異常な小雪の今年だから ザゼンソウ の開花は異常なほど早いんじゃないか・・・と思って行ってみた。
湿原の雪は完全に消えて 枯れた葭原の 水の流れに沿って ザゼンソウ は動き始めていた。
苞 の形に個性があるんですね。中を覗くと開花も始まっていた。
ザゼンソウ の花見にはまだ少し早すぎたが サクラバハンノキ は花盛りだった。
枝先には小さな赤い雌花。雄花は花粉の飛ばし頃。
ネタ切れになったので 例年のように昨年であった 蝶 たちを紹介させて頂きます。
最初は暑い暑い夏の日の思い出。
9月になったと言うのに植物調査の 6日は猛烈に暑い日だった。気温は34℃を記録した。
炎天下の調査は熱中症の危険もあるので午後からは林の中を調査した。
林内は暑さは和らいだが やはり暑さを避けて林内に集まっていたのか 猛烈な蚊の攻撃を受けた。
とても我慢ができなくて 屋内での標本作業にをすることにして 早々に引き上げることにした。
そのとき やはり暑さを避けて林内に避難してきたのか 一頭の ウラギンシジミ に出会った。
運よく木洩れ日のスポットライトが照らしてくれた。
汗だらけの手は 蝶 を呼ぶにはちょうど良かった。
少しくすぐったいが それくらいは 我慢 我慢だ。こんなチャンスは滅多にない。
鉢梅が三分咲きくらいになった。
玄関に入れたら 梅の香りが広がった。
この梅を jokichi にくれたお方は亡くなってから久しい。
背景の絵は昭和40年前半頃の絵だが これを描いた父もなくなってから四半世紀。
描かれた家もすでになく今は更地になっている。
そんなことは知る由もない梅は一枝だけ赤い花を咲かせた。
畑のマルチングの隙間に芽生えた コハコベ が大きく拡がって花を咲かせている。
土中には充分な肥料があるし地上には伸びる茎葉を邪魔するものが無い。
太い茎を八方に伸ばして直径50cmものクッションを作っている。
時節柄 畑に足を運ぶことが無いから コハコベ の天下になっている。
2月に雪の無い畑なんて今までは思ったこともなかった。
ヤマノイモ ほど手ごわい雑草はない。
花が咲くほど大きくならなくても零余子は必ず着けるようだ。
ポロポロと蔓から落ちた零余子はどんな小さなものでも翌年には必ず発芽する。
伸びた蔓を見つけて引き抜いても地中の根は残ってまた芽を伸ばす。
根絶するにはかなりの忍耐力が必要だ。
その零余子が2個 ネズミにも食われず残っていた。
早速 拾い上げ田んぼに投げた。ヤマノイモ は水中では育たない。
近くには ホドイモ の芋が地表に現れていた。地中に出来るはずなのに どうしてだろう。
マメ科の ホドイモ の根に 出来る芋だが 食べられると言う。
だが 地中に戻しておこう。
ホドイモ は植えてから10年近く経過している。変った形の花は咲くのだがまだ豆を見たことが無い。
山野に自生している蔓でも豆の着いた蔓を見たことが無い。
その豆を見たいから。