今日、TSUTAYAでこんな本を見つけて、思わず買ってしまいました。その名も《ラク~に生きるヒントが見つかる般ニャ心経》というものです。ちょっとくだけた感じの本に見えますが、奈良の法相宗大本山薬師寺の加藤朝胤執事長監修による本格的な内容のものです。
《般若心経》とは、《大般若経》という長大な仏典のエッセンスを凝縮したサンスクリット語の経典を更にたった漢字262文字に訳したという、数ある経典の中でも異例のコンパクトさを誇るお経です。鳩摩羅什(くまらじゅう)を始めとして幾つかの漢語訳が伝わっていますが、今日最も流布しているのが玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)訳のもので、日本では浄土真宗と日蓮宗以外の全ての仏教宗派で読誦されています。
《般若心経》で説かれているのは、この世の中にある全てのものは絶対的なものなど無く、全てが変化するものであるという『空(くう)の思想』です。かつての薬師寺の御管主・高田好胤氏によれば、『空の思想』とは
『かたよらないこころ、とらわれないこころ、こだわらないこころ』
であると解されました。と同時に、これですら『そう解釈しなければならないというものではない』とも言われています。この本では、そういった考え方を分かりやすく解説するため、「観自在」「菩薩」「行深」「般若」「波羅蜜多時」「照見」「五薀皆空」「度一切苦厄」…と、他の解説書と比べてかなり細かい部分に分けて、コラム的に解説してくれています。
そして、その細分化した漢語訳の内容それぞれに、リンクしたネコの写真が添えられているのですが、この写真がまた秀逸なのです。何の緊張感も無くお腹丸だしでドデ~ンと寝転がっている猫、日だまりで目を閉じる猫、シャボン玉や玩具に夢中になって飛びつく猫、全力疾走する猫、犬に対決姿勢を見せる猫…どれを取っても解説内容とピッタリで、思わず解説より写真に見入ってしまいます(オイオイ…)。
冗談はさておき、なかなか面白い内容の本なので、これから折々で読み進めていってみようと思います。
《般若心経》とは、《大般若経》という長大な仏典のエッセンスを凝縮したサンスクリット語の経典を更にたった漢字262文字に訳したという、数ある経典の中でも異例のコンパクトさを誇るお経です。鳩摩羅什(くまらじゅう)を始めとして幾つかの漢語訳が伝わっていますが、今日最も流布しているのが玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)訳のもので、日本では浄土真宗と日蓮宗以外の全ての仏教宗派で読誦されています。
《般若心経》で説かれているのは、この世の中にある全てのものは絶対的なものなど無く、全てが変化するものであるという『空(くう)の思想』です。かつての薬師寺の御管主・高田好胤氏によれば、『空の思想』とは
『かたよらないこころ、とらわれないこころ、こだわらないこころ』
であると解されました。と同時に、これですら『そう解釈しなければならないというものではない』とも言われています。この本では、そういった考え方を分かりやすく解説するため、「観自在」「菩薩」「行深」「般若」「波羅蜜多時」「照見」「五薀皆空」「度一切苦厄」…と、他の解説書と比べてかなり細かい部分に分けて、コラム的に解説してくれています。
そして、その細分化した漢語訳の内容それぞれに、リンクしたネコの写真が添えられているのですが、この写真がまた秀逸なのです。何の緊張感も無くお腹丸だしでドデ~ンと寝転がっている猫、日だまりで目を閉じる猫、シャボン玉や玩具に夢中になって飛びつく猫、全力疾走する猫、犬に対決姿勢を見せる猫…どれを取っても解説内容とピッタリで、思わず解説より写真に見入ってしまいます(オイオイ…)。
冗談はさておき、なかなか面白い内容の本なので、これから折々で読み進めていってみようと思います。