共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

灼熱のバッハ

2015年07月14日 22時18分43秒 | 音楽
ここ最近、口を開けば「暑い…」ばかり言っているような気がします。

こう暑いと、聴きたくなる音楽も変わってきます。今日も今日とて、二宮町の教室に向かうのに重たい荷物を担いで汗だくになって歩いていたら、頭の中で《ブラジル風バッハ第1番》が流れ始まりました。

この曲はヴィラ=ロボスの代表作で、文字通り南国ブラジルの風土に根ざした旋律やリズムを基にして、そこにバッハ並の対位法を取り入れて作曲した作品です。室内オーケストラによる第2番、ソプラノと8人のチェロによる第5番、フルートとファゴットだけの第6番と、最終的に第9番まで作曲されましたが、何と言っても代表的なのがチェロアンサンブルによる第1番です。冒頭から強烈なリズムに始まって、野趣溢れる熱っぽい音楽が展開していきます。特に最終楽章のフーガは、その厳格な対位法と、それとは裏腹な軽快なリズムとが、聴き手に強烈なインパクトを残します。

熱帯夜…とまではいかないながらも、暑い夜に暑い音楽をお楽しみ下さい。

Villa-Lobos Bachianas Brasileiras No.1 - A "Cellobration" in honor of the 70th birthday of Paul Katz
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