々の払った税金で作られ、運用されているわけです。

絶対に使わなければ損ですよね!

http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

(人材育成社)