ピンからキリまで の キリ は桐のことらしい。
だから２０１４年の最後は晴天だった２８日に見た桐のことを。
青空と雪の積もった キリ の枝の対比が面白かった。
雪が積もりやすい小枝は出ない キリ は雪国仕様の樹木と言える。
スギ には幹折れの被害がでるようなべた雪でも キリ は耐えている。
春に開花した花だが果実はまだ完熟していないらしい。
雪融けの頃になると 二つに割れて中から数百の小さな種子を風に乗せて撒き散らす。
独特の香りで虫を呼ぶ花は明るい茶色の豆みたいなツボミで春を待っている。
２０１４年も暮れようとしている。 今年もたくさんの花と出会った。
その たくさんの花の中で 「今年の花」を選ぶとすれば 白花のハクサンコザクラ を一番に挙げる。
白花の咲くことは２年ほど前に 先輩から教わっていたんだが 実際に出会えたのは今年が初めてだ。
標準花は盛りを終えて花びらが傷んでいるが 探し求めていた白花は 今が盛り だった。
一輪しが咲かないその花の開花時期に会えなかったのと 雑な探索のせいだったんだろう。
晴天は一日だけで今日は朝から雨降り。予報では雪に変わるらしい。
マイナス８℃まで下がった夜気で冷え切った道路に降る雨はそのまま氷になっている。
その氷をとかすほどの雨が降ってくれればいいのだが 融けないうちに雪になると大変だ。
昨日の景色を・・・・・。
汽車のダイヤに合わせてきてみればよかったのだが・・・・。
この道も日に何本かのバスも通るんだが・・・・。
ＪＲは只見線 国道は２５２号線 いずれも行先は福島県だが両方とも県境を越えることは出来ない。
朝からすっきりとした青空が広がった。
一日青空は２０日ぶりのことだ。その代償として 朝の気温は －８℃まで下がった。
霧氷の写真を・・・・と思ったが 寒すぎて体はその気になれなかった。
陽が高くなってから クルマで少し走ってみた。
守門岳がきれいに見えたので クルマを止めた。
全貌をすこしズームアップ。
松の枝越しに山頂を。
駒の小屋の周辺には ヒメウメバチソウ の外に コウメバチソウ も咲く。
ヒメウメバチソウ よりすこしだけ大きい花の コウメバチソウ は草原に他の草と混生している。
９月初めは 尾根の草原はすでに紅葉を始めていたが 雪融けの遅かったこの辺の草はまだ青い。
コウメバチソウ と エジウメバチソウ はよく似ているがこの花の仮雄蕊の腺体の数は９本だから
前者でよいと思う。今朝の開花らしく 雄蕊はまだ伸びていない。