今日、友人から結婚式の案内状が届きました。20年来付き合いつづけた彼氏さんと、晴れて結婚することになったという報告でした。
ここまで聞けば取り立てて珍しいことでもないと思われるでしょうが、ちょっと事情が違うのは、友人は男性だということです。つまり、この婚姻は同性婚ということになります。
彼とは大学を卒業した直後くらいに、仕事の現場で知り合いました。当時彼はまだ大学生でしたが、非常に聡明で朗らかで、周りの人からも好感を持たれていました。そんな彼と友人としての付き合いが始まって数年経った頃、改めて呼び出されたので何だろう…と思っていたら、自分が同性愛者であることを思い詰めたような顔でカミングアウトされました。
ちょっと驚きましたが、私は音楽大学なんていう特殊な人種の集まった学校に通っていたこともあったり、周りにトランスジェンダーの子が複数いたりしたこともあったりしたので何の抵抗もありませんでした。彼も『人畜無害なこいつならカミングアウトしても大丈夫だろう』という当たりをつけていたようでホッとしていました(いいんだか悪いんだか…)。そして、その後で紹介されたのが、今度結婚することになった彼氏さんでした。
実はそれから後が大変でした。友人は離婚した両親とは絶縁状態だったので問題ないと言えばなかったのですが、彼氏さんが下に妹ばかりの跡取り長男だったため、御家族にどうやって説明したものかと、受け入れてしまった都合上いろいろと相談されてしまったのです。私も分からないなりにいろいろと策を練ったりしたのですが、最終的には彼氏さん自らの意志で御家族にカミングアウトし、最後まで理解を得られずに勘当されるという、何とも残念なかたちになってしまったのでした。
それから何年間か経ち、このままの状態でもいいと思いながら同棲を続けていた彼等が結婚という形式を取ろうと決意したのは、去年彼氏さんに癌が見つかってからでした。幸い初期胃癌だったので手術そのものは成功し、術後の経過も良好で今のところ転移も見られないということだったのですが、友人がいわゆる法的な家族ではなかったため面会を著しく制限されたことがきっかけだったようです。
始めは養子縁組を考えていたのだそうですが、先日渋谷区が同性婚を認める決定をしたことで、二人で話し合った結果渋谷区に籍を移して婚姻というかたちを選択した…ということでした。
残念ながら結婚式当日には先約があったので出席は出来ないのですが、案内状の返信を郵送した後で電話をして祝意を伝えたら、友人は電話口でオイオイ泣いていました。電話を変わった彼氏さんも泣いていました。私もつぶさに状況を知っている人間として、一緒に涙してしまいました。
勿論、渋谷区でそういった取り組みが始まったからといって、世の中全体が同性愛に対して一気に寛容になったわけではないと思います。それでも、かつては考えられなかったような流れが動き出したということは非常に大きなことだと思っています。これを期に彼等が、今までよりもほんの少しでもいいから生きやすい時代になるといいな…と思って止みません。
ここまで聞けば取り立てて珍しいことでもないと思われるでしょうが、ちょっと事情が違うのは、友人は男性だということです。つまり、この婚姻は同性婚ということになります。
彼とは大学を卒業した直後くらいに、仕事の現場で知り合いました。当時彼はまだ大学生でしたが、非常に聡明で朗らかで、周りの人からも好感を持たれていました。そんな彼と友人としての付き合いが始まって数年経った頃、改めて呼び出されたので何だろう…と思っていたら、自分が同性愛者であることを思い詰めたような顔でカミングアウトされました。
ちょっと驚きましたが、私は音楽大学なんていう特殊な人種の集まった学校に通っていたこともあったり、周りにトランスジェンダーの子が複数いたりしたこともあったりしたので何の抵抗もありませんでした。彼も『人畜無害なこいつならカミングアウトしても大丈夫だろう』という当たりをつけていたようでホッとしていました(いいんだか悪いんだか…)。そして、その後で紹介されたのが、今度結婚することになった彼氏さんでした。
実はそれから後が大変でした。友人は離婚した両親とは絶縁状態だったので問題ないと言えばなかったのですが、彼氏さんが下に妹ばかりの跡取り長男だったため、御家族にどうやって説明したものかと、受け入れてしまった都合上いろいろと相談されてしまったのです。私も分からないなりにいろいろと策を練ったりしたのですが、最終的には彼氏さん自らの意志で御家族にカミングアウトし、最後まで理解を得られずに勘当されるという、何とも残念なかたちになってしまったのでした。
それから何年間か経ち、このままの状態でもいいと思いながら同棲を続けていた彼等が結婚という形式を取ろうと決意したのは、去年彼氏さんに癌が見つかってからでした。幸い初期胃癌だったので手術そのものは成功し、術後の経過も良好で今のところ転移も見られないということだったのですが、友人がいわゆる法的な家族ではなかったため面会を著しく制限されたことがきっかけだったようです。
始めは養子縁組を考えていたのだそうですが、先日渋谷区が同性婚を認める決定をしたことで、二人で話し合った結果渋谷区に籍を移して婚姻というかたちを選択した…ということでした。
残念ながら結婚式当日には先約があったので出席は出来ないのですが、案内状の返信を郵送した後で電話をして祝意を伝えたら、友人は電話口でオイオイ泣いていました。電話を変わった彼氏さんも泣いていました。私もつぶさに状況を知っている人間として、一緒に涙してしまいました。
勿論、渋谷区でそういった取り組みが始まったからといって、世の中全体が同性愛に対して一気に寛容になったわけではないと思います。それでも、かつては考えられなかったような流れが動き出したということは非常に大きなことだと思っています。これを期に彼等が、今までよりもほんの少しでもいいから生きやすい時代になるといいな…と思って止みません。