環境調査(植物)の際には茂った葉に隠れて撮れなかった ヤドリギ を撮りに行ってきた。
宿主の ウダイカンバ の葉は綺麗に散って ヤドリギ は全貌を現していた。
淡い黄色に熟した実が冬の陽をいっぱいに浴びていた。
隣の ブナ の枝についた ヤドリギ には赤い実が一つだけ。
赤い実だからこれは アカミヤドリギ だ。
何故実が一個なのか・・と思って根元をみると ブナ の枝は ヤドリギ のついた先は折れて無くなっていた。
ヤドリギ が宿主から頂戴する養分が供給されないからのようだ。
と するとこの ヤドリギ はまもなく枯死することになろう。
蛇足だが ヤドリギ の学名は Viscum album L. subsp. coloratum Kom. で
アカミヤドリギ は Viscum album L. subsp. coloratum Kom. f. rubroaurantiacum (Makino) Ohwi だ。
それぞれ別の植物と言うことになっているが 両者は混生しているし実の色以外に違いは無いようだ。
区別する必要はないような気がするが・・・・・・・。