共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

出雲大社相模分祠 ほおずき・朝顔市

2015年07月18日 18時58分56秒 | 日記
昨日の台風一過の晴天から早くも雲行きが怪しくなってきましたが、今日は秦野市にある出雲大社相模分祠に参詣しました。ここしばらく忙しさにかまけて御無沙汰申し上げてしまっていたので、伺ったのは二ヶ月ぶりくらいです。

昨日からここでは《ほおずき・朝顔市》が開催されています。今日は生憎の天候のためか、人手としてはいまひとつな感がありましたが、それでも境内には御覧のようにほおずきや朝顔の鉢植えを売る屋台が建ち並び、訪れた参拝客に盛んに声をかけていました。

それもさることながら、今日は茅の輪くぐりをメインイベントにするつもりで伺いましたので、売り子さんの呼び込みをよそに、鳥居へと向かいました。
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夏越の大祓

2015年07月18日 18時56分55秒 | 日記
この時期、大きな神社では夏越の大祓(なごしのおおはらえ)のための茅の輪(ちのわ)が設置されています。この茅の輪は、今では正月と新暦のお盆の頃に設置され、参拝客はこの茅の輪をくぐって半年間の穢れを祓います。出雲大社相模分祠にも、御覧のような立派な茅の輪が設置されていました。

ところでこの茅の輪、くぐり方に決まりがあることをご存知でしょうか。鳥居からツカツカ進んできて、そのままスイ~ッとくぐっただけでは、実は完全に穢れは祓いきれてはいません。

ではどうするのかというと、先ず茅の輪の前で一礼してからくぐって向こう側に行き、そこで左に旋回してもう一度同じ場所に戻ります。そしてまたくぐったら、今度は右に旋回してまた同じ場所に戻り、更にくぐって左旋回してして元に戻ってくぐり、やっと拝殿に向かいます。つまり無限大を一回半書く要領で計三回くぐります。

そして、ただ黙ってくぐるのではなく、それぞれに歌を詠じます。

一回目は

『思ふ事皆つきねとて麻の葉をきりにきりても祓いつるかな』
(おもうことみなつきねとてあさのはをきりにきりてもはらいつるかな)

二回目は

『水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶと云ふなり』
(みなづきのなごしのはらえするひとはちとせのいのちのぶというなり)

三回目は

『宮川の清き流れに禊せば祈れる事の叶わぬはなし』
(みやかわのきよきながれにみそぎせばいのれることのかなわぬはなし)

と詠じます。恥ずかしければ、口の中でゴニョゴニョ唱えるだけでも大丈夫です。

この一連の儀式を終えてから、改めて神前に進み出ます。後は拝殿の前で二礼二拍手一礼、ここは出雲大社ですから二礼四拍手一礼をして

『祓い給ひ清め給へ、神ながら守り給ひ幸へ給へ』
(はらいたまいきよめたまえ、かむながらまもりたまいさきわえたまえ)

という祝詞を三回暗唱します。この祝詞は拝殿の前に立て看板に書いて設置されているところが多いので、お賽銭箱付近を見回して見つけてみて下さい。

さて、これでお祓いが済みました。心なしか、気圧が低いにもかかわらず頭がスッキリしたように感じました。
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千木と蓮

2015年07月18日 18時55分59秒 | 日記
出雲大社相模分祠と隣の御嶽神社の境内には、神社にもかかわらず蓮の鉢があちこちに置かれています。仏寺を想起させる蓮の花がどうして神社に活けられているのかは分かりませんが、梅雨明けが待たれるこの時期に咲く花として、また個人的に蓮ブログを展開する身として、見過ごすわけにはいきません。

まだまだ蓮本番とはいきませんが、それでもなかなかいい角度で咲いていた薄紅の蓮があったので撮ってみました。手前には蓮、その向こうには高々と掲げられた千木と鰹木…何とも言えずミスマッチです。
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おわら風の盆踊り

2015年07月18日 18時55分13秒 | 日記
ほおずき市・朝顔市では期間中様々な催しを企画しているようです。

今日も和太鼓の奉納演奏等がありましたが、一際異彩を放っていたのが、このおわら風の盆踊りでした。何でも海老名市で活動している集団なのだそうですが、厚木の隣の市にもかかわらず全く知りませんでした。

小雨そぼ降る、ちょっとだけ涼しい風の吹き渡る中、深編笠に揃いの浴衣の姐さん達が三味線と胡弓のうら侘しい旋律にのせて舞い踊る様は、何とも言えない風情を醸し出していました。偶然ですが、今日は本殿に隣接する祖霊殿で信徒さんの五十日祭(仏式でいう四十九日法要)が挙行されていましたので、思いがけない野辺の送りになりました。

出雲大社相模分祠のほおずき・朝顔市は20日(月・祝)まで開催されています。
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