今日も日中は夏日となりました。私も遂に諦めて、今季初の半袖シャツを引っ張り出した次第です…(;´д`)。
さて、今日も二宮町の教室に平塚経由で向かうことにしました。途中で、今やすっかりお馴染みになった大光不動尊堂に参詣し、般若心経と御真言を唱え奉りました。
そう言えば、この御堂で晴れたのは初めてです。今までが割りとぐずつき気味だったのですが、今日はそれとは正反対の抜けるような快晴に恵まれ、気持ちよく参詣することができました。
参詣の後、先日知人から教えてもらったカフェに行ってみることにしました。
やって来たのは、その名も《CAFE-IN》というカフェです。この佇まいが、堪らなく興味をそそります。お店の御主人にお話を伺ったところ、このカフェが開店したのは10年ほど前のことだそうですが、建物自体は築70年ほどのものだそうです。
席に着いてメニューを頂き、先ずはお店のオリジナルブレンドコーヒーとふわ玉サンドのセットをお願いしました。
柔らかな白パンには、マヨネーズの添えられた半熟状態のスクランブルエッグが挟まっています。至ってシンプルなサンドイッチなのですが、それがこのカフェのひなびた雰囲気と相俟って何ともいい感じでした。ブレンドコーヒーは大変香り高く、素人目にもいいお豆を使っているということが感じられる、実に味わい深い一杯でした。
その後、壁に貼られたコーヒーメニューを見ていたらマンデリンの文字があったので、2杯目に頂くことにしました。最近、私の周りでマンデリンを置いているカフェが無いため久しぶりに堪能しましたが、実にすっきりとして飲みやすいものでした。
よく見ると、壁のコーヒーメニューの中にブラジルが2つあったりコロンビアが3つもあったりするのに気づきました。何だろうと思って伺ってみたら、これは栽培している農場や農家が違うものを、わざわざ分けて書いてあるということでした。
確か2年ほど前に、日本で認可されていない農薬を栽培農家が使っていたためにモカの輸入が禁止されたことがありました。しかし、こちらのお店では各農家との個別契約だったため、あの品薄の中でもモカを安定して出しておられたのだそうです。こうしたことからも分かるように、一見物静かな御主人のコーヒーに関しての情熱は並々ならぬものをお持ちのようで、いろいろと教えて頂きました。
私は個人的に酸味の強いコーヒーは苦手なのですが、御主人曰く、その酸味というのが、実にコーヒーが『果実』であることの証明なのだそうです。
そんなお話を伺いながら、御主人はわざわざストッカーに保管してあるコーヒー豆を取り出して、いろいろと香りを聞かせて下さいました。モカの豆を香ってみると、確かにローストした豆から仄かに柑橘のような香りがふわりと漂うのを感じました。よくコーヒー通の方が『フルーティーな後味』と言っているのが今一つよく分からなかったのですが、正に目から鱗でした。
ところで、当たり前ですがコーヒーというものはコーヒーの実から採るものです。ただ、我々がコーヒーとして頂いているのはコーヒーの実の果肉の中にある種の部分で、果肉部分は使われていないわけです。
素人考えですが、コーヒーを果実として見た場合、他の果物なら食用とすべき果肉が無駄になっていることが勿体ない気がしていました。ところが、その話になった時に御主人が
「コーヒーのフレーバーティがありますから、試飲してみて下さい。」
と仰って、こんなものを出した下さいました。
なんと、これはそのコーヒーの果肉から作られたフレーバーティだというのです!もう、ビックリ仰天です。
通常フレーバーティといえば、お茶っ葉に香りを吹き付けて作るものですが、これはそんなことをするまでもなくコーヒー果実そのままですから、明らかにコーヒーフレーバーな訳です。どんなものだろうかと頂いてみたら…勿論コーヒーの風味もあるのですが、これが仄かに甘いのです。何と言いましょうか、
「あぁ、本当にコーヒーって果物なんだ…。」
ということを実感出来るのです。これはかなり感動的な体験でした。
このコーヒー果肉フレーバーティは、知名度こそまだまだながら、一部のバリスタの間から最近になって少しずつ出回り始めたものだとのことでした。こちらのお店では正規のメニューとして出されているということでした。
今日は都合2杯コーヒーを頂きましたが、まだまだ沢山の種類がありましたから、これからいろいろと試してみようかと思います。またひとつ、素敵なお店に出会いました。
さて、今日も二宮町の教室に平塚経由で向かうことにしました。途中で、今やすっかりお馴染みになった大光不動尊堂に参詣し、般若心経と御真言を唱え奉りました。
そう言えば、この御堂で晴れたのは初めてです。今までが割りとぐずつき気味だったのですが、今日はそれとは正反対の抜けるような快晴に恵まれ、気持ちよく参詣することができました。
参詣の後、先日知人から教えてもらったカフェに行ってみることにしました。
やって来たのは、その名も《CAFE-IN》というカフェです。この佇まいが、堪らなく興味をそそります。お店の御主人にお話を伺ったところ、このカフェが開店したのは10年ほど前のことだそうですが、建物自体は築70年ほどのものだそうです。
席に着いてメニューを頂き、先ずはお店のオリジナルブレンドコーヒーとふわ玉サンドのセットをお願いしました。
柔らかな白パンには、マヨネーズの添えられた半熟状態のスクランブルエッグが挟まっています。至ってシンプルなサンドイッチなのですが、それがこのカフェのひなびた雰囲気と相俟って何ともいい感じでした。ブレンドコーヒーは大変香り高く、素人目にもいいお豆を使っているということが感じられる、実に味わい深い一杯でした。
その後、壁に貼られたコーヒーメニューを見ていたらマンデリンの文字があったので、2杯目に頂くことにしました。最近、私の周りでマンデリンを置いているカフェが無いため久しぶりに堪能しましたが、実にすっきりとして飲みやすいものでした。
よく見ると、壁のコーヒーメニューの中にブラジルが2つあったりコロンビアが3つもあったりするのに気づきました。何だろうと思って伺ってみたら、これは栽培している農場や農家が違うものを、わざわざ分けて書いてあるということでした。
確か2年ほど前に、日本で認可されていない農薬を栽培農家が使っていたためにモカの輸入が禁止されたことがありました。しかし、こちらのお店では各農家との個別契約だったため、あの品薄の中でもモカを安定して出しておられたのだそうです。こうしたことからも分かるように、一見物静かな御主人のコーヒーに関しての情熱は並々ならぬものをお持ちのようで、いろいろと教えて頂きました。
私は個人的に酸味の強いコーヒーは苦手なのですが、御主人曰く、その酸味というのが、実にコーヒーが『果実』であることの証明なのだそうです。
そんなお話を伺いながら、御主人はわざわざストッカーに保管してあるコーヒー豆を取り出して、いろいろと香りを聞かせて下さいました。モカの豆を香ってみると、確かにローストした豆から仄かに柑橘のような香りがふわりと漂うのを感じました。よくコーヒー通の方が『フルーティーな後味』と言っているのが今一つよく分からなかったのですが、正に目から鱗でした。
ところで、当たり前ですがコーヒーというものはコーヒーの実から採るものです。ただ、我々がコーヒーとして頂いているのはコーヒーの実の果肉の中にある種の部分で、果肉部分は使われていないわけです。
素人考えですが、コーヒーを果実として見た場合、他の果物なら食用とすべき果肉が無駄になっていることが勿体ない気がしていました。ところが、その話になった時に御主人が
「コーヒーのフレーバーティがありますから、試飲してみて下さい。」
と仰って、こんなものを出した下さいました。
なんと、これはそのコーヒーの果肉から作られたフレーバーティだというのです!もう、ビックリ仰天です。
通常フレーバーティといえば、お茶っ葉に香りを吹き付けて作るものですが、これはそんなことをするまでもなくコーヒー果実そのままですから、明らかにコーヒーフレーバーな訳です。どんなものだろうかと頂いてみたら…勿論コーヒーの風味もあるのですが、これが仄かに甘いのです。何と言いましょうか、
「あぁ、本当にコーヒーって果物なんだ…。」
ということを実感出来るのです。これはかなり感動的な体験でした。
このコーヒー果肉フレーバーティは、知名度こそまだまだながら、一部のバリスタの間から最近になって少しずつ出回り始めたものだとのことでした。こちらのお店では正規のメニューとして出されているということでした。
今日は都合2杯コーヒーを頂きましたが、まだまだ沢山の種類がありましたから、これからいろいろと試してみようかと思います。またひとつ、素敵なお店に出会いました。