共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

ニャンとも分かりやすい般若心経

2015年06月06日 20時35分48秒 | 日記
今日、TSUTAYAでこんな本を見つけて、思わず買ってしまいました。その名も《ラク~に生きるヒントが見つかる般ニャ心経》というものです。ちょっとくだけた感じの本に見えますが、奈良の法相宗大本山薬師寺の加藤朝胤執事長監修による本格的な内容のものです。

《般若心経》とは、《大般若経》という長大な仏典のエッセンスを凝縮したサンスクリット語の経典を更にたった漢字262文字に訳したという、数ある経典の中でも異例のコンパクトさを誇るお経です。鳩摩羅什(くまらじゅう)を始めとして幾つかの漢語訳が伝わっていますが、今日最も流布しているのが玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)訳のもので、日本では浄土真宗と日蓮宗以外の全ての仏教宗派で読誦されています。

《般若心経》で説かれているのは、この世の中にある全てのものは絶対的なものなど無く、全てが変化するものであるという『空(くう)の思想』です。かつての薬師寺の御管主・高田好胤氏によれば、『空の思想』とは

『かたよらないこころ、とらわれないこころ、こだわらないこころ』

であると解されました。と同時に、これですら『そう解釈しなければならないというものではない』とも言われています。この本では、そういった考え方を分かりやすく解説するため、「観自在」「菩薩」「行深」「般若」「波羅蜜多時」「照見」「五薀皆空」「度一切苦厄」…と、他の解説書と比べてかなり細かい部分に分けて、コラム的に解説してくれています。

そして、その細分化した漢語訳の内容それぞれに、リンクしたネコの写真が添えられているのですが、この写真がまた秀逸なのです。何の緊張感も無くお腹丸だしでドデ~ンと寝転がっている猫、日だまりで目を閉じる猫、シャボン玉や玩具に夢中になって飛びつく猫、全力疾走する猫、犬に対決姿勢を見せる猫…どれを取っても解説内容とピッタリで、思わず解説より写真に見入ってしまいます(オイオイ…)。

冗談はさておき、なかなか面白い内容の本なので、これから折々で読み進めていってみようと思います。
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個人的萌えページ

2015年06月06日 20時33分19秒 | 日記
様々なネコ写がある中で、個人的に萌えたのがこの子です。

《般若心経》の後半「故説般若波羅蜜多呪」の解説に添付された写真ですが、一目見ただけでもう…εεε~(*ω*=)。

こんな可愛いネコ写を堪能しながら《般若心経》の勉強も出来てしまうというこの本は、TSUTAYAで取り扱っています。興味のある方は、一度手にとって御覧になってみては如何でしょうか。
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