ようやく伸びだした路肩の若草の中に小さな白い花が咲いていた。
オオヤマフスマ だった。
尾瀬のヤナギランの丘で見かけたことはあるがそれ以外では初めて見る花だった。
この三年程 池畔の ヤブコウジ の豊作が続いている。
施肥などの特別な保護はしていないのだが初冬の今頃になると赤い実が目立つ。
赤い実に目が無い ヒヨドリ もまだ ヤブコウジ をついばみには来ていない。
豊作の原因の一つは ミズキ の枝が適度な日陰を作っていることかももしれない。
伸びすぎた ミズキ の枝は思い切り切り詰めた。
来年の実成に影響が出るかも知れない。
収穫しきれず梢で雨に濡れている柿の実に カラス がやってきた。
最初の一羽が梢にとまると 続いてやってきた二羽目は下枝に落ち着いた。
二羽のあいだには厳しい序列があるようだ。
体躯の大きい一羽目はどの実を食べようか選択に困っているようだ。
小振りの二羽目には選択の余地がない。
冬に備えて棚場の鉢片付けを始めたら クランベリー の実が真っ赤に色づいていた。
一見 おいしそうだが酸っぱいだけ。
焼酎に漬けてみたことがあったがうまくゆかなかった。
果肉がスカスカの実は焼酎に沈まず浮いているだけでエキスが溶け出す事はなかった。
クランベリー の花が咲くのは5月下旬から6月上旬。
花弁が反り返った花は ツルコケモモ そっくりだ。
浅草山麓エコミュージアム管理棟の締め切り作業に行ってきた。
二十日ぶりに訪れたエコは例年よりは雪が少なくうっすらと雪化粧している程度だった。
青空の下の完全に葉を落とした ブナ の梢にも雪が残って朝日に輝いていた。
そんな天気も昼食を終えたころから急に崩れてきた。
13時30分には雪が猛烈な勢いで降り出した。
屋外作業は無理だし 帰りの道路も心配になり 本日作業は中断・・・となった。
今度来るのは早くても来年5月下旬になる。
浅草山麓エコミュージアムは半年の長い眠りに入る。