この花を鉢植えで観賞している人は少ないと思う。花を楽しむにはあまりにも小さい花だから。
毛の生えた子房から ミズタマソウ に近い種だと見当はついたが 種名はわからなかった。
タニタデ と言う名前も先輩から教えて頂いてようやくわかった。
やはり ミズタマソウ と一緒の アカバナ科 だった。ホトトギス以上にユニークな花のカタチだ。
この花がもっと大きかったら 色もカタチもいいから きっと人気が出ると思う。
ホトトギス の仲間では一番先に開花するのが タマガワホトトギス のようだ。
棚場の ヤマジノホトトギス もツボミを着けたが開花はまだ先の様だ。
池畔の石に着いた ジャゴケ に根を下ろしたこの株は直射光の当たらないここが気に入ったようだ。
花のカタチは種によって多種多様だが ホトトギス のカタチもユニークでおもしろい。
丸弁の チングルマ を棚場に咲かせることは夢の一つだった。
十数年前 祭礼の露店で買い求めた チングルマ は大株になって二十輪ほど咲くが細弁だ。
種蒔きから何年たったのかわからないが 今年は棚場に丸弁が咲いた。
一昨日の様子です。 ヤマシャクヤク の開花を連想しました。
ここまで開くと(今日)あとは散るばかり。
何回も種蒔きを繰り返しているので いつ蒔いた種子の花か特定できなくなってしまった。
でも 待ち望んだ丸弁の花だ。大株を目ざして大事に育てよう。
春の遅い 浅草山麓エコミュージアム の中でも更に雪融けの遅いエリアで ミネカエデ が咲いた。
葉もまだ開ききっていないようだが急いで花穂を伸ばしている。
霧雨を集めているような葉の開きかたが面白い。
それにしても 葯がこんなに鮮やかな赤色とは 今まで気がつかなかった。
ブナ の林に陽射しと春風をさえぎられる ホウチャクソウ の群れるこの一角の春は遅い。
6月が終わる今 ようやく満開のときを迎えた。
遅い雪解けのあとの急激な温度上昇のためか 葉の展開にむらがあるようだ。
新しく開いた葉ほど展葉にむらがある。
折からの霧雨は小さな水玉になって花に残っていた。
春の遅い 浅草山麓エコミュージアム はまだ春の花が楽しめます。