オオタニワタリ はレッドデータブックに記載されているシダだ。
だが八丈島ではいたるところに生えていた。そのほとんどが着生だった。
ビロウ の幹に着生しているこの株は 黒椿を見せて頂いた庭のものだ。
いっぱい芽を出して困るんです・・と言いながらむしり取っていた。
魚沼にもみられる ノキシノブ も島ではずいぶん大きかった。
観光施設の庭先の カイヅカイブキ にもたくさん着生していた。
その庭の草木を見ていると地元の方が説明してくれて嬉しかった。
カイヅカイブキ を見てこの樹だけは名前が分からない・・・と首を傾げた。
かなり年配の方だったが 島に自生の無い園芸品種までは網羅していないようだった。
大寒なんだから 低温 降雪 は当たり前なんだが こう継続すると嫌になってしまう。
裏の池はとうとう水が見えなくなってしまった。
自然落下の屋根から落ちた雪が池の真ん中まで出ている。
今日も一日雪は降り続いた。
26日に綴った ネムノキ に絡みついた オニドコロ の蔓ももう少しで隠れてしまう。
50年以上昔のことだが高さ15cmほどの小さな ソテツ の鉢植えを買ったことがある。
暖地の植物だという認識はあったから冬は屋内で管理したが翌春は芽を吹かなかった。
調べて見ると根が全くない苗だった。 当時はそんな商法が通用していたんだった。
それから数年後 冬の何か月かを東京港で仕事をしたことがある。
その時 八丈島からの貨物船で ソテツ がバラ積みで運ばれてくることを知った。
そしてその ソテツ は小さくても高さは40cm程で短いながらも根はついていた。
今回 八丈島で大きく育っている ソテツ を見て 昔買った ソテツ の事を思い出した。
あの頃 jokichi が買った苗は親樹にできた脇芽を掻き取っただけのものだったらしい。
花の頃の ソテツ は見たことがあるが 熟れた赤い実は初見だ。
樹下には実も落ちている。
別の樹の落果だがいくつか拾ってきた。これも雪解けを待って蒔いてみよう。
八丈島のヘゴの森の遊歩道沿いに赤い実が見えた。
緑の葉陰の赤い実は マンリョウ。
マンリョウ は鉢植えで見慣れているが 島の自生品は大きさが違う。
草みたいな鉢植えと違って ここでは立派な樹だ。
マンリョウ の足元に点々と赤い実が見える。
アオノクマタケラン と教えて頂いた。ショウガ科だと言う。
径1cm程の赤い実をつけたこの草は初見の草だ。
種子を幾粒か採取してきたから雪が融けたら蒔いてみよう。
色の消えた冬枯れの山野では蔓の描く曲線が面白い。
一見不規則に絡み合っているようでもその中に規則性があったりして飽きることが無い。
数年前のナラ枯れで枯死した樹に絡んだこの フジ はすこぶる元気がいい。
日照をさえぎるものが無いからだろうが枯れ木が倒れてしまえば自分も枯れる定めだ。
それを知って一生懸命に実をつけているのかもしれない。
右巻きに絡んでいるこの フジ は関西系のものだと言う。
左巻きに絡むのは関東系で ヤマフジ と呼ぶそうだ。
フジ や ヤマフジ は高山に登らないから三国山脈を越えられないのだという。
魚沼地方は距離的には関東が近いが ヤマフジ が無いのはそのせいらしい。
関西系の フジ は里山を伝って魚沼まで勢力を広げたんだろう。
大和朝廷も フジ のルートを伝ってきたのかもしれない。
一見不規則に絡み合っているようでもその中に規則性があったりして飽きることが無い。
数年前のナラ枯れで枯死した樹に絡んだこの フジ はすこぶる元気がいい。
日照をさえぎるものが無いからだろうが枯れ木が倒れてしまえば自分も枯れる定めだ。
それを知って一生懸命に実をつけているのかもしれない。
右巻きに絡んでいるこの フジ は関西系のものだと言う。
左巻きに絡むのは関東系で ヤマフジ と呼ぶそうだ。
フジ や ヤマフジ は高山に登らないから三国山脈を越えられないのだという。
魚沼地方は距離的には関東が近いが ヤマフジ が無いのはそのせいらしい。
関西系の フジ は里山を伝って魚沼まで勢力を広げたんだろう。
大和朝廷も フジ のルートを伝ってきたのかもしれない。