霧にかすむ ハクサンコザクラ も撮影時間は午後2時だった。(7月26日)
イワイチョウ の間に咲いた株は少し色が薄い。
下の二輪を拡大すると小さな蠅が訪れていた。
登山路の1650mくらいのところにも幾株か咲いている。
これは濃色の株。
こちらは 色薄の株。
爽やかな朝の景色のようだが 午後2時の撮影。
朝から 越後駒ケ岳 駒の小屋 を包んでいた小雨混じりの霧がようやく少し薄くなってきた。
雄蕊は花粉を出して訪れる虫たちを待っているが この天候では・・・・。
登山道に沿って勢いのいい笹の間を縫っていく株かの ミヤマアオヤギソウ が咲いている。
150cmまでも伸びる 里山の アオヤギソウ に比べると 小型の花 ミヤマアオヤギソウ。
花穂の根元に咲く花には子房が見えないから きっと雄花だ。
花穂を先端に向かってゆくと子房のある 雌花 が見えてくるがぴんぼけ画像でごめんなさい。
下界ではとうに種子を風に乗せて旅立たせた ショウジョウバカマ も雪渓では今が花盛り。
流れるガスは花に当たって水滴になる。
雪解けの早かった斜面上部では ハクサンコザクラ が風に揺れている。
向こうの コバイケイソウ の芽は一日で高さが二倍になった。
花色の濃いこの花たちは数日で見えなくなってしまうだろう。
ショウジョウバカマ は葉先に芽を作って増えてゆく。 だから花茎の間隔は葉の長さと同じだ。
岩陰で育ったこの株は雪の圧力から逃れられたのだろう。
顔を出した時にはすでに花茎も伸びている。
あたりをキョロキョロと見まわしているように咲いている。