今日は久しぶりにクラシックの仕事でした。ベートーヴェンの交響曲第1番ハ長調の演奏でしたが、いつ弾いてもいい曲だなと思います。
ベートーヴェン30歳の時に初演されたこの曲は、いわゆる我々が認識しているベートーヴェンらしさがまだそれほど感じられず、どちらかというと先達たるハイドンやモーツァルトの影響が色濃い…とよく言われています。ちょっと可愛らしい第2楽章の印象がそんな感じに聞こえるのかも知れません。しかし個人的な感想を述べるならばどういたしまして、これほど力強い作品をベートーヴェンのものと言わずして何としましょう。
特に第3楽章に至っては『メヌエット』と表記されているにもかかわらず実際にはとんでもないスピードで、もはやこれはメヌエットではなくスケルツォです。私も始めて演奏して時にはびっくりしましたが、初演を聴いた人たちはさぞや驚いたことでしょうね。
溌剌とした躍動感に満ちた作品なだけに、ともすると乱暴な演奏になってしまいそうになりますが、そこをいかにエレガンスをもって演奏するかが難しい曲です。演奏時間が30分前後なので演奏会のメインプログラムになることもあまりないのですが、もっと有名になってもいいのにな…と思う作品です。
そんなわけで、今日はオリジナル楽器のオーケストラのコンサートの動画を見つけたので転載しました。エマニュエル・クリヴィヌ指揮、ラ・シャンブル・フィルハーモニークの演奏です。楽章毎に観客が拍手をするのが若干気になりますが(笑)、そんなに長い曲でもないので、若きベートーヴェンの名作に耳を傾けて頂ければと思います。
Beethoven: Symphony no. 1 in C major, op. 21 | La Chambre Philharmonique
ベートーヴェン30歳の時に初演されたこの曲は、いわゆる我々が認識しているベートーヴェンらしさがまだそれほど感じられず、どちらかというと先達たるハイドンやモーツァルトの影響が色濃い…とよく言われています。ちょっと可愛らしい第2楽章の印象がそんな感じに聞こえるのかも知れません。しかし個人的な感想を述べるならばどういたしまして、これほど力強い作品をベートーヴェンのものと言わずして何としましょう。
特に第3楽章に至っては『メヌエット』と表記されているにもかかわらず実際にはとんでもないスピードで、もはやこれはメヌエットではなくスケルツォです。私も始めて演奏して時にはびっくりしましたが、初演を聴いた人たちはさぞや驚いたことでしょうね。
溌剌とした躍動感に満ちた作品なだけに、ともすると乱暴な演奏になってしまいそうになりますが、そこをいかにエレガンスをもって演奏するかが難しい曲です。演奏時間が30分前後なので演奏会のメインプログラムになることもあまりないのですが、もっと有名になってもいいのにな…と思う作品です。
そんなわけで、今日はオリジナル楽器のオーケストラのコンサートの動画を見つけたので転載しました。エマニュエル・クリヴィヌ指揮、ラ・シャンブル・フィルハーモニークの演奏です。楽章毎に観客が拍手をするのが若干気になりますが(笑)、そんなに長い曲でもないので、若きベートーヴェンの名作に耳を傾けて頂ければと思います。
Beethoven: Symphony no. 1 in C major, op. 21 | La Chambre Philharmonique