山肌に芽吹き始めた ブナ を見ながら車を走らせ。
着いた目的地の タチガラ岩ビューポイントは まだ春とは言いにくい景色。
足元から轟々と響く砂防ダムを落ちる水音だけが春の兆し。
雪解け水で満水のダム湖と赤い橋。彼方の山肌には残雪がいっぱい。
その赤い橋の上から下流を見る。柳の木立が水没していた。
冬に見たときは・・・・。
帰路 大白川駅に 撮り鉄さんがいたので時計を見ると16時6分だ。
あと数分で列車が来る時間だ。じゃあ jokichi も・・と車を止めて。
ここまで下ってくると ブナ は新緑。青空が欲しかった。
発電所の取水施設を国道から見下ろす。
取水口が飲みきれない水が堤頂を越えている。
桜の下には 消え残る雪。
(4/29)
小出スキー場 ゲレンデの花は終わったが そこから伸びる林道にはきれいな花が残っていた。
杉林の切れ目は雪解けが遅いから カタクリ の開花も遅かった。
踏みつぶされそうな所に咲く株。
同じ株を振り返ってもう一度。
暗い林をバックに 楽しそうに咲いているみたいです。
ごく淡い色の小型で筒咲き。通販で入手した椿の品種名は マリア様 とあった。
なんとも 畏れ多い名前だ。
花着きも良く 花容も好みのタイプ。
車道から見上げた 素晴らしい群生。でも登って見ると少し遅かった。
咲き遅れた花の向こうに越後駒ケ岳。
昨日降った雨は 山では雪だったらしく 白さが違う。
まだ 蕾の株もあるが これは少数派。
ユキツバキ は日陰に強い。
だから白い花のこの椿を大きく枝を広げた柿の木の根元に植えた。
その方が雪囲いが簡単だから。
ところが 何年経っても大きくならず期待する程に花も咲かせなかった。
4年ほど前に大きくなりすぎた柿の木を切り詰めた。
根元まで陽が差すようになったら俄然椿に元気が出た。
沢山咲かせた花の雄蕊を見ると ユキツバキ ではなく ヤブツバキ系 の花だ。
ヤブツバキ は日向が好きなようだ。