10月も後半に入って、そろそろ来春の発表会のネタ探しが始まる頃となりました。毎回そうですが『生徒が弾きたい曲』と『生徒が弾ける曲』には若干の差があるため、どうやって折り合いをつけるかが課題になってきます。
そんな中、一人の生徒にモーツァルトの名作《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》の第1楽章を弾かせようか…という企画が持ち上がってきました。この子は中学2年生、来年は受験に備えて休会することを今から宣言されているため、今回出演したら次の発表会は欠場することになります。なので、それなら今のうちに派手なの一発打ち上げてみたくなったわけです。
久々に楽譜に目を通してみて改めて驚かされることは、この曲の第1ヴァイオリンパートの殆どがヴァイオリン中級クラスで習得する第3ポジションまでの範囲、すなわち2オクターヴ半の音域内で書かれているということです。こんなに限られた範囲の音だけで、恐らく世界中の人々が知っているであろう曲を作ってしまったモーツァルトって、やはり天才です。
因みに、こんな底抜けに明るい曲を作ったのが、父レオポルト・モーツァルトが亡くなった直後くらいなのだそうです。だいたいモーツァルトって、長男が誕生した時には余りの喜びに名曲《弦楽四重奏曲第15番ニ短調 KV 421》を書いてしまった程ですから、ある意味分裂症なんだと思います。子供が生まれて『ニ短調』って…。
どんな演出をやらかすかは今後考えるとして、とにかくこの曲の第1楽章を演奏させる方向で持っていきたいと思います。ということで、今宵は素敵な雰囲気の宮殿の一室でのゲヴァントハウス・カルテットの素敵な演奏で、かの名曲を全楽章お楽しみ下さいませ。
Mozart, Eine kleine Nachtmusik KV 525
そんな中、一人の生徒にモーツァルトの名作《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》の第1楽章を弾かせようか…という企画が持ち上がってきました。この子は中学2年生、来年は受験に備えて休会することを今から宣言されているため、今回出演したら次の発表会は欠場することになります。なので、それなら今のうちに派手なの一発打ち上げてみたくなったわけです。
久々に楽譜に目を通してみて改めて驚かされることは、この曲の第1ヴァイオリンパートの殆どがヴァイオリン中級クラスで習得する第3ポジションまでの範囲、すなわち2オクターヴ半の音域内で書かれているということです。こんなに限られた範囲の音だけで、恐らく世界中の人々が知っているであろう曲を作ってしまったモーツァルトって、やはり天才です。
因みに、こんな底抜けに明るい曲を作ったのが、父レオポルト・モーツァルトが亡くなった直後くらいなのだそうです。だいたいモーツァルトって、長男が誕生した時には余りの喜びに名曲《弦楽四重奏曲第15番ニ短調 KV 421》を書いてしまった程ですから、ある意味分裂症なんだと思います。子供が生まれて『ニ短調』って…。
どんな演出をやらかすかは今後考えるとして、とにかくこの曲の第1楽章を演奏させる方向で持っていきたいと思います。ということで、今宵は素敵な雰囲気の宮殿の一室でのゲヴァントハウス・カルテットの素敵な演奏で、かの名曲を全楽章お楽しみ下さいませ。
Mozart, Eine kleine Nachtmusik KV 525